NFT Marketing Orchestraは、NFTのマーケティング戦略を学べるコミュニティです。
このコミュニティでは会員証としてNFTが発行され、NFT所有者のみが入会できます。コミュニティのメンバーには、NFTプロジェクトの運営者や投資家、企業の関係者が集い、販売戦略に関する議論が交わされています。
NFTのマーケティング戦略に関する情報は、ほとんど一般に出回っていません。そのためNFTに携わる人々にとって、このコミュニティの存在が重要な拠り所となっています。
この記事ではNFT Marketing Orchestraの特徴や注目されている理由を解説します。
この記事の構成
NFT Marketing Orchestra(NFTマーケティング オーケストラ)とは?
画像引用元:Discord
NFT Marketing Orchestraは、NFTのマーケティングを学べるプロジェクトです。2022年5月にNFT Marketing Orchestraのプロジェクトがスタートして以来、順調に成長を続けています。
このNFT Marketing Orchestraには、以下の特徴があります。
NFTマーケター Kon氏が手掛けるNFT
NFT Marketing Orchestraの運営者は、Kon(@kon39000)氏です。
Kon(@kon39000)氏は保育士を経験したのち、ブログや音声メディアで発信活動をしていました。その後オンラインサロンでの仕事が評価を集め、NFT Marketing Orchestraのコミュニティマネージャーに就任します。
NFT Marketing OrchestraはKon(@kon39000)氏が主体となり、さまざまなメンバーがその活動に参加しています。
取引価格が上昇傾向にあるプロジェクト
NFT Marketing Orchestraは人気を博しており、マーケットからも高い評価を受けています。
それを証するように、NFT Marketing Orchestraが発行するNFTも取引価格が上昇傾向です。2022年5月のプロジェクト発足当初は0.2ETHほどであったトレード価格は、わずか2ヶ月で10倍にまで高騰しました。
NFTの発行枚数も200枚ほどと限られているため、プロジェクトの成長とともにNFTの取引価格も上昇しています。
オンラインサロンの会員証になる
NFT Marketing Orchestraで発行されるNFTは、オンラインサロンの会員証になります。
コミュニティに入室する際には、会員証による認証が必要です。そのためコミュニティに参加できるメンバーの人数も、NFTの発行枚数によってコントロールされています。
このようにNFTの保有によってコミュニティに参加できるため、NFT Marketing Orchestraには月額の入会費用が存在しません。
またコミュニティから退会する場合には、NFTを第三者へ売却できます。通常のオンラインサロンであれば、在籍期間中に支払った会費は返却されません。これに対してNFT Marketing Orchestraでは、NFTの売却によってかかった費用の取り戻しも可能となります。
NFT Marketing Orchestra(NFTマーケティング オーケストラ)の特徴や仕組みを徹底解説
画像引用元:OpenSea
NFT Marketing Orchestraやこのプロジェクトが発行するNFTの特徴を説明します。
現在、NFTプロジェクトは数え切れないほど乱立しています。なかには、具体的な価値を見出しづらいNFTが存在することも事実です。一方でNFT Marketing Orchestraでは、NFT保有者がメリットを享受できる仕組みになっています。
猫の学生オーケストラがモチーフのNFT
NFT Marketing Orchestraが発行するNFTでは、猫の学生がモチーフとなっています。吹奏楽部をイメージした作品であり、さまざまな楽器を持った猫の学生たちが登場します。
オンラインサロンの会員証であるため、ジェネラティブコレクションでありながら発行枚数は200枚ほどしかありません。
また購入者のオーダーメイドによるオリジナルNFTを作成できる権利も、不定期で販売されます。
NFTマーケティングに特化したコミュニティに参加できる
NFT Marketing OrchestraのNFTを持つ最大のメリットが、NFTマーケティングについて学べる点です。
NFT産業はまだ黎明期であり、マーケティング手法が確立されていません。加えて、一般の商品とは異なる販売戦略が必要です。
たとえばNFTの販売時には、プロジェクトを応援してくれるファンの存在が不可欠。なぜなら、草の根運動による広報活動をしなければならないからです。そのため、まずはプロジェクトの魅力を発信して、支援者のコミュニティを形成する必要があります。
しかし、このようなNFTのマーケティング戦略はインターネット上であっても得られません。
一方でNFT Marketing Orchestraでは、NFTマーケティングの経験者が集い、そのノウハウを共有しています。日本人のコミュニティであり、日本のマーケットに適した最新の手法を学習できる点が魅力でしょう。
クリエイター、コレクター、事業者の繋がりが生まれる
NFT Marketing Orchestraのコミュニティへの参加によって、新たな人脈が形成されます。
オンラインコミュニティに参加しているメンバーは、多種多様です。NFTプロジェクトの運営者を始めとして、コミュニティマネージャーや投資家も在籍しています。
NFT Marketing Orchestraでは、これらのNFT産業に関わる人々との交流が生まれます。このコミュニティで築いた人脈は、NFTマーケティングを展開するうえで貴重です。
事例研究やマーケティング手法の議論ができる
NFT Marketing Orchestraでは、事例研究やマーケティング手法に関する議論が盛んです。
コミュニティーでは日々、他のNFTプロジェクトの動向が話題にあがるよう。プロジェクトの成功要因やコミュニティ運営の方法について分析が行われ、メンバーで共有されます。
さまざまな立場の人から意見が出されるため、多角的な理論が可能。
加えてNFT Marketing Orchestraでは、各プロジェクトの販売スケジュールや売上金額も監視しています。最新のトレンドを把握できるため、自身のプロジェクトにも役立てられます。
NFTの販売戦略を相談できる
NFT Marketing Orchestraでは、NFTプロジェクトの進め方をコミュニティメンバーに相談できます。
発行数量や販売価格などの設定は、NFTプロジェクトの命運を左右します。そのため自身のNFTプロジェクトについて、事前に意見を仰げる環境は重要。プロジェクト運営者や投資家など、さまざまな立場の人からのアドバイスを受けられます。
NFT Marketing Orchestra(NFTマーケティング オーケストラ)の購入方法について
NFT Marketing OrchestraのNFT購入には、2通りの方法があります。
新規発行されない期間もあるため、購入のタイミングによってどちらかを選択しましょう。
なお、NFT Marketing OrchestraのNFTを入手するには、暗号資産取引所で口座を開設し、ETHを購入する必要があります。
まだ口座を開設していない人は「日本国内の暗号資産取引所の口座開設方法から、トラベルルール、税制までを一気に解説。」を参考にETHを入手してみてください。
2次流通品の購入
OpenSea上で、他の所有者が持つNFTを購入できます。
この場合は、所有者が設定した価格で取引を行います。ただし二次流通品を購入する場合、所有者が販売に同意して価格設定をしている必要があります。そのため、購入できる作品は発行されたNFTのごく一部に限られてしまいます。
新規発行品の購入
NFT Marketing Orchestraでは、不定期で新規発行の個体が放出されます。
ただし、コミュニティメンバーの追加募集時にのみ追加発行されるため、通常は購入できません。
新規発行に関する情報は、事前にKon(@kon39000)氏のTwitterにて告知されます。その情報をもとに、OpenSeaにて取引を行います。
総じて、新作を購入できるチャンスが少ないプロジェクトであり、難易度の高い方法です。
NFT Marketing Orchestra(NFTマーケティング オーケストラ)の特徴や注目すべき理由のまとめ
本記事では、NFT Marketing Orchestraの特徴や注目の理由について解説しました。このNFT Marketing Orchestraには、以下の特徴があります。
- NFT マーケティングを学べるコミュニティ型のプロジェクト
- 発行される NFT が会員証の役割を果たす
- NFTプロジェクトの関係者と交流できる
NFTマーケティングを学べる環境は、ほとんどありません。そのため、NFT Marketing Orchestraはマーケターにとって貴重な学習の場になっています。
このコミュニティは規模が小さいものの、国内のNFTプロジェクトにおいて重要な役割を果たしています。
本記事を参考にして、NFT Marketing OrchestraでNFTの購入にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。