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【PENTAとは?】音楽を聴いて稼ぐ『L2E』について解説!STEPNとの比較あり!

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2021年、NFTゲームをプレイして稼ぐP2E(Play to Earn)の「Axie Infinity(アクシーインフィニティ)」は、大きな話題となりました。また、歩いて稼ぐM2E(Move to Earn)のSTEPN(ステップン)も、話題沸騰中です。

暗号資産(仮想通貨)を稼げる◯2E(◯◯ to Earn)のサービスが次々と生まれる中、最近誕生した、L2E(Listen to Earn)のWeb3ミュージックプレイヤー「PENTA(ペンタ)」が注目を集めています。

そこで本記事では、音楽を聴いて稼ぐ「PENTA」の始め方や稼ぎ方について解説します。

STEPNとの比較もしているので、気になる方はぜひ最後までご覧ください。

なお、PENTAを始めるには暗号資産取引所で口座を開設し、暗号資産Astarを購入する必要があります。まだ口座を開設していない人は「日本国内の暗号資産取引所の口座開設方法から、トラベルルール、税制までを一気に解説。」でそれぞれの取引所についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

PENTA(ペンタ)とは?3つの特徴を解説!

PENTAの概要は、以下の表のとおりです。

プロジェクト名 PENTA(ペンタ)
ブロックチェーン Astar Network
稼げる暗号資産 Astar(ASTR)
音楽再生アプリ Spotify
Twitter PENTA公式Twitter
Discord PENTA公式Discord
公式サイト PENTA公式サイト
運営元 株式会社ウォールオブデス

PENTAとは、音楽を聴いて暗号資産を稼ぐ「Listen to Earn」のプロジェクトです。

PENTAは、Astar Networkを基盤に作られています。Astar Networkとは、日本のWeb3起業家「渡辺創太氏」がCEOを務める会社「Stake Technologies」が開発した、パブリックブロックチェーンです。

PENTAには、以下のような3つの特徴があります。

  1. 【L2E】音楽を聴いて暗号資産を稼げる
  2. 音楽プレイヤーに接続して聴くだけ
  3. ヘッドフォンNFTがレベルアップする

特徴1:【L2E】音楽を聴いて暗号資産を稼げる

PENTAは、ヘッドフォンNFTを通して音楽を聴くと、暗号資産Astarが稼げるWeb3ミュージックプレイヤーです。

PENTAを、ウォレットとSpotifyアカウントに接続することで、音楽再生時間に応じて暗号資産を獲得できます。

PENTAを通じて音楽を聴くことで暗号資産が稼げるので、日常生活で音楽を聴く音楽好きにはたまらない、夢のようなアプリです。

M2E(Move to Earn)ゲームとも併用できるようなので、動きながらPENTAを起動し、ダブルで稼ぐこともできます。

今後は、AppleMusicやGooglePlayMusicでもPENTAと接続できる可能性があるので、ユーザー数は拡大すると予想されます。

なお、ヘッドフォンNFTのレベルを上げて、OpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで販売するという、L2E(Listen to Earn)以外の稼ぎ方も可能です。

特徴2:音楽プレイヤーに接続して聴くだけ

PENTAで暗号資産を稼ぐのに必要なことは、音楽プレイヤーに接続して音楽を聴くということだけです。

P2E(Play to Earn)ゲームは、パソコンやスマホの画面を見ながら、ゲームをプレイする必要があります。そのため、ゲームが苦手あるいは、そこまで好きでない人は、なかなか稼ぐことができません。

PENTAなら音楽を聴くだけなので、誰でも稼げる可能性があります。

特徴3:ヘッドフォンNFTがレベルアップする

PENTAで効率的に稼ぐには、ヘッドフォンNFTをレベルアップさせることが必要です。

ヘッドフォンNFTをレベルアップさせることで、1再生時間あたりに獲得できる暗号資産の量が増えるという、育成ゲームのような要素もあります。

一日に再生できる上限は1時間なので、PENTAで効率よく稼ぐには、ヘッドフォンNFTのレベルを上げることが大事です。

ヘッドフォンNFTは、音楽を再生して得られる暗号資産を使ってレベルアップできます。「音楽を聴く」→「暗号資産を稼ぐ」→「ヘッドフォンNFTのレベルを上げる」→「音楽を聴く」という流れです。

PENTA(ペンタ)の始め方5ステップ

PENTAの始め方は、以下の5ステップです。

  1. 暗号資産取引所で暗号資産を購入
  2. ウォレットを作成し暗号資産を送金
  3. Spotifyアカウントを作成(プレミアム加入)
  4. PENTAにウォレットとSpotifyを接続
  5. マーケットプレイスでヘッドフォンNFTを購入

なお、2022年7月時点でリリースされているのは、プロトタイプ版です。プロトタイプ版を利用できるのは、PENTA公式Twitterをフォロー&リツイートして、ホワイトリストに抽選で選ばれた人のみです。

始め方のステップ4までは、PENTAのホワイトリストに当選していなくても進められるので、β版がリリースされる前に済ませておきましょう。

ステップ1:暗号資産取引所で暗号資産を購入

ヘッドフォンNFTを買う資金として、暗号資産Astarが必要です。そのため、暗号資産取引所の口座を開設し、Astarを購入しましょう。

なお、国内暗号資産取引所でAstarを購入することはできないので、国内の取引所に加えて海外の取引所の口座開設が必要です。

以下5つの手順でAstarを購入できます。

  1. 国内暗号資産取引所の口座を開設
  2. BTCやETHなどの暗号資産を購入
  3. 海外暗号資産取引所の口座開設
  4. 購入した暗号資産を海外暗号資産取引所に送金
  5. 海外暗号資産取引所でAstarを購入

暗号資産取引所の口座を開設するために、以下のものを準備してください。

  • メールアドレスと電話番号
  • 本人確認書類
    • 運転免許書
    • マイナンバーカード
    • 住民基本台帳カード
    • パスポート
  • スマホもしくはパソコン

国内暗号資産取引所には、コインチェック、bitFlyer、GMOコインなど複数あります。

それぞれの取引所の特徴や口座開設方法については「日本国内の暗号資産取引所の口座開設方法から、トラベルルール、税制までを一気に解説。」で解説しています。これから口座を開設する人は、ぜひ参考にしてみてください。

口座開設自体は10分程度で完了するので、PENTAを始める前準備として口座開設を済ませておきましょう。

海外暗号資産取引所の特徴や口座開設方法については「【NFT関連銘柄が買える】海外取引所バイナンスの特徴や口座開設方法を画像つきで解説」で詳しく解説しています。まだ開設していない方は、ぜひ参考にしてみてください。

ステップ2:ウォレットを作成し暗号資産を送金

ステップ1で暗号資産Astarを購入できたら、ウォレットに送金します。

ウォレットは、暗号資産のお財布のようなものです。暗号資産の取引やNFTゲームをプレイする際に必要となるので、インストールしましょう。

おすすめのウォレットは、日本語にも対応し、UIも優れているMetaMaskです。

MetaMaskのインストール方法や使い方は「初心者でもMetaMaskが使えるようになる。設定から送金方法までわかりやすく解説。」を参考にしてみてください。

なお、送金する際は、ウォレットアドレスが間違っていないかを、入念に確認しましょう。間違えてしまうと、購入した暗号資産を失う可能性があります。

手打ちではなく、コピーしてウォレットアドレスを貼り付けるなど、正確に入力しましょう。

ステップ3:Spotifyアカウントを作成(プレミアム加入)

PENTAで音楽を聴いて稼ぐには、Spotifyを通じて音楽を再生する必要があります。そのため、Spotifyアカウントを作成しましょう。

なお、Spotifyアカウントはプレミアムに加入しなければいけません。Spotifyのプレミアムアカウントについての概要は、以下の表のとおりです。

プラン名 料金 使用可能人数
プレミアム月額プラン 月額980円 1
プレミアム年割プラン 年額9,800円 1
プレミアムディオム 月額1,280円 2
ファミリープラン 月額1,580円 6
学生プラン 月額480円 1

ちなみにプレミアムプランなら、どのプランを選んでも問題ありません。

ステップ4:PENTAにウォレットとSpotifyを接続

PENTAに、先ほど作成したウォレットとSpotifyを接続します。

まずは、公式サイトにアクセスしてください。Spotifyに接続するには「Login to Spotify」を、MetaMaskに接続するには「Connect to Wallet」をクリックします。

ステップ5:マーケットプレイスでヘッドフォンNFTを購入

最後に、マーケットプレイスでヘッドフォンNFTを購入します。

2022年7月時点で購入できるヘッドフォンNFTは、以下の表のとおりです。

名前 レベル 価格
PENTA X PRO #1 Lv.8 2,171.43 Astar
PENTA X #2 Lv.5 761.33 Astar
PENTA X PRO #3 Lv.7 1,974.03 Astar
PENTA X #4 Lv.3  629.20 Astar

ヘッドフォンNFTには、以下のような4つの特徴があります。

  • 暗号資産を使うことでレベルアップできる
  • 一日に稼げる暗号資産には上限がある
  • 使用頻度に応じて修理する必要がある
  • レベルによって獲得できる暗号資産の量が変わる

また、ヘッドフォンNFTのレア度や再生する音楽のジャンルによっても、獲得できる暗号資産の量が変わります。

1Astar=約6円なので、ヘッドフォンNFTの価格は、約3,780円〜約13,000円です。(2022年7月時点)

PENTA(ペンタ)の将来性

PENTAの将来性について、以下の2つの観点から解説します。

  • ロードマップから分かること
  • PENTA(β版)リリース情報

ロードマップから分かること

PENTA公式は、以下のようなロードマップを公開しています。

2022年は、以下のとおりです。

  • ウェブ・モバイルβ版リリース
  • オリジナル暗号資産の発行
  • Spotify APIから音楽を取得
  • 暗号資産ウォレット・マルチチェーンに対応
  • 音楽を聴く・作ることで暗号資産を獲得
  • Sound NFTを売買

2022年以降もプロジェクトは進み、AIを使って音源からアバターを作成したり、暗号資産ホルダーがDAOを構築・運営したりする機能が実装される予定です。

今後も多くの◯2E(◯◯ to Earn)のプロジェクトがリリースされると予測できる中で、PENTAはL2Eの代表格として期待できます。

参照:PENTA公式Twitter

PENTA(β版)リリース情報

PENTA公式のロードマップからも明らかなように、2022年中にはβ版がリリースされるようです。

2022年7月時点では、ホワイトリストに当選した100人しかPENTAを利用できませんが、β版がリリースされると、多くの人がPENTAを利用すると予想されます。

遅れを取らないためにも、「PENTA(ペンタ)の始め方5ステップ」のステップ4までは済ませておきましょう。

PENTA(ペンタ)に関するQ&A

ここでは、PENTAのよくある3つの質問について答えます。

  1. STEPNとの違いは?
  2. どこが運営している?
  3. 1カ月でどれぐらい稼げる?

STEPNとの違いは?

STEPNと比べたPENTAの違いは、以下の2つです。

  • 動く必要がない
  • 初期費用が抑えられる

PENTAは音楽を聴くだけなので、動く必要がありません。STEPNでは外に出て歩くという動作が必要でしたが、PENTAでは、日常生活で音楽を聴きながら稼げます。

また、PENTAはSTEPNと比べて、初期費用があまりかかりません。STEPNの場合、初期費用として約7〜10万円かかります。PENTAなら、最安だと5,000円以下でヘッドフォンNFTを買えるので、気軽に始められます。

ただ、ヘッドフォンNFTの価格は、Astarの価格変動に左右されるので、注意してください。

どこが運営している?

PENTAは、堤真聖氏が代表取締役を務める「株式会社ウォールオブデス」によって運営されています。

株式会社ウォールオブデスは、2020年に創業した新しい会社ですが、これまでにライブ参戦記録アプリ「OTOAKA」をはじめ、3つのアプリをリリースしてきました。

また、ベンチャー企業への投資をメインに行うVC「Skyland Ventures」や「East Ventures」などからシードラウンドの資金調達を受けています。

このことからも、PENTAは期待度の高いプロジェクトだといえます。

参照:株式会社ウォールオブデス、第三者割当増資による資金調達を実施 & OTOAKA新機能「snack」リリース

1カ月でどれぐらい稼げる?

2022年7月時点で、プロトタイプ版のみのリリースなので、どれくらい稼げるのかは、まだ不明です。

1日に聴ける時間に上限があるので、ヘッドフォンNFTが1再生あたりに稼げる量と、Astarの価格によって左右されると予想できます。

また、Spotifyのプレミアム加入が必須ですので、月額費用との差し引きでマイナスにならないように注意が必要です。

どれほど稼げるか詳しくはわかっていませんが、β版がリリースされたらすぐにでも始められるように、準備を整えておきましょう。

まとめ:PENTA(ペンタ)で音楽を聴いて稼ごう!

本記事では、日本発のWeb3ミュージックプレイヤー「PENTA」の始め方や稼ぎ方、将来性、STEPNとの比較について解説しました。

PENTAには、以下のような3つの特徴があります。

  • 【L2E】音楽を聴いて暗号資産を稼げる
  • ヘッドフォンNFTがレベルアップする
  • 音楽プレイヤーに接続して聴くだけ

2022年7月時点で、プロトタイプ版のみのリリースですが、2022年中にはβ版がリリースされます。

L2Eのプロジェクトはあまりないので、β版がリリースされると多くのユーザーが参入すると見込まれます。今のうちから始めておくことで、先行者利益を得られる可能性も高まるでしょう。

本記事を参考に、PENTAを始める準備を整えてみてはいかがでしょうか。

Spritz

Spritz

Web3領域を専門とするライター。DeFiやNFT分野への投資経験をもとに、クリプトに関する記事を発信しています。これまでに執筆した暗号資産に関する記事は70本以上。特に関心の強い分野は、セキュリティトークンです。ブロックチェーンによってもたらされる社会変革に焦点を当て、初心者にもわかりやすい記事を心がけています。
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