2021年から日本でもNFTが流行して以降、TwitterなどSNSのプロフィール画像をNFTにする人も多くなってきました。
そんなNFTのプロフィール画像の中でも、独特なデザインで一際目立っているのがVeryLongAnimals(ベリーロングアニマルズ)です。
この記事では、VeryLongAnimalsという顔が長いNFTのデザインを採用しているNFTコレクションの特徴や、今後の将来性などをわかりやすく解説していきます。
また、VeryLongAnimalsから派生した二次創作のNFTコレクションもいくつかご紹介していくので、興味のある方は最後までご覧ください。
この記事の構成
VeryLongAnimals(ベリーロングアニマルズ)の4つの特徴を徹底解説
まずは、VeryLongAnimalsというNFTコレクションの4つの特徴をご紹介していきます。
- 頭の長い動物をデザインとしている日本発のNFTコレクション
- 創業者の河明宗氏の手で1点ずつ作成されている
- NFTの発行数が少なく、1体の価値が高まりやすい
- リリース直後から大きな話題となり、一時期フロアプライスが10ETHを突破
上記の特徴について、それぞれ順番に確認していきましょう。
顔が長い動物をデザインとしている日本発のNFTコレクション
画像引用元:VeryLongAnimals公式サイト
VeryLongAnimalsとは、その名前の通り「非常に顔が長い動物」をデザインとしているNFTコレクションです。
2022年2月に日本でリリースされた比較的新しいプロジェクトとなっており、通称「ベリロン」と呼ばれるなど、一部のユーザーから熱狂的な支持を受けています。
VeryLongAnimals KINGDOMhttps://t.co/iuunIqaweV pic.twitter.com/HorEJsD0L8
— Akim@ベリロン開祖 (@gdvonly) March 1, 2022
また、VeryLongAnimals KINGDOMというTwitterコミュニティでは、上記のように動物の泣き声を真似して他のユーザーとの交流などが行われています。
他のNFTプロジェクトと比べても、コミュニティに属するユーザー同士の連帯がかなり強いプロジェクトと言えるかもしれません。
他にも、商用・非商用に限らずデザインを使用したり、二次創作の販売などが全て許可されているため、様々な二次創作NFTが誕生していることも大きな特徴と言えるでしょう。
創業者の河明宗氏の手で1点ずつ作成されている
そんなVeryLongAnimalsですが、プロジェクトの創業者である河明宗氏の手で1点ずつ作成されているという点も特徴の一つとなっています。
ここ最近では、複数のパーツをアルゴリズムで組み合わせて自動生成するジェネラティブNFTコレクションが流行しており、1度に1万作品など多くのNFTを発行するのが主流となっています。
しかし、VeryLongAnimalsのNFTは全て1点ものであり、似通ったデザインのNFTが他に存在していません。
NFTの発行数が合計100体と少なく、1体の価値が高まりやすい
上記でご紹介したように、VeryLongAnimalsは1点ずつ手書きで作成されているNFTであるため、発行数が非常に少ないという特徴があります。
また、2022年11月に100体目のNFTの発行を節目とし、創業者の河明宗氏からコレクションの完走が宣言されました。
改めまして締めのご挨拶です!
今年の2月25日から運営しておりました、VeryLongAnimals GENESISコレクションは先日11月11日にmintされた100体目、VeryLongLionをもちまして、無事完走致しました!
まず感謝を伝えたいのは、コミュニティの皆様です。
最後まで熱い応援、ありがとうございました! pic.twitter.com/wMLWRlCajK
— Akim@ベリロン開祖 (@gdvonly) November 14, 2022
もともとの発行枚数が少ないことに加え、今後新規発行が行われないことを考えると、1つのNFTの価値が高まりやすい傾向にあると言えるでしょう。
なお、後に詳しくご紹介しますが、VeryLongAnimalsの終了に伴い、今後は「VeryLongAnimals Accelerator(ベリーロングアニマルズ アクセラレーター)」という新規プロジェクトのリリースを予定しています。
リリース直後から大きな話題となり、一時期平均価格が10ETHを突破
VeryLongAnimalsは、リリース直後から大きな話題となり、販売開始からわずか3時間で当初の9体が全て売り切れ、販売開始5日後には取引高が1.3ETHを超えました。
また、一時期は平均価格が10ETHを超えていたタイミングもあるなど、日本のNFT市場において屈指のコレクションに成長したと言えるでしょう。
現在は暗号資産(仮想通貨)の冬の時代とは言われていますが、それでもフロアプライスは約4ETHを推移しており、高額な価格帯で取引が行われています。
VeryLongAnimals(ベリーロングアニマルズ)の今後の展望や将来性
このように非常に人気が高いVeryLongAnimalsですが、今後の展望や将来性はどうなのでしょうか?
ここでは、今後考えられる以下の3つの見通しをご紹介していきます。
・ブロックチェーン関連の企業・プロジェクトとのコラボが行われる
・コミュニティのさらなる盛り上がり
・VeryLongAnimals Acceleratorという新しいコレクションがリリースされる
ブロックチェーン関連の企業・プロジェクトとのコラボが行われる
VeryLongAnimalsの今後の展望として、様々なブロックチェーン関連の企業・プロジェクトとのコラボが行われると考えられます。
実際、2022年10月にはウォレットアドレスでメッセージのやりとりができるDecentralized Message Transfer Protocol(DMTP)とコラボし、DMTP内で使用できるNFTスタンプにVeryLongAnimalsが採用されました。
また、翌11月には日本円にペッグするステーブルコイン「YEN」を発行するYEN株式会社と提携を行い、NFTを日本円で購入できる「ベリロンエン払い」のサービス提供が開始されています。
このように、今後も様々な企業やプロジェクトと連携し、新たな取り組みを行っていくと予想できるでしょう。
コミュニティのさらなる盛り上がり
VeryLongAnimalsは、非常に活発なコミュニティを持つNFTコレクションであり、NFT保有者自らがプロジェクトを盛り上げようとする意思が強い特徴があります。
過去には、2回にわたって大規模なオフ会を開催しており、総勢100名を超える方が参加するなど、そのコミュニティの輪を広げ続けています。
画像引用元:VeryLongAnimals公式サイト
また2022年9月には、「超ベリベリジャンボ祭」というVeryLongAnimalsが主催する大規模イベントがDMM.com本社で開催され、200名を超えるWeb3.0業界の起業家・経営者が参加しました。
他にも「ベリロンポテト」と呼ばれるコミュニティポイントが存在しており、二次創作の作成やオフ会の主催など、コミュニティを盛り上げた方に配布される仕組みが存在しています。
貯まったベリロンポテトは、「Nintendo Switch」や「ベリロンTシャツ」などと交換できるなど、今後さらにコミュニティを盛り上げていく重要な要素になっていくでしょう。
VeryLongAnimals Acceleratorという新しいコレクションがリリースされる
画像引用元:VeryLongAnimals公式サイト
VeryLongAnimalsでは、今後「VeryLongAnimals Accelerator」と呼ばれる新しいNFTコレクションのリリースを計画しています。
まだ販売時期などの詳細は不明ですが、イーサリアムブロックチェーン上のフルオンチェーンNFTとして販売される予定です。
オリジナルのVeryLongAnimalsがこれだけ人気を集めていることを考えると、VeryLongAnimals Acceleratorに関してもリリース後に大きな注目が集まると予想できるでしょう。
※フルオンチェーンNFTとは、画像そのものをブロックチェーン上に記録しているNFTのこと。多くのNFTは、画像が保存されているIPFSのURLなどのメタデータのみをブロックチェーンに記録している。
VeryLongAnimals(ベリーロングアニマルズ)から派生した二次創作NFT4選
前半でもご紹介したように、VeryLongAnimalsでは二次創作の作成・販売を全面的に許可しており、複数の二次創作NFTがリリースされています。
記事の最後に、以下の4つのVeryLongAnimalsの二次創作NFTをご紹介していきます。
- Very Long CNP
- VeryLongAnimalBabies
- VeryLongAnimalGirls
- VeryLongAnimals_Papers
Very Long CNP
Very Long CNPとは、VeryLongAnimalsとCryptoNinja Partners(CNP)というNFTコレクションがコラボした二次創作NFTです。
デザインはCNPの顔を長く描いたイラストとなっており、合計11,107点のNFTが発行されています。
2022年12月現在、これまでの取引高が324ETHを超えるなど、最も人気がある二次創作NFTと言えるでしょう。
VeryLongAnimalBabies
VeryLongAnimalBabiesとは、「まだロングになれていない赤ん坊のNFT」という設定で発行されている二次創作NFTです。
価格も比較的安く、かつガス代を抑えられるPolygonチェーンで発行されているので、初心者でも購入しやすいと言えるでしょう。
また、前述のコミュニティポイントである「ベリロンポテト」で購入できるという特徴も持っています。
VeryLongAnimalGirls
VeryLongAnimalGirlsは、顔が長い女性の動物を描いた二次創作のNFTコレクションです。
通称「ベリロンガールズ」と呼ばれており、二次創作ではめずらしく公式サイトも用意されているなど、しっかりとした運営が行われています。
VeryLongAnimals_Papers
VeryLongAnimals_Papersは、トイレットペーパーになってしまったベリロンをデザインとしているNFTコレクションです。
かなりネタ要素の強い作品ですが、こういった二次創作NFTが300種類近くリリースされており、VeryLongAnimalsのコミュニティの活発さを表していると言えるでしょう。
VeryLongAnimals(ベリーロングアニマルズ)の特徴や今後の将来性まとめ
今回の記事では、顔の長い独特なデザインで存在感を放つVeryLongAnimals(ベリーロングアニマルズ)の特徴などを解説してきました。
VeryLongAnimalsは、リリースから短期間で大きな成長を遂げてきたプロジェクトとなっており、現在では高額な価格帯で取引される人気NFTとなっています。
また、国内ではめずらしい熱狂的なコミュニティを持つことも特徴の一つで、ベリロンポテトをはじめとした独自の仕組みを取り入れ、プロジェクトの発展に取り組んでいます。
今後は「VeryLongAnimals Accelerator」というフルオンチェーンNFTもリリースする予定など、継続して注目を集めていくNFTプロジェクトだと言えるでしょう。