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国産NFTマーケットプレイスHEXA(ヘキサ)の特徴や使い方をわかりやすく解説

ハウツー系記事 解説系記事

NFTの取引をする際には、OpenSeaなど海外のNFTマーケットプレイスを利用することが一般的ですが、徐々に日本発のマーケットプレイスも登場してきています。

その中の一つとして、2021年に正式リリースされたHEXA(ヘキサ)を挙げることができるでしょう。

この記事では、HEXAの特徴やNFTの購入・出品方法といった使い方をわかりやすく解説していきます。

また、HEXAを利用する前に知っておきたい注意点についてもご紹介していくので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

HEXA(ヘキサ)とはどんなNFTマーケットプレイス?4つの特徴を徹底解説

まずは、HEXAとはどのようなNFTマーケットプレイスなのか?という点をご紹介していきます。

以下の4つの特徴について、それぞれ詳しく確認していきましょう。

  • 日本円でNFTの売買ができる国内発のNFTマーケットプレイス
  • HEXA LAND Residentsという住民票NFTの発行など独自の取り組みを行っている
  • スポーツ選手や著名人に関連したNFTが出品されている
  • NFT Spoofing(なりすまし)対策が行われている

日本円でNFTの売買ができる国内発のNFTマーケットプレイス

HEXAとは、2021年にメディアエクイティ株式会社によって設立された、国内発のNFTマーケットプレイスです。

最も大きな特徴は、日本円でNFTの売買ができることであり、通常のNFT売買で必要になる「暗号資産・ウォレット・ガス代」などが全て必要ありません(暗号資産での決済をする場合は必要)。

こういった特徴から、これまで暗号資産やNFTに触れたことがない方でも簡単に利用することが可能であり、ネットショッピングと同じような感覚でNFTを購入することができます。

他にも、NFTを購入した人だけが見れる画像やメッセージが入った「袋とじNFT」という機能もあるなど、特徴的なサービスを提供しているマーケットプレイスだと言えるでしょう。

HEXA LAND Residentsという住民票NFTの発行など独自の取り組みを行っている

画像引用元:HEXA公式サイト

そんなHEXAですが、「HEXA LAND Residents」という住民票の役割を持つNFTが発行されています。

この住民票NFTを保有している方は、HEXAのメタバース上で自分が持っているNFTを展示することが可能であり、他のユーザーを招待するなどして楽しむことができます。

他にも「HEXA LAND」というメタバース上の土地NFTも販売しており、保有者はHEXAのプラットフォームで広告を出稿できる権利が得られます。

この広告枠NFTを通じたTokenomicsのことを「Hexanomics(ヘキサノミクス)」と読んでおり、現在運営も大きな力を入れている分野です。

スポーツ選手や著名人に関連したNFTが出品されている

HEXAの特徴として、スポーツ選手や著名人に関連した、複数のNFTが出品されています。

有名なNFTとしては、元サッカー日本代表の森重真人選手や、ドバイ在住の実業家である与沢翼氏のツイートNFTが挙げられるでしょう。

特に、与沢翼氏が2021年5月25日につぶやいたツイートNFTは、42ETH(当時10,413,690円)という驚くべき金額で取引されました。

こういった著名人によるNFTが発行されている点は、HEXAの特徴の一つと言えるでしょう。

NFT Spoofing(なりすまし)対策が行われている

HEXAの特徴的なサービスとして、NFT Spoofing(なりすまし)対策が行われていることも挙げられます。

NFT Spoofingとは、発行されているNFTの元画像をそのままコピーし、別のNFTとして発行することで、あたかも本物かのようになりすます行為のことです。

実際、OpenSeaなどのマーケットプレイスでもNFT Spoofingは多数行われており、本物と全く同じ画像のNFTが出品されているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか?

HEXAでは、このNFT Spoofingを防ぐためにTwitterとHEXAアカウントの紐付けを行うだけでなく、なりすましを防ぐための固有のIDなどを含めたメタデータをブロックチェーンに記録しています。

画像引用元:NFT Spoofing(なりすまし)対策

もし仮に、なりすましをしたNFTが発行されたとしても、中身を確認することで本物のNFTのコントラクトアドレスが表示される仕組みになっているため、偽物かどうかを見分けることが可能です。

最近では、NFTに関連する詐欺が多発しているので、こういった対策が行われている点はプラットフォームを利用するメリットになると思われます。

HEXA(ヘキサ)を利用するためにはTwitterとの連携が必要

ここまでHEXAの特徴について解説してきましたが、ここからは具体的な使い方をご紹介していきます。

先ほど解説した通り、HEXAではNFT Spoofing対策として、Twitterアカウントとの紐付けを行わない限り、NFTの売買や発行が利用できない仕組みとなっています。

そのためにも、まずはHEXA公式サイトにアクセスし、画面右上の「ログイン」をクリックしてTwitterとの連携を行っていきましょう。

画面が切り替わるので、Twitterの「ユーザー名(メールアドレス)」「パスワード」を入力してログインしてください。

Twitterとの連携ができれば、HEXAを利用することができるようになります。

HEXA(ヘキサ)でNFTを購入する方法

まずは、HEXAのプラットフォームでNFTを購入する方法を確認していきましょう。

以下の手順に沿って、購入方法をご紹介していきます。

  • HEXAのマーケットプレイスでNFTを検索する
  • 欲しいNFTが見つかったら、NFTの購入手続きを完了させる

HEXAのマーケットプレイスでNFTを検索する

NFTを購入するためにも、まずは購入したいと思えるNFTを検索していきましょう。

HEXAでNFTを検索する場合には、まず画面の左中央にある「NFTを探す」をクリックして、販売ページに移動します。

もしくは、画面上部の「NFTカテゴリ」から販売ページにアクセスすることも可能です。

販売ページに移動できたら、次に細かい条件を設定してNFTの検索を行っていきます。

画面の左側にある赤枠で示した箇所では、「ステータス」「販売形式」「ブロックチェーン」「支払い通貨」などでNFTを絞り込むことができます。

また、画面右上にあるプルダウンでは「新着順」「価格」「フォロワー数」などでソートすることもできるので、様々な条件でNFTを検索してみてください。

購入したいと思えるNFTが見つかったら、クリックして個別ページに移動しましょう。

欲しいNFTが見つかったら、NFTの購入手続きを完了させる

NFTの個別ページでは、販売価格や所有者、発行ブロックチェーンなどの詳細を確認することができます。

問題なければ、「購入する」と書かれたボタンをクリックしてください。

次に、HEXAのプラットフォーム上で表示される「所有者名」や「メールアドレス」を記入していきます。

また、購入者名とTwitterのアカウントを紐づけたい方は、「購入者名にTwitterリンクを付ける」にチェックを入れておきましょう。

全て入力できたら、「クレジットカード決済する」を選択してください。

最後に、クレジットカード情報の入力画面が表示されるので、「カード番号」などを入力していきましょう。入力間違いがないかチェックし、問題なければ「確認」をクリックして購入手続きを完了させてください。

以上で、HEXAでNFTを購入する手順は完了です。

HEXA(ヘキサ)でNFTを発行・出品する方法

次に、HEXAでNFTを発行・出品する方法を解説していきます。手順としては全く難しくありませんが、下記の順番で詳しく確認していきましょう。

  • NFTとして販売する画像や動画などをアップロードする
  • 各種販売条件を設定する
  • 販売条件の最終確認を行い、NFTを出品する

NFTとして販売する画像や動画などをアップロードする

まずはHEXAのトップページにアクセスし、「NFTを販売」をクリックしてください。

次に、NFTとして発行する「画像・動画・音声」などのファイルや「Twitterのツイート」を選択してきます。

「画像・動画」などをNFTにする場合は、赤枠で示した箇所をクリックして、該当のファイルをアップロードしてください。

ツイートをNFTとして販売したい方は、URLを入力欄に貼り付けます。

NFTとして出品するものが決まったら、「条件設定に進む」を選択しましょう。

各種販売条件を設定する

画面が切り替わったら、各種販売条件を設定していきます。

画面に沿って、「発行チェーン」「販売方法」「希望販売期間」「二次ロイヤリティ」を設定してください。

また、発行チェーンによって最低販売価格が異なるので、とりあえずお試しでNFTを発行したい方はMATIC(Polygon)を選択するのがおすすめです。

また、日本円ではなく暗号資産でNFTを販売したい方は、赤枠で示した「仮想通貨での販売」に切り替えましょう。

なお、暗号資産で販売する場合は、マイページにて本人確認・ウォレットの登録が必要なので、事前に手続きを済ませておいてください。

ここまでの各種設定ができたら、「販売価格」「タイトル」「説明文」などを入力していきます。

また、前述の「袋とじNFT」を設定したい方は、ここでファイルをアップロードすることができます。

販売条件の最終確認を行い、NFTを出品する

最後に、ここまで入力してきた内容の最終確認を行います。問題なければ利用規約などにチェックを入れ、「NFTを発行する」をクリックしてください。

以上で、NFTを発行・出品する手順は完了となります。

HEXA(ヘキサ)を利用する前に知っておきたい3つの注意点

記事の最後に、HEXAを利用する前に知っておきたい、以下の3つの注意点をご紹介していきます。

  • 海外向けのNFTマーケットプレイスではない
  • 売買時の手数料がかなり高い
  • 利用者はまだまだ少なく、取引の流動性が高いとは言えない

海外ユーザー向けのNFTマーケットプレイスではない

日本国内では比較的大きな規模を誇るHEXAですが、その特徴から分かるように海外ユーザー向けのNFTマーケットプレイスではありません。

実際、NFTを日本円で購入できる機能をアピールしているなど、暗号資産にもあまり触れたことがないNFT初心者の日本人を対象にしている、国内向けのNFTマーケットプレイスとなっています。

そのため、海外のマーケットでしっかりとNFTを販売していきたい方は、やはりOpenSeaなどのプラットフォームを利用するのがおすすめと言えるでしょう。

売買時の手数料がかなり高い

HEXAのデメリットとして、NFTの売買手数料(HEXAでは調達手数料と呼称)がかなり高いことが挙げられます。

上記画像のように、発行するブロックチェーンによっても異なりますが、MATIC(ポリゴン)であれば20%、ETH(イーサリアム)であれば30%もの手数料が販売価格から差し引かれます。

OpenSeaの売買手数料が2.5%であり、他のマーケットプレイスもそこまで大きな差がないことを考えると、この手数料の高さはかなりのデメリットだと言えるでしょう。

利用者はまだまだ少なく、取引の流動性が高いとは言えない

HEXAは2021年から運営が開始されたマーケットプレイスであることから、知名度はそこまで高くなく、取引の流動性があるとは言えません。

ここ最近では、日本でもNFTを知っている人は増えてきてはいるものの、実際に取引を行っている方はまだ非常に少ない状況です。

やはり、日本人をマーケティング対象にしていることからも、日本でさらにNFTが普及しない限り、HEXAのユーザー数も増加していかないと考えられるでしょう。

現状、HEXAをNFTの出品や転売をしたとしても、大きな利益をあげることは難しいと言えるのではないでしょうか。

国産NFTマーケットプレイスHEXA(ヘキサ)の特徴や使い方まとめ

今回の記事では、国内発のNFTマーケットプレイスであるHEXA(ヘキサ)の特徴や使い方などを詳しくご紹介してきました。

HEXAでは、暗号資産を一切使わず日本円だけでNFTの売買ができるなど、通常のショッピングをする感覚でN
FTを取引できるという特徴があります。

これまでNFTを取引したことがない方でも気軽にNFTを保有できることから、かなり初心者向けのマーケットプレイスと言えるでしょう。

ただし、売買時の手数料がかなり高いといったデメリットもあるので、ネガティブな側面も把握した上で利用するようにしてください。

GM

gm

2017年から仮想通貨投資を開始し、2020年から本格的にweb3.0の世界に参入。現在はフリーランスとして暗号資産やブロックチェーン、NFT、DAOなどweb3.0に関する記事を執筆。NFT HACKでは「初心者にもわかりやすく」をモットーに、読者の方々に有益となる記事の作成を行なっている。
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