マスメディア大手のディズニー（NYSE: DIS）はこのほど、2022年の事業開発プログラム「ディズニーアクセラレーター」に参加する6社を発表した。
ディズニーの株価は、昨日の延長取引で1％以上下がり、92.55ドルで取引を終えました。
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プログラムの参加者は？
今回のアクセラレータープログラムの参加者として選ばれたのは、Flickplay、Lockerverse、PolygonといったWeb3系のプレイヤーたち。Flickplayは、ユーザーが現実世界の場所に結びついたNFTを発見するためのソーシャルアプリですが、Lockerverseのプラットフォームは、コンテンツクリエイターやブランドが没入体験のあるストーリーを開発するのを支援するものです。一方、Polygonは、開発者や企業がスケーラブルなWeb3体験を構築できるブロックチェーンネットワークです。
その他、Inworld、Obsess、Red 6が参加しています。InworldとRed 6はARとAIの力をつかって豊かなユーザー体験を生み出すことに特化。一方、Obsessはブランドのウェブサイトやメタバースのプラットフォーム上に3D仮想店舗を構築するための体験型eコマース・プラットフォームです。
ディズニーのアクセラレータープログラムは、没入型・インタラクティブな体験の構築に重点を置いています。今年のプログラムは、拡張現実（AR）、非代替性トークン（NFT）、人工知能（AI）キャラクターに焦点を当てています。
特に、このプログラムでは、各参加者がディズニーのシニア・リーダーシップ・チームと専任のエグゼクティブ・メンターから指導を受けることになっています。このプログラムは今週から始まり、秋にはカリフォルニア州バーバンクのウォルト・ディズニー・スタジオで開催される発表会で終了する予定です。
経営陣のコメント
「ディズニーアクセラレーター」のゼネラル・マネージャーであるBonnie Rosenは、こう語ります。
「ディズニーアクセラレーター」は、その伝統の一部となることに興奮しています。そして、私たちの仲間の最新企業とともに、イノベーションへのコミットメントをさらに高め、次の100年に向けてディズニーの観客とゲストに魔法の体験をもたらし続けることを楽しみにしています。
ウォール街の見解
最近、Rosenblatt Securities のアナリスト Barton Crockett は、目標株価を144ドルとして、この銘柄を「買い」と再表明しました。
全体として、ウォール街のコミュニティは、この株に対して慎重に楽観的で、17の「買い」と7の「保留」に基づくコンセンサス評価は「中程度（Moderate Buy）」となっています。DISの平均目標株価は139.65ドルで、現在の水準から50.3%の上昇の可能性を示唆しています。株価は過去1年間に49.3%下落しました。
TipRanks のウェブサイト・トラフィック
世界最大のウェブサイト利用監視サービスである SEMrush Holdings (SEMR) のデータを使用した TipRanks のウェブサイト・トラフィック・ツールは、今期のディズニーのパフォーマンスに対するインサイトを提供しています。
同ツールによると、6月のディズニー・サイトのグローバル訪問者数は、前年同期比で月間41.62％増を記録しました。さらに、累計では、ディズニーのウェブサイトのトラフィックは、前年比18.71%増となりました。
ディズニーの全ウェブサイトにおける好調なウェブサイト・トラフィックは、同社の強力なオンライン視聴者層を示す指標であり、今後の成長にとって重要な要素となることが予想されます。ウェブサイト・トラフィックがお気に入りの銘柄の調査にどのように役立つかをご覧ください。
主なポイント
ディズニーは今年、アクセラレーター・プログラムにエキサイティングな名前を乗せました。Web3、AI、AR、メタバースが今後現実のものとなると予想される中、ディズニーのような巨人は取り残されるつもりはなさそうです。そのため、アクセラレータ・プログラムの参加者は、ディズニーが世界有数のエンターテインメント・ブランドとしての地位をさらに確固たるものにできるような製品や体験を開発するのに貢献することができるのです。
