「Isekai Battle」は、2022年7月22日(金)21:00にテストネットローンチされる、世界初のイーサリアムメインネットフルオンチェーンNFTゲームです。NFTは既に発売されており、パブリックセールでは開始30秒で売り切れ、世界から注目されています。今回の記事では、日本発のNFTゲーム「Isekai Battle」を解説します。
この記事の構成
Isekai Battleとは
運営チーム紹介
Isekai Battleの運営チームを紹介します。運営チームは、以下の3つの組織です。
- 株式会社THE BATTLE
- BOBG PTE.LTD.
- 一般社団法人オタクコイン協会
株式会社THE BATTLE 運営・開発
株式会社THE BATTLEは、2021年7月1日に「従来の常識と戦う、web3組織」として設立しました。コアメンバーは、2018年ごろからweb3領域で活躍しており、様々な作品に関わっています。現在手がけている作品は、「CryptoNinα NFT」のアニメ化や「アニメバンク」「iconee」。Isekai Battleの運営・開発を担当しています。
BOBG PTE.LTD. トークン発行・管理
BOBG PTE. LTD.は、シンガポール法人で、ブロックチェーンゲームを中心にDappsのパブリッシングを行なっています。コアメンバーは、「My Crypto Heroes」のガバナンストークン MCHCやユーティリティートークンRAYSの発行などの実績が有名です。現在は、ブロックチェーンゲームのパブリッシングやトークンの発行・管理をゲーム事業者やDapps事業者へ提供しています。Isekai Battleでの役割は、トークンの発行・管理です。
一般社団法人オタクコイン協会 企画・広報
一般社団法人オタクコイン協会は、Isekai Battleのパートナーとして、企画・広報を担当しています。日本のアニメ文化を世界へ広めるために、ブロックチェーン技術をアニメ業界内での活用を推進しており、TwitterのスペースやVoicyなど音声メディアでの広報活動に力を入れています。
ゲーム概要
Isekai Battleは世界初のフルオンチェーンゲームです。プレイヤー同士が対戦し、戦いに勝てば相手のウォレットからNFTを奪い、負ければ自分のウォレットからNFTが奪われるという、対戦型のNFTゲームです。
Isekai Battle公式ディスコード
Isekai Battleには既に2万6,000人を超える参加者がいる公式Discordがあります。ゲームの最新情報を入手したい方は、こちらの公式Discordをチェックしてみてください。
公式Discord:discord.gg/isekaibattle
Isekai Battleの特徴
イーサリアムメインネットフルオンチェーンゲーム
Isekai Batlleの最大の特徴は、世界初となるイーサリアムメインネットフルオンチェーンNFTゲームであるという点です。イラストや構成する全てのデータが、ブロックチェーン上に刻まれています。
ブロックチェーンを利用しない従来のゲームでは、「世界にひとつのアイテム」と謳われていても、違うプレイヤーのゲーム内に同じ「世界にひとつのアイテム」があったり、運営側が100個に変更することができたりと、アイテムの存在は曖昧でした。
しかし、フルオンチェーンNFTゲームでは、「世界にひとつのアイテム」といえば必ず世界にひとつしか存在しません。なぜなら、ブロックチェーンに刻まれているからです。つまり、ゲーム上のアイテムが、世の中に確かに存在するアイテムとなるわけです。
Isekai Batlleは、世の中に確かに存在するゲームアイテムを対戦相手と奪い合うゲームであり、今までのゲームでは味わえない「ワクワク」や「スリル」といった身体的リアリティを体験できるよう開発されました。
キャラクターアイテムはひと昔前のドット絵であるものの、ゲームを通して味わえる体感はまさにWeb3の最先端技術を駆使したものと言えるでしょう。
Isekai Battleのキャラクター
Isekai Battleのキャラクターは「CryptoPunks」のようなドット絵になっています。キャラクターは、プライベートセールとパブリックセールで、6,500体販売されました。
キャラクター
キャラクターは以下の15体。
- 001 Ash
- 002 Sala
- 003 Elfie
- 004 Mito
- 005 Carabinero
- 006 Aria
- 007 Swen
- 008 Eat
- 009 Luna
- 010 Duke
- 011 Sakuya
- 012 Kieffer
- 013 Mia
- 014 Zack
- 015 Padma
それぞれ異なる武器特性と防具特性があり、争奪バトル時に影響を及ぼします。
- 武器特性:剣・両手・格闘・弓・杖
- 防具特性:重鎧・軽鎧・ロープ
各キャラクターは、Lv1からスタートし最大Lv10までアップします。Lvアップするために必要な経験値は、ゲーム内トークンのSINN(ERC20)を消費することで上昇します。
SINNとは、後述するSINKI(神器)から一定期間徐々に放出されるゲーム内トークンです。SINNは、キャラクターの購入やLvアップ、種の合成や使用などに使用することができます。メリットは、Lvアップすると部隊の隊員数が増えたり、ステータスが上昇したりすることです。
世代について
キャラクターにはIDによってGen0,0.5,1と3つの世代が設定されています。
各世代の特典は以下の通りです。
- Gen0:Lvアップのための消費SINN10%軽減+種合成の費用が10%軽減
- Gen0.5:Lvアップのための消費SINN5%軽減+種合成の費用が5%軽減
- Gen1:なし
種とフラグメント
種は、3キャラクター以上で探索している場合、ごく稀に取得することができます。種類は、「ATKの種」「DEFの種」「LUKの種」の3種類です。種は、SINN(ERC20)を用いることで、より効果の高い種に合成することができます。
フラグメント(NFT)は、探索リージョンで拾えるSINKI(神器)の欠片です。フラグメントを7つ集めるとSINKI(ERC721)となります。
武器・防具
武器や防具は、フラグメント争奪バトルに必要なアイテムです。武器は攻撃時に、防具は防御時に隊員に自動で装備されます。前述の通り、武器は5種類、防具は3種類です。武器や防具は戦いの後に一定確率で壊れてしまうため、探索で集める必要があります。
Isekai Battleの始め方と遊び方
ここからは、Isekai battleの始め方と遊び方を紹介します。
始め方
- 3人以上のキャラクターを仲間にする(公式サイトやOpenSeaで購入する)
- Isekai battleへアクセスする⇨https://isekai-battle.xyz
- ジーナの酒場にてウォレットを接続する
3人未満だと探索などの行動ができません。
初期費用
キャラクターは既に完売しているため、これからキャラクターを購入する方は、OpenSeaで購入します。2022年7月現在の最低価格は、0.12ETHです。ゲームを始めるためには、3体未満だと探索などの行動ができないため、3体のキャラクターが必要です。
また、イーサリアムメインネットを利用しているために、遊ぶ時にはガス代(手数料)がかかります。
これでゲームを始める準備が整います。
遊び方
まず、保有しているキャラクターを「探索部隊」「攻撃部隊」「守備部隊」へ配置します。テストネットでは、探索のみであるため、「探索部隊」に配置となりますが、争奪戦が始まると配置は自由です。
探索
ワールドマップで選択したリージョンを探索し、武器・防具・種・フラグメントを入手します。探索に出かける隊員が多いとアイテムを見つけやすく、高Lvのアイテムを入手できる可能性が高くなります。
争奪バトル 攻撃
争奪バトル 攻撃は、以下の手順で行います。
- 攻撃部隊を編成する
- 欲しいフラグメント(NFT)を選択する
- 狙ったフラグメントを持つプレイヤーに争奪バトルを仕掛ける
- プレイヤー同士の攻撃力と防御力により勝敗が決まる
- 勝てばフラグメントを奪えるが、負けると奪えない
争奪バトル 防御
争奪バトル 防御は、以下の手順で行います。
- 守備部隊を編成する
- 敵から争奪バトルを仕掛けられる
- プレイヤー同士の攻撃力と防御力により勝敗が決まる
- 負けるとフラグメントを奪われ、勝つと守れます
Isekai Battleでの稼ぎ方
NFT(キャラクター・アイテム)を転売する
OpenSeaで売買できるアイテムは以下の通りです。
- キャラクター
- 武器
- 防具
- 種
探索で「武器」「防具」「種」を獲得し、転売することで稼げる可能性があります。また、ゲーム内トークンであるSINN(ERC20)の価値が高まると売買できるようになるかもしれませんが、現段階では不明です。
*二次流通で売買・譲渡した武器・防具は、取引後48時間は使用できない設定になっています
まとめ
世界初のフルオンチェーンNFTゲームである「Isekai Battle」について解説しました。
NFTゲームと聞くと「Play to Earn」を想像し、ゲームで稼げるという思いが先行しがちです。稼ぐことがモチベーションのゲームの場合、稼げなくなるとそのゲームのプレイヤーは減っていきます。NFTゲームでありながら、ゲームすることが楽しいと思わせてくれるのが「Isekai Battle」です。
今までのゲームでは味わえなかった、確かに存在するゲーム内アイテム(フラグメント)を奪い合うという、「ワクワク」や「スリル」という身体的リアリティを体験できます。
おそらく将来はフルオンチェーンゲームが当たり前となることが予想されますが、その原型をIsekai Battleが生み出す可能性があります。
テストネットローンチは、2022年7月22日(金)21:00です。