HTC、NFTと暗号ウォレットを搭載したメタバーススマホを発表

HTCはメタバースで大きく展開する計画を持ち、同社初の「Viverse」スマートフォン「The HTC Desire 22 Pro」を発表しました。これは、同社のメタバース・プラットフォームだけでなく、NFTやクリプトにも対応したモバイルデバイスです。

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メタバースフォンの紹介

この携帯電話には、NFTやクリプトを含むメタバースコンテンツを簡単に管理するためのアプリがあらかじめ搭載されています。HTCは、NFTの購入や仮想世界での自分のスペースの作成など、さまざまなタスクを実行する機能が付属している特別なViverseアプリに取り組みました。

これはHTCの最初のクリプトフォンではなく、同社は過去にもクリプトフォンで暗号市場の獲得を試みており、この新しいデバイスは過去のデバイスの要素を融合。ポリゴンやイーサリアムベースの資産に対応したデジタルウォレットを内蔵しているのが特徴です。

このデバイスは、HTCの軽量VRヘッドセット「Vive Flow」を含む多くのVR関連ツールに対応。HDCP 2.2接続を使用してヘッドセットとリンクし、Vive Managerという専用アプリの助けを借りて制御することができます。

同社は、この新しい発表にかなり興奮しており、市場に一石を投じることを期待しています。

「VIVE Flowの完璧なパートナーとして、新たな没入体験を提供。VRで同僚と会ったり、どこにいても自分だけの映画館を楽しんだりできます」と、HTCの製品グローバル責任者のShen Yeは、このデバイスについて話しています。

HTCは、HTC Desire 22 Proで大物に対抗するつもりはないようです。パワフルなミッドレンジ端末」として販売され、以下のスペックを備えています。

HTCは、暗号とNFTの領域に大きな関心を寄せている数少ないスマートフォン企業の1つです。2018年にExodus 1を発売し、この業界に大きく参入しました。HTCの最初のクリプトフォンは、暗号ウォレットが内蔵され、完全なビットコインノードを実行することができました。

すぐにこのデバイスの小型版であるExodus 1sをリリースし、今では他社もこれに追随しているようです。Samsungはすでに暗号の秘密鍵を保護する機能を備えたデバイスを持っており、他のメーカーもすぐにこの流れに乗るかもしれません。HTCは、将来的にこれが当たり前になると考えているのです。

今のところ、同社はメタバースに注力しているようで、VR製品やサービスの開発に取り組んでいます。しかし、Appleのような他の大企業がこの領域に参入することが予想されるため、HTCにはその日をつかむための非常に小さなチャンスがあります。