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コスプレ界のNFTサービス「Curecos(キュアコス)」とは?コスプレトークン(COT)と合わせて解説!

解説系記事

アニメやゲームのキャラクターになりきる趣味として、日本のみならず世界でも定着しているコスプレ文化。言語としては「コスチューム・プレイ」の略であり、いろいろなキャラクターへ変身する楽しさ、非日常的な時間を過ごせること、さらには同じ趣味仲間を見つけて友達を作れる点も魅力と言われています。

そんなコスプレを、最先端の技術であるNFTと融合して新たなサービスとして展開するサイトが「Curecos(キュアコス)」。

ここでは、コスプレ文化をさらに盛り上げるNFTサービス「Curecos(キュアコス)」と暗号資産(仮想通貨)「コスプレトークン(COT)」についてご紹介します。

世界で流行する趣味としてのコスプレ

年に1回ずつ、夏・冬に東京で開催する超大型の同人イベント・コミックマーケットから、各地で定期開催される小~中規模イベントまで、季節を問わず日本中多くの場所で目にできるのがコスプレ。

その文化は日本のみならず世界中に波及し、人種や年齢の関係なく多くのコスプレイヤーを生み出しています。

そんなコスプレに関する市場は年を追う毎に拡大傾向にあり、アニメやゲームと並んで現在注目を集める流行のコンテンツです。

拡大するコスプレ市場と可能性

2021年の報告では、2020年に記録したコスプレ衣装関係の世界市場は36億2,500万ドル以上と言われ、この数字は2027年まで年々伸びていくと予測されています。

コスプレ衣装だけ見ても相当の需要と消費が見込まれていますが、そこに加えて撮影にかかる費用や交通費、イベント参加料金などを含めるとそれ以上に大きな経済効果になると指摘されています。

現在はテレビ・雑誌・インターネットなど各種メディアに出演する人気コスプレイヤーが多く見られますが、市場規模が拡大すればアイドルのようなトップコスプレイヤーはさらに増えていくかもしれません。

そんな情勢に合わせて、新たなNFTサービス「Curecos(キュアコス)」は登場しました。

NFTサービス「Curecos(キュアコス)」とは?

以前より、世界180カ国、100万人以上のユーザーが利用するワールドワイドなコスプレサイト「World Cosplay」や、コスプレ特化型ニュースサイト「Curecos Plus」を運営してきたのが株式会社キュア。

インターネットの発達、SNSの普及も影響して、現在では自分のコスプレ姿を手軽に世界中に発信できるようになっていますが、TwitterやInstagram、TikTokと併せてコスプレに特化したサイトであるWorld Cosplayもその役割を担っています。

そんな中で、同社が2022年6月29日に正式に運営を開始した新たなコスプレサイトが「Curecos(キュアコス)」。

コスプレイヤーやカメラマンのために誕生したこちらのサービスが、従来のSNSと比べてどう違うのか、World Cosplayとの違いはどこにあるのか見ていきましょう。

NFT化されたコスプレ作品の購入ができる

「Curecos(キュアコス)」の特徴の1つとなるのが、NFT化されたデジタル作品を販売・購入できる、ということ。

NFTとは「non fungible token(非代替性トークン)」の略であり、ブロックチェーンを利用してデジタルデータに唯一無二の「本物」という価値を付与できる最先端の技術です。

デジタルデータの性質上、表面上は簡単にコピーはされてしまいますが、NFT化したデータは「発行元のデータが本物である、ロットナンバー付きの希少品である」という証明が可能となり、「Curecos(キュアコス)」で販売されるコスプレ写真にもその技術は応用されています。

さらに、「Curecos(キュアコス)」ではNFTの転売時にそのNFTデータを発行した最初の販売者に売買代金の一部が還元される、というシステムも完備。

NFTデータがただ売られて所有者が変わっていくだけでなく、販売元の発行者にも利益が還元される環境が作られています。

投げ銭機能でコスプレイヤー&カメラマンを応援

「Curecos(キュアコス)」のもう1つの特徴となるのが、投げ銭応援機能です。

これは、「Curecos(キュアコス)」に登録しているコスプレイヤーやカメラマンを応援できる機能であり、暗号資産COT(コスプレトークン)を利用してユーザーに金銭的な支援ができます。

その返礼として、コスプレイヤーやカメラマンが発行するNFTを入手できる、というメリットがあり、ただ一方的に応援するだけでないのが「Curecos(キュアコス)」の投げ銭です。

投げ銭は日本円(クレジットカード)でもOK

さきほどご紹介したように、COT(コスプレトークン)でユーザーを支援すると返礼NFTが貰えますが、これは「Curecos(キュアコス)」の運営が認定したコスプレイヤー・カメラマンのみに限定される機能です。

認定されていないユーザーを応援する場合には、暗号資産COT(コスプレトークン)を利用した投げ銭ではなく、日本円(クレジットカード必須)での投げ銭が可能であり、暗号資産に詳しくない方でもお手軽にユーザーを応援ができます。

もちろん、認定ユーザーにも日本円での支援が可能ですが、その方法だと返礼NFTが貰えないので注意が必要です。

なりすまし防止にも効果を発揮

NFTの特徴である「本物の証明」という機能を利用して、ネット上に横行する「なりすまし」を防止する効果が期待されています。

TwitterやInstagramで、権利者に無断で写真利用するケースがコスプレ界隈でも多く見られますが、「Curecos(キュアコス)」を利用して写真データをNFT化することでその権利を保護する、と言われています。

写真データの唯一性の保証と、権利を保護することによってオリジナルデータに価値を付与するなど、NFT化によって様々なメリットが生まれるのです。

Curecos(キュアコス)を始めてみよう!

それでは、ここからは「Curecos(キュアコス)」の使い方についてご説明していきます。

本サイトはスマートフォン用に最適化されたレイアウトとなっていて、パソコンのウェブブラウザで見てもスマートフォンでアクセスしてもサイトの見方はほぼ同じです。

ユーザー登録をしなくても写真を見ることは可能ですが、COT(コスプレトークン)や現金での支援、写真へのイイネはユーザー登録が必須となっているので、「Curecos(キュアコス)」をフルに楽しむにはアカウントの作成が推奨されます。

また、新規にアカウントを作成しなくても、Google、LINE、Facebook、Twitterのいずれかのアカウントをお持ちなら簡単にログインができるため、お好きな方法でログインしてみましょう。

投げ銭に必要となる暗号資産販売所のアカウント

「Curecos(キュアコス)」でNFTの取引・投げ銭をするには、コスプレトークン(COT)が必要です。

2022年8月現在、コスプレトークン(COT)を日本で売買している暗号資産取引所はZaifサクラエクスチェンジビットコイン(SEBC)の2箇所のみ。

これらの暗号資産取引所でコスプレトークン(COT)を購入するためには各取引所の口座開設が必須となります。

どちらの暗号資産取引所でアカウントを作るにしても、入出金や取引にはユーザー登録を済ませた上で本人確認手続きが必要です。

本人確認手続きには各種身分証明書などが要求され、確認にもある程度の時間がかかることが多いので余裕を持って準備するのが良いでしょう。

コスプレトークン(COT)を入手する

ここでは暗号資産取引所Zaifでのコスプレトークン(COT)の入手についてご説明します。

Zaifの取引方法の1つである「かんたん売買」を使えば、日本円を入力するだけで、現在の価格に応じたコスプレトークン(COT)の即時購入が可能です。

また、欲しい数量のコスプレトークン(COT)を先に入力すれば支払いに必要な日本円も換算されて表示されるため、非常にわかりやすい初心者向けのシステムとなっています。

ただし、この「かんたん売買」では取引時の手数料がやや高くなるため注意が必要です。

Zaifでのもう1つの取引方法が「Orderbook trading」、いわゆる板取引です。

こちらは1コスプレトークン(COT)をいくらで買うか(指値注文)、どれくらいの量を買うかを自分で設定可能であり、その値段で売りたい取引相手がいれば取引が成立します。

こちらは「かんたん売買」に比べて手数料は安くなるため、取引方法としてはやや難しくなりますがオススメの買い方と言えるでしょう。

コスプレトークン(COT)をMetamask(メタマスク)に送金

コスプレトークン(COT)を暗号資産取引所で入手しても、そのまま「Curecos(キュアコス)」で使用できる、というわけではありません。

使用するには暗号資産を管理できるウォレットへの保管が必要であり、「Curecos(キュアコス)」にMetamask(メタマスク)から送金する必要があります。

FirefoxやGoogle Chromeなどのウェブブラウザ用アドオン、iOS・Android端末に対応したアプリが揃っているので、自分の使用環境に合ったアプリをインストールしてウォレットを新規作成し、Zaif等で入手したコスプレトークン(COT)をMetamaskへ送金しましょう。

Curecosでコスプレトークン(COT)を送る

コスプレトークン(COT)での投げ銭が設定されているコスプレイヤー・カメラマンには、画像赤線内のようにユーザーページに「COTを送る」と表示されます。

先のページに進むと、既にそのユーザーの出金先アドレスが入力されているのでそれをコピーし、Metamaskからコスプレトークン(COT)の数量を指定すれば出金が可能です。

ただし、出金時には手数料としてガス代(手数料)が発生します。これは暗号資産イーサリアム(ETH)で支払う必要があるため、Metamaskのウォレットに必要量のイーサリアム(ETH)を持っていなくてはなりません。

イーサリアム(ETH)はコスプレトークン(COT)と同じく、暗号資産取引所において日本円などで入手できます。

Curecosでコスプレトークン(COT)を受け取る

ちなみに、自身のプロフィールページの設定から歯車アイコンの設定に進むと、「Curecos(キュアコス)」独自のウォレットがセットアップできます。これは、コスプレイヤー・カメラマンがコスプレトークン(COT)を受け取るために必要な作業です。

指定したメールアドレス宛にウォレット作成のための認証メールが届き、「Log in to Curecos」をクリックして作業を進めるとCurecosウォレットが作成されます。

こちらは先程Metamaskで作成したウォレットとは別物。「Curecos(キュアコス)」のアカウントに付与される独自のCurecosウォレットであり、「ERC-COT」、「Polygon-COT」、「LP-COT」、「Ploygon(MATIC)」、「イーサリアム(ETH)」、「ERC-USDC」、「Ploygon-USDC」を取り扱っています。

投げ銭応援された側のコスプレイヤーやカメラマンが、Curecosウォレットに送られたコスプレトークン(COT)を他の暗号資産取引所やウォレットに移す、または他のコスプレイヤーを応援する際にもガス代(手数料)としてイーサリアム(ETH)が必要です。

そのため、Curecosウォレットにイーサリアム(ETH)が入っていなくてはいけない、というケースもあるのです。

日本円で投げ銭応援する

先程ご紹介したコスプレトークン(COT)による投げ銭応援は認定されたユーザーのみの機能ですが、写真を投稿した全ユーザーが対象となるのが現金(日本円)による投げ銭応援です。

これは投稿写真に対して100円からコメント付き応援が可能であり、YouTubeなどで見られるスーパーチャット(スパチャ)と似た機能となります。

この機能では、受け取るコスプレイヤー・カメラマン側は投げ銭された金額に応じて「Curecos(キュアコス)」の運営からコスプレトークン(COT)が配布される仕組みとなっています。

手順が複雑なコスプレトークン(COT)での投げ銭に比べて、クレジットカードさえあれば簡単に応援できる手軽さが便利ですが、こちらでの応援では通常だと返礼NFTがない点に注意が必要です。

まとめ:推しコスプレイヤーを応援できる新たな可能性として!

カメラマン&コスプレイヤーにとっては資金面で援助が受けられる手段となり、ファンにとっては気軽に支援できる新たなサービスとなるのが「Curecos(キュアコス)」。

クレジットカードを持っていない方でもコスプレトークン(COT)という形での応援が可能となり、かつ世界中の人々が利用できるという点も大きな魅力となります。

従来のSNSやコスプレ専用サイトから進化した新たなプラットフォームとして、拡大しつつあるコスプレ市場と併せて大きく成長していくかもしれません!

zenzai

zenzai

エンターテイメント関連のWEBライティングを得意とし、SEOを重視したフリーライターとしてアニメや漫画、芸能系のサイトにて豊富なライティング実績あり。また、全くの初心者状態から2017年より仮想通貨の取引を開始し、現在まで各種仮想通貨やトークンについて勉強中。NFTならびにメタバースといった新技術についても強い関心があり、目新しさのある情報を中心に発信していく。
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