Menu

【スマホで簡単】NFTアートとは?NFTアートの特徴や作り方、マーケットプレイスまとめ

ハウツー系記事 解説系記事

Crypto Punksの作品が27億円で落札されたり、インドネシアの大学生の自撮りに1億円以上の価格が付いたりするなど、近頃はNFTアートに注目が集まっています。

NFTアートへの注目度が高まっていますが、そもそもNFTアートとはどういったものなのか、どういった特徴があるのかなどを、詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。

そこで本記事では、NFTアートの概要やメリット・デメリット、どういったNFTアートが販売されているかについて詳しくご紹介します。

記事後半では、話題のNFTアートでの稼ぎ方や稼ぐコツ、作り方なども解説します。

興味のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

なお、NFTアートを始めるにあたって、暗号資産(仮想通貨)取引所の口座開設は必須です。

おすすめの暗号資産取引所については「日本国内の暗号資産取引所の口座開設方法から、トラベルルール、税制までを一気に解説。」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事の構成

NFTアートとは

NFTアートとは、デジタルアートとNFT(Non-Fungible Token)の技術が組み合わさり、唯一無二の価値を持ったものです。

デジタルアートは、PCやタブレット、スマートフォンなどのデジタル端末で作られた作品のことです。

NFTアートには、写真やイラスト、3Dコンテンツ、動画、音声、ゲームのアイテムなどが含まれています。

これまでデジタルデータは、偽造や複製が可能で、本物のデジタルアートを見分けることは非常に困難でした。

また、デジタルデータは改ざんも容易にできるので、どの情報が変わっているのかを見分けることはむずかしいです。

しかし、NFTの技術によって、NFTアートはデジタルデータでありながら、本物のアート作品のように、唯一無二の価値を持つことが可能になりました。

続いて、NFTアートを理解する上で重要なNFTという概念について、詳しく解説します。

そもそもNFTってどういう意味?

NFTとは、Non-Fungible Tokenの略語で、日本語では「非代替性トークン」という意味です。

NFTには、暗号資産の取引にも用いられている、ブロックチェーンと呼ばれる技術が使われています。

NFTには以下のような特徴があります。

  • 代替できない
  • 改ざん・複製ができない
  • 所有者であることが証明できる

NFTは「代替できない」ということが、大きな特徴です。

たとえば、プロ野球選手に直筆でサインしてもらったバットは、代替不可能で同じものが存在しない、唯一無二の一点物です。

それに対し代替性トークンには、ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産、日本円や米ドルといった法定通貨があげられます。

これらの暗号資産や法定通貨は、それぞれがまったく同じような価値を持つので、代替可能です。

また、NFTは改ざんや複製ができないという特徴や、所有者であることを証明できるという特徴があります。

NFTアートの特徴や仕組みについて

NFTアートの仕組みはいたってシンプルで、画像やイラスト、動画、音声などのデジタルアートをNFT化するだけです。

NFTとデジタルアートの紐付けに専門知識は不要で、OpenSeaMagicEdenなどのNFTマーケットプレイスで、簡単に行うことができます。

NFTアートは、NFTの特徴をそのまま引き継いでいるので、以下のような特徴があります。

  • 投資対象となる
  • アーティストに報酬が入る
  • 透明性のある取引ができる

投資対象となる

現実世界で行われているアート投資と同じく、NFTアートも投資対象です。

なかには数億、数十億で落札されるNFTアートもあり、注目度の高さがうかがえます。

長期的な値上がりに期待してホールドする、短期の価格変動で儲けるなど、さまざまな投資手法があります。

アーティストの過去作品や暗号資産市場のチャートを見ながら、投資するNFTアートを決めることが大事です。

アーティストに報酬が入る

現実世界のアート作品は、二次流通でアートの作者に報酬が入ることはありませんでした。

しかしNFTアートなら、取引の状況を追うことが可能です。そのため、転売に応じて作者に報酬が支払われる仕組みが実現しています。

また、NFTマーケットプレイスなどのプラットフォームを使えば、仲介者を通さずに手軽にNFTアートを発行できるので、アートの作者に還元されやすくなっています。

応援するアーティストに報酬が渡りやすくなっているのは、NFTアートの購入者にとっても嬉しいポイントですね。

透明性のある取引ができる

NFTアートは、偽造や改ざん、複製ができないので、透明性のある取引が可能です。

これまでのデジタル作品は、上記のようなことができたため、本物だと証明することがむずかしく、取引の対象となることはあまりありませんでした。

NFTの登場によって、過去の取引までさかのぼって調べることができるので、本物かどうか、怪しい取引が行われていないかを確認した上で、安心して取引できます。

NFTアートのメリット

NFTとデジタルアートが融合したNFTアートのメリットは、以下の3つです。

  1. 唯一無二の価値が保証されている
  2. 誰でも販売・購入ができる
  3. 将来価値が高騰する可能性がある

唯一無二の価値が保証されている

NFTアートは、NFTアートの所有者とNFTアートを一対一で紐付けており、唯一無二の価値が保証されています。

NFTアートの情報は、ブロックチェーン上に記録され、改ざんや変更などの不正が行なえません。そのため、本物の作品かどうか証明することが可能です。

また、二次流通した作品の情報も記録されるので、NFTアートの作者に報酬が支払われます。

デジタルデータに唯一無二の価値を持たせたことや、アートの作者に還元される仕組みがあることが、アーティストを中心にNFTアートが盛り上がっている要因。

購入者と作者の両方にとって、唯一無二の価値があることはメリットです。

誰でも販売・購入ができる

NFTアートは、誰でも販売・購入ができます。

これまでのアート作品といえば、招待制のコミュニティに属した人しか購入できなかったり、有名なアーティストしか出品できなかったりするなどの制限がありました。

NFTアートの場合、NFTマーケットプレイスを通してNFTアートを発行、または購入が簡単に。

特別なコミュニティに入ることや有名である必要もなく、暗号資産とウォレット、NFTマーケットプレイスのアカウントさえあれば、誰でもNFTアートの販売・購入が可能です。

将来価値が高騰する可能性がある

NFTアートは、将来価値が高騰する可能性がある点もメリットです。

世界的に有名な作品に「Crypto Punks」や「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」などがあります。

どちらの作品もリリースされた当初は高額なNFTではありませんでしたが、今では数億円以上で取引される作品も。

Crypto Punksは「NFTが登場した初期の頃の作品」というプレミア価値がついた作品です。BAYCは、独自のコミュニティや有名人も持っているという付加価値から、価格が高騰しました。

このように、NFTアートは将来的な価値が高騰する可能性があるので、投資目的で保有している人も多いです。

NFTアートのデメリット

NFTアートにはメリットだけでなく、以下のような3つのデメリットがあります。

  1. 法整備が曖昧な部分がある
  2. 手数料が高騰する可能性がある
  3. 価値が大幅に下がる可能性もある

法整備が曖昧な部分がある

NFTアートのデメリットとしてもっとも重大なのが、明確な法律が定められていないということです。

NFTは2021年頃から急速に発展した市場なので、所有しているNFTの著作権は誰に渡るのかや、詐欺にあった際の対応など、まだ法整備が曖昧な部分があります。

そのため、NFTアートに関するトラブルに巻き込まれるリスクや、意図せず加害者になってしまう可能性があります。

NFTアートを楽しむには、法整備に注目しておくことが必要です。

手数料が高騰する可能性がある

NFTの販売・購入には、ネットワーク手数料、通称ガス代がかかります。

ガス代は、マイナーと呼ばれるブロックチェーン上の取引を監視し、セキュリティを高める人への報酬として支払われるものです。

ガス代は、トランザクションが混雑した場合に高騰する傾向にあり、NFT本体の価格よりも高くなったり、ときには10万円以上したりするなど、問題視されています。

また、ガス代の支払いには、ブロックチェーンごとに暗号資産が設定されており、暗号資産の値上がりによってもガス代は高騰します。

上記のように、NFTアートは、NFTの購入・販売にかかる手数料が高騰する点がデメリットです。

価値が大幅に下がる可能性もある

NFTアートは、価値が大幅に下がる可能性がある点もデメリットです。

NFTアートは、ブロックチェーンと暗号資産を使って取引が行われます。そのため、暗号資産市場の影響を受けやすく、暗号資産の暴落に伴い、NFTアートの価格が落ちる可能性があります。

暗号資産市場と密接に関わっているので、投機的な要素が強く、損をするリスクもあることを理解しておかなければなりません。

また、大量にNFTアートが出回るなどして需要と供給のバランスが崩れると、NFTアートの価値が下がります。

NFTアートとして販売できるもの一例

NFTアートは、デジタルデータなら基本的になんでも販売できます。

NFTアートとして販売できるものの一例を、5つ紹介します。

  1. デジタルアート
  2. 音声・動画
  3. ツイッターの投稿内容
  4. ドメイン
  5. ゲームのアイテム

デジタルアート

NFTアートとしてもっとも多く見られるのが、デジタルアートです。

写真やイラストなど、数多くのデジタルアートの作品があります。

先ほど紹介した「Crypto Punks」「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」もデジタルアートの一例。

NFTの登場によって、アートの作者に報酬が入りやすくなったことで、イラストレーターを中心に盛り上がっている領域です。

NFTアートのなかでも、もっとも取り組みやすいジャンルといえるでしょう。

音声・動画

音声・動画も特別なNFTとして、人気が高まっています。

音楽は、音楽ストリーミングサービスが普及したことや、YouTubeで無料で音源を聞けることなどから、お金をかける対象にならず、アーティストに報酬が入りづらい仕組みでした。

音楽を含む音声をNFTにすることにより、誰でも聞けるものではなく、唯一無二の音声データとなるので、高い価値を生むことに。

小室哲哉氏によるNFT楽曲や、日本人覆面アーティストのAmPmなどの作品が有名です。

動画も同じく、これまでは無料で見るものでしたが、NFTの登場によって特別感を楽しめるようになりました。

VRアーティストのせきぐちあいみ氏の作品は約1,300万円、Charlie bit my finger
という作品は約8,000万円と高値で落札されています。

ツイッターの投稿内容

ツイッターの投稿内容も、NFTアートとして取引されています。

過去には、TwitterのCEO:ジャック・ドーシー氏の投稿や、ソフトバンク創設者の孫正義氏のツイートが売りに出されました。

Twitterのアカウント自体を、NFTにして販売・購入のできる専用のNFTマーケットプレイス「OWNERS(オーナーズ)」というものも出てきています。

ドメイン

暗号資産やNFTの取引には、26〜42文字のランダムな英数字の暗号化アドレスが使われています。

これらの暗号化アドレスは取引ごとに必要で、仮に間違えたアドレスを入力してしまうと、暗号資産やNFTを失うことにつながります。

そこで登場したのが、NFTドメインです。暗号化アドレスを任意の文字列に変換して、登録できます。

NFTドメインを登録することで、複数の暗号化アドレスを一元管理でき、送金先が非常にわかりやすくなるという点がメリットです。

NFTドメインが普及すれば、Eメールを送るような感覚で、暗号資産やNFTの送受信が可能になるでしょう。

ゲームのアイテム

NFTゲームのアイテムも、NFTアートとして販売・購入が可能です。

NFTゲームは、ゲームで遊んで稼ぐP2Eとして話題となりました。そのNFTゲームで使われるNFTアイテムも、NFTマーケットプレイスで取引されています。

プラットフォームごとに販売されているゲームアイテムは異なり、OpenSeaでは、The SandboxのLANDや、Axie Infinityのアクシー、MagicEdenではSTEPNのバーチャルスニーカーなどが販売されています。

どんなNFTアートが売れているの?

どういったNFTアートが売れているのかについて、解説します。

有名なNFTアートには、以下のようなものがあります。

  1. Beeple氏:Everydays-The First 5000 Days
  2. Zombie Zoo Keeper氏:夏休みの自由研究で作った作品
  3. 1SEC社:バーチャルスニーカー
  4. Twitter CEO:最初のツイート

Beeple氏:Everydays-The First 5000 Days

Beeple氏の「Everydays-The First 5000 Days」という作品は、Beeple氏が13年半、
5,000日もの歳月をかけて制作。

この作品は、250年以上の歴史を誇る大手オークションサイトChristie’s(クリスティーズ)で販売されました。

入札当初の価格は1万円ほどでしたが、最終的には約75億円で落札されています。

Zombie Zoo Keeper氏:夏休みの自由研究で作った作品

Zombie Zoo Keeper氏は8歳のとき、夏休みの自由研究でNFT「Zombie Zoo」を作りました。

出品された当初はなかなか芽が出ませんでしたが、世界的に有名なDJ「スティーブ・アオキ氏」が購入したり、ニュース番組に出たりするなどして話題に。

ゾンビの動物園をモチーフにしており、OpenSeaでの取引総額は123ETH(約3,300万円)、最高額は2.5ETH(約67万円)、floor priceは0.3ETH(約8万円)と人気の作品です。

Zombie Zoo Keeper氏の作品はアニメ化されたり、個展が開かれたりするなど、NFT以外の領域でも注目を浴びています。

1SEC社:バーチャルスニーカー

1SEC社がリリースしたバーチャルスニーカーは、日本初のバーチャルスニーカー。

このバーチャルスニーカーは、メタバース上の自分のアバターに履かせることで、デジタルファッションを楽しめます。

約140万円で販売されましたが、わずか9分で完売し、話題となりました。

Twitter CEO:最初のツイート

Twitter CEO「ジャック・ドーシー氏」による最初のツイートが2020年12月に販売され、約3億円で落札されました。

この売上はすぐにビットコインに換金され、アフリカ地域支援の非営利団体GiveDirectlyに全額寄付したと、ジャック・ドーシー氏は明らかにしています。

3億円で落札したエスタビ氏は、2022年4月にこのツイートのNFTをオークションに出していますが、わずか100万円ほどの落札オファーにとどまっていたようです。

NFTアートのマーケットプレイス5選

NFTアートを販売・購入できるNFTマーケットプレイス5選をご紹介します。

  1. OpenSea
  2. LooksRare
  3. MagicEden
  4. Foundation
  5. Rarible

OpenSea

OpenSeaでは、非常に多くのNFT作品が取引されています。

200万ものコレクション、8,000万以上のNFT、取引総額200億ドルを超える世界最大級のNFTマーケットプレイスです。

OpenSeaでは、以下のブロックチェーンに対応しており、ブロックチェーンを超えた多用な取引が可能です。

  • ETH(イーサリアム)
  • MATIC(マティック)
  • KLAY(クレイトン)
  • XTZ(テゾス)

日本語には対応していませんが、直感的な操作でNFTの販売・購入ができるので、初心者にはおすすめのNFTマーケットプレイスです。

LooksRare

LooksRareは、2022年1月に誕生した新しいNFTマーケットプレイス。

先ほど紹介したOpenSeaのユーザーに対して、独自トークン「LOOKS」をエアドロップするなどして囲い込む作戦、通称ヴァンパイア攻撃を行っています。

新しいNFTマーケットプレイスでありながら、OpenSeaの取引量を上回るなど、今後の発展に期待です。

MagicEden

MagicEdenは、ソラナチェーンをベースとしたNFTマーケットプレイスです。

MagicEden最大の特徴は、ガス代の安さでしょう。OpenSeaでは、ガス代が数千円〜数万円しますが、MagicEdenでは数十円ほどです。

過去には、OpenSeaの取引件数を上回るなど、注目度の高さがうかがえます。

また、NFTゲームのアイテムも充実しており、Eden Gamesでは35種類以上のゲームアイテムを取り扱っています。

Foundation

Foundationは、2021年2月にリリースされたNFTマーケットプレイスです。

Foundation最大の特徴は、招待制のNFTマーケットプレイスであること。

ほとんどのNFTマーケットプレイスは、ウォレットとアカウントがあれば取引を始められますが、Foundationの場合、事前に招待される必要があります。

始めるハードルは高いですが、参入者が少なくなるので、高値で販売しやすくなるというメリットがあります。

Rarible

Raribleは、独自トークン「RARI」を発行しているNFTマーケットプレイスです。

多くのNFTマーケットプレイスと同じように、NFTアートや音楽、動画、NFTドメイン、メタバースの土地などの取引が可能。

ブロックチェーンは、以下の3つに対応しています。

  • ETH(イーサリアム)
  • XTZ(テゾス)
  • FLOW(フロー)

RARIは、Raribleでのガス代の支払いだけでなく、ガバナンストークンとしての役割もあるので、運営の方向性を決められる点も特徴です。

NFTアートを作って出品するための5ステップ

NFTアートを作って出品するための5ステップは、以下のとおりです。

  1. デジタル作品を作る
  2. 暗号資産を購入する
  3. ウォレットを作る
  4. マーケットプレイスの登録
  5. マーケットプレイスで出品

1:デジタル作品を作る

まずは、販売するデジタル作品を作ります。

NFTといっても特別なデータ形式があるわけではないので、画像ならJPGファイルやPNGファイル、音声ファイルならMP3ファイル、動画ならMP4ファイルとなんでも問題ありません。

ただ、デジタル作品で注意しなければならないのは、必ず著作権を侵害しない作品をつくるということです。

自分自身に著作権のある、オリジナルのコンテンツを作るようにしましょう。

2:暗号資産を購入する

オリジナルのコンテンツを作成したら、暗号資産を購入します。こちらで購入する暗号資産は、ガス代の支払いに必要となるものです。

暗号資産を購入するには、暗号資産取引所の口座が必要です。

国内暗号資産取引所の比較は「日本国内の暗号資産取引所の口座開設方法から、トラベルルール、税制までを一気に解説。」で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

暗号資産取引所の口座開設にあたって、以下のものを準備しましょう。

  • メールアドレスと電話番号
  • 本人確認書類
    • 運転免許書
    • パスポート
    • 個人番号カード
    • 住民基本台帳カード
  • PCもしくはスマートフォン

3:ウォレットを作る

購入した暗号資産やNFTを管理するためには、ウォレットが必要です。

ウォレットには、いくつか種類がありますが、おすすめのウォレットは日本語にも対応していて使いやすいMetaMaskです。

MetaMaskのインストール方法や各種設定については「初心者でもMetaMaskが使えるようになる。設定から送金方法までわかりやすく解説。」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

なお、ガス代のために暗号資産をウォレットに送金する必要がありますが、ウォレットアドレスを間違えないように注意。

もし間違えてしまうと、暗号資産やNFTを紛失したり、盗難されたりするので、手入力ではなくコピペするのがおすすめです。

4:マーケットプレイスの登録

続いて、NFTマーケットプレイスに登録します。

NFTマーケットプレイスにも色々ありますが、取引量とユーザー数の多いOpenSeaが初心者にはおすすめです。

NFTマーケットプレイスの登録には、メールアドレスとウォレットアドレスが必要です。

メールアドレスを登録し、先ほど作成したウォレットとNFTマーケットプレイスのアカウントを紐付けます。

OpenSeaの登録方法や各種設定については「OpenSeaの使い方は?出品や購入方法、注意点まで徹底解説!」で解説しているので、ぜひ参考にしてください。

5:マーケットプレイスで出品

NFTマーケットプレイスのアカウントを作成できたら、NFTを作成し発行しましょう。この工程を「Mint(ミント)」といいます。

Mintが完了すれば、ただのデジタルデータではなく、NFTアートとして唯一無二の存在になります。

ほとんどのNFTマーケットプレイスでは、ミントする際にガス代が発生するので、安い時間帯を狙ってMintするといいでしょう。

NFTの転売が稼げると言われている理由

NFTの転売が稼げると言われている理由には、以下のようなものがあります。

  1. NFT市場が注目され拡大しているから
  2. 他の市場と比べるとライバルが少ないから
  3. 値上がりが期待できるNFTを安く買えるから

NFT市場が注目され拡大しているから

NFTは2010年代後半に誕生した技術で、2021年に広く知れ渡りました。

NFT市場は、一般人間の取引だけでなく、多くの大手企業が参入しています。

取引額は、2022年の30億ドルから2027年には136億ドルに達すると予想されています。今後は、より一般的に取引されることになるでしょう。

NFTにはデジタルデータに資産価値を付与するという、今までになかった画期的な技術が使われており、今後も用途が広がっていくと期待できます。

このようにNFT市場は拡大しつつあるので、NFTの転売も稼げると言われています。

他の市場と比べるとライバルが少ないから

NFT市場が盛り上がっているとはいえ、まだまだ一般的には普及していません。

このことは、チャンスと捉えることもできます。

インターネット黎明期に力を入れた企業は、GAFAと呼ばれる巨大企業になっていることから分かるように、市場のライバルが少ないときに活動すれば、大きく稼げるチャンスがあります。

NFT転売もインターネット黎明期と同じく、市場にライバルが少ないので、先行者利益を獲得できる可能性があるのです。

値上がりが期待できるNFTを安く買えるから

高額で取引されるNFTアートも、リリース当初は低価格で販売されていることが多いです。

値上がりが期待できるNFTを安く買えるので、NFT転売は稼げると言われています。

NFTアート作品の転売のコツ

NFTアート作品の転売の際は、以下の4つのコツを意識しましょう。

  1. 市場分析を必ずおこなう
  2. NFTアート作品を安値で購入する
  3. NFTアート作品をしばらく保有して値上がりを待つ
  4. 適切なNFTマーケットプレイスを選択して転売する

市場分析を必ずおこなう

NFTアート作品を転売する際は、必ず市場分析を行いましょう。

どんなNFTアートも売れるわけではないので、どんなジャンルのNFTアートが人気なのかや、今のトレンドはどういったものかなどを、しっかりと抑えてください。

市場分析が甘いと、NFT転売で稼ぐことはむずかしくなるので、丁寧に分析することが大事です。

NFTアート作品を安値で購入する

市場選定を行ったら、NFTアート作品を安値で購入します。

先ほどからお話しているように、高額なNFTアート作品もリリース当初は低価格で取引されています。そのため、リリースされたばかりのNFTアート、作品は狙い目です。

価格が上がりそうなNFTアート作品を見つけたら、なるべく安値で購入しましょう。高値づかみをしてしまわないように、注意してください。

NFTアート作品をしばらく保有して値上がりを待つ

値上がりしそうなNFTアート作品を購入したら、しばらく保有して値上がりを待ちます。

NFTアート作品のなかには、当初の価格に比べて何十倍、何百倍にもなるものがあるので、それまで売りたい気持ちを抑えて、時機をうかがいます。

自分のなかで「◯◯倍になったら売ろう」と、基準を設けてみるのもいいかもしれません。

適切なNFTマーケットプレイスを選択して転売する

いくつかのNFTマーケットプレイスがあるので、どれを選ぶかも大事です。

なるべくユーザー数と取引量が多く、安全性の高いNFTマーケットプレイスを選択しましょう。

OpenSeaなら、ユーザー数も取引量も十分かつ、二次流通も盛んなので、迷ったらOpenSeaで問題ありません。

NFTアート作品を転売するときに気を付けること

NFTアート作品を転売するときには、以下の3つのことに気をつけてください。

  1. 偽物を買わない
  2. 詐欺に気を付ける
  3. 英語での情報収集も行う

偽物を買わない

NFTアート作品を転売するときに、特に気をつけなければならないのは、偽物を買わないということです。

偽物を買ってしまわないためにも、以下の3点に注意しましょう。

  • 公式マークが付いているか
  • スペルは正しいか
  • 十分な取引量があるか

運営元の公式Twitterや公式Webサイトから購入すると、安心です。

詐欺に気を付ける

NFTの売買では、詐欺が横行しています。

特に多いのが、ウォレットアドレスやシークレットフレーズを入力させるものです。

これらを教えてしまうと、ウォレットに入っている暗号資産とNFTが盗まれてしまうので、絶対に教えてはいけません。

公式を装って入力を促すことがあるようなので、注意しましょう。

英語での情報収集も行う

NFTに関わる情報は、英語が基本です。実際、世界最大級のNFTマーケットプレイスのOpenSeaは日本語に対応していません。

そのため、情報収集は英語で行うようにしましょう。

ただ、Google翻訳DeepLなどの翻訳ツールを活用すれば、問題なく対応可能です。

NFTアートの特徴や作り方:まとめ

本記事では、今話題となっているNFTアートの概要やメリット・デメリット、そしてどういった作品があるのかについて解説しました。

NFTとはNon-Fungible Tokenの略で、デジタルアートに唯一無二の価値を付与しています。

NFTアートには、以下のような3つのメリットがあります。

  1. 唯一無二の価値が保証されている
  2. 誰でも販売・購入ができる
  3. 将来価値が高騰する可能性がある

NFTマーケットプレイスを使えば、誰でも簡単にNFTを販売・購入することができるので、興味のある方は、ぜひ試してみるといいでしょう。

また、NFTアートは転売で稼ぐこともできます。市場分析を行い、安値で購入しつつ値上がりを待てば、稼ぐことが可能です。

このとき、偽物を買ったり、詐欺にあったりしないように注意しましょう。

本記事を参考に、NFTアートに挑戦してみてはいかがでしょうか。

kid

kid

Web3.0ジャンル専門のフリーランスWebライターとして活動中。ビットコインをはじめとする暗号資産、および国内・国外のさまざまなNFTを保有。暗号資産やブロックチェーン、NFTなどを「とことん分かりやすく」解説するのがモットー。多くの人がWeb3.0に興味を持つきっかけとなるような記事を書いている。
Author