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食べて稼ぐ「Eat To Earn」サービス「シンクロライフ」を紹介

解説系記事

日本初の「Eat To Earn」サービスの「シンクロライフ(SynchroLife)」が、4年間にわたるβ版の運用を経て、正式版のリリースを発表しました。

「食べて稼ぐ」とはどのような内容なのか、その仕組みと魅力を紹介していきます。

グルメSNS「シンクロライフ」の特徴と概要

シンクロライフの概要と特徴を紹介します。

シンクロライフの概要

  • 運営会社:株式会社GINKAN(ギンカン)
  • ブロックチェーン:Polygon
  • ネイティブトークン:SYC(SynchroCoin:シンクロコイン)
  • ウォレット:MetaMask
  • ポイント使用可能店舗:コンビニやコーヒーショップなど全国57万ヶ所
    (SYCトークンの使用については今後利用可能になる予定)
  • 加盟店:全国で1,800店舗以上(暗号資産への還元が可能)
  • 展開国:日本を含めて155ヶ国

シンクロライフの特徴

今まで存在したグルメSNS(Web2)とEat To Earn(Web3)を統合したトークエコノミー型SNSです。

食事をした後にレビューを投稿すると、その報酬としてネイティブトークンであるSYCと交換が可能なポイントが付与される世界初のサービスです。

公式サイトによると、シンクロライフが提供する世界初のEat to Earnとは「ブロックチェーンを活用した食レビュー投稿への報酬制度を搭載するサービス」と定義付しています。

また、シンクロライフは日本だけでなく、世界155ヶ国に展開しており、言語も日本語の他、英語、韓国語、中国語に対応しているワールドワイドなプロジェクトです。

β版の運用

2018年8月からβ版としてプロジェクトを開始して、4年の歳月を経て世界初のEat to Earnの正式版を開始することになりました。

この4年間での実績は以下の通りで、大変大きな実績を残しています。

引用元:https://www.synchrolife.org/

企業との提携実績

β版運用期間中に様々な企業と提携をしましたのでその一部を紹介します。

名古屋グランパスエイトとの提携

2022年6月15日にJリーグチームである「名古屋グランパスエイト」と提携したと発表しました。

この提携により、シンクロライフのユーザーがグランパス加盟店の飲食店で食事をすることにより、ポイントを貯めることができるようになりました。

さらに、試合の勝敗と連動したポイント還元率の変更なども適用し、名古屋グランパスエイトの勝利がシンクロライフユーザーにも還元されることになり、更なる地域活性化につながる仕組みが実現しました。

名古屋市営地下鉄「ウィローカード」との提携

ウィローカードは名古屋市営地下鉄の交通系ICカード「マナカ」のオートチャージ機能を備えたクレジットカードです。

この提携により、ウィローカード会員はシンクロライフの優待券を使用することができるようになり、さらに通常の10倍である10%のシンクロポイントが還元されます。

公共交通機関利用者は沿線飲食店にとって重要な潜在顧客であり、シンクロライフとしても重要なターゲットになるだけでなく、ユーザー側も飲食店側もメリットが大きい提携となっています。

暗号資産交換業者「マーキュリー」と提携

2022年7月5日、株式会社マーキュリーが運営する「CoinTrade(コイントレード)」との提携を発表しました。

これにより、全国1,800店舗以上の飲食店で、食事代金の一部(1〜20%)がビットコインやイーサリアムなどの暗号資産で還元できるようになりました。

トークンエコノミー

シンクロライフのネイティブトークンであるSYCは、レビュー投稿によるプラットホームの成長への貢献度に対する価値の分配としてユーザーに配布されるトークンで、Polygonチェーン上で発行されています。

引用元:https://www.synchrolife.org/

トークンディストリビューション

SYCトークンのディストリビューションは以下の通りで、配布量は2年ごとに半減されます。

引用元:https://www.synchrolife.org/

シンクロライフの仕組み

シンクロライフの報酬の仕組みを紹介していきます。

従来のSNSと同じように、とても簡単に投稿ができるようになっています。

(引用元:https://www.synchrolife.io/

報酬がもらえる仕組みを図で紹介すると以下の通りになります。

(引用元:https://www.synchrolife.org/

レビューを投稿して報酬をもらえるシステムではありますが、実際には少し複雑な仕組みですので、使用方法も含めながら各項目ごとにわかりやすく説明していきます。

特に混乱しがちなのが、報酬としてもらえるのは「シンクロポイント」のみであり、ネイティブトークンのSYCはシンクロポイントを交換することにより獲得できるという点です。

さらに、食事をした店舗で暗号資産を受け取れることができる場合もあるので混乱しないよう注意してください。

報酬を受け取る仕組み

シンクロポイントや暗号資産を獲得する方法は大きく分けて以下の3つになります。

  • 優良なレビューの投稿
  • シンクロライフ加盟店での食事代金の支払い
  • ユーザー参加型キャンペーンへの参加

それぞれを解説します。

優良なレビューの投稿

飲食店へのレビュー(口コミ)を投稿すると1週間程度で投稿者の貢献度やレビュー投稿についてスコアリングされ、投稿後2週間後にシンクロポイントが配布されます。

報酬で獲得したシンクロポイントは、通常のポイントとして使用できるほかSYCに1対1で交換することが可能です。

(引用元:https://medium.com/@synchrolife/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%81%A7-eat-to-earn-%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%A6%E8%B2%AF%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF-d47a06eadf40

  1. 美味しいお店を開拓
    レビュー投稿報酬となる店舗はシンクロライフの加盟店・非加盟店に関わらずどの店舗でも良く、さらに日本だけでなく155ヶ国以上の国々での店舗レビューも可能です。
  2. 優良なレビュー投稿
    必要なのはコメントだけでなく、料理の写真も必ず投稿する必要があります。
  3. ユーザーの閲覧状況でスコアリング
    レビュー投稿での報酬の量は、投稿者のアカウントのランク(称号)と投稿の信用スコアによって変動し「優良レビュー投稿」と判定されないレビューには報酬が配布されません。
    ランク(称号)と信用スコアについては後述します。
  4. 優良レビューへの報酬配布
    優良レビューと判定されたらシンクロポイントが配布されます。

シンクロポイントは1P=1円として、全国57万か所で使用できるeギフトや店舗の一品優待などで利用可能の他、1対1でネイティブトークンであるSYCへ交換することができます。

また、シンクロポイントには有効期限が1年間となっており、期限が過ぎると失効されてしまうので早めに使用するようにした方がよいでしょう。

加盟店での代金支払い

シンクロライフ加盟店での食事代金の支払いをすることにより、シンクロポイントや暗号資産を獲得できます。

また、シンクロライフのアプリには、投稿者の趣味嗜好に合わせた店舗をAIが厳選して紹介してくれる機能や、店舗の詳細ページにポイント還元率の表示があるるので、店舗の選択も好みや還元率に合わせてアプリ内で効果的に行うことができます。

(引用元:https://medium.com/@synchrolife/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%81%A7-eat-to-earn-%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%A6%E8%B2%AF%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF-d47a06eadf40

  1. 還元される種類を選択
    加盟店で食事をし、支払した料金に応じてシンクロポイントもしくは暗号資産が還元されます。暗号資産(ビットコインもしくはイーサリアム)で受け取りたい場合は、あらかじめアプリ内でどちらの通貨で受け取るか、設定をする必要があります。
    尚、暗号資産で受け取る場合は暗号資産取引所である「CoinTrade」の口座開設が必要です。
  2. 料金支払時に店舗で提示されるQRコードをスキャンする
    会計時にシンクロライフのユーザーである旨を伝えると、店舗のスタッフがQRコードを提示してくれるのでシンクロライフのQRスキャンで読み取ってください。
    この時シンクロライフ以外のQRスキャンで読み取っても無効となり、ポイントは付与されませんのでご注意ください。
  3. 1%~20%還元でシンクロポイントや暗号資産を獲得
    QRコードを読み取ると、直後に還元される予定のポイント数がアプリに表示され約2週間後に配布されます。
    事前に暗号資産でに受け取りを設定している場合は、指定した通貨で還元されます。

ユーザー参加型キャンペーンへの参加

シンクロライフでは定期的にユーザーのグルメライフを盛り上げるために、様々なキャンペーンを開催しており、開催が決まるとアプリ内で告知されます。

このキャンペーンは特定の料理のレビューをするだけで参加できるシンプルなものから、特定の飲食店や商業施設のコラボレーションキャンペーンなど、多様な内容が用意されています。

ランク(称号)と信用スコアについて

先述した通り、投稿したレビューはランクとスコアにより報酬率が異なります。

ここではその仕組みについて説明します。

シンクロライフではプラットフォームに対して価値のある行為に準じた経験値をランクや称号として付与しています。

(引用元:https://medium.com/@synchrolife

ランクの高いユーザーは非公開グループである「シンクロサロン」へ参加できたり、公式のシンクロ会と呼ばれるオフ会への優先参加権などの機会も提供されます、

これはレビューの信頼性をはかる一つの基準値にもなり、貢献度が高いユーザーには報酬を増やし、質の悪いユーザーには報酬を少なく、もしくは与えないといったWeb3的なシステムです。

シンクロポイントとSYCトークンの交換方法

報酬として獲得したシンクロポイントは、シンクロライフアプリ内のシンクロウォレットをMetaMaskと連携することにより交換ができます。

MetaMaskにPolygonチェーンとSYC(シンクロコイン)が追加されている必要がありますので、下記の情報に基づいてそれぞれ追加してください。

Polygonチェーンの追加方法

 

上記の図のようにネットワーク追加画面を開いて下記項目を記入してください。

SYCの追加

上記の図のようにトークンのインポートから下記情報を記入して追加してください。

  • トークンコントラクトアドレス:0x6b24e2771d6a18ba38c32f9b616eb1cd7948745f
  • トークンシンボル:SYC
  • トークンの小数点桁数:18

シンクロポイント交換方法

  • シンクロウォレットを開いて「連携」画面を開く。
  • MetaMaskを連携する。
  • シンクロウォレット内の「ポイントをSYCへ交換」ボタンをタップ(アプリ内ではポイントが「投稿報奨分」と表示される)
  • 交換したいポイントを指定し、ウォレット内の指示に従って手続きを進める。
  • 手続き完了後、MetaMaskにSYCが反映されている。

シンクロウォレットについて

シンクロライフにある専用のシンクロライフウォレットは、加盟店でのポイントやデジタル優待・会員証などの一元管理を可能にしています。

 

また、将来的には還元できる暗号資産の種類を増やしていく予定で、PolygonやBSC(バイナンススマートチェーン)等のチェーン上の通貨を中心に追加されていく予定です。

提携店の紹介

先述したように、ポイント利用可能店舗は全国で57万ヶ所です。

その一部を紹介します。
LOWSON
コメダ珈琲店
上島珈琲店
ミスタードーナッツ
ドトールコーヒー
吉野家
ミニストップ
サーティーワンアイスクリーム
ケンタッキーフライドチキン
てもみん
GODIVA

などがあります。

(引用元:https://www.synchrolife.io/

まとめ

食事のレビューをして報酬がもらえ、しかも誰でも簡単に参加できる画期的なサービスが誕生しました。

悪質なレビュワーは排除され、良質なレビュワーであるほど信頼性が高まり報酬も増えるという、とても公平で安心感のある仕組みで運営されているWeb3的なサービスです。

Yukimasa

Yukimasa

ブロックチェーン歴6年のライター。ブロックチェーンは必ず新しい時代を築き上げると確信し、その一躍を担うべく本格的に執筆活動中。とどまる事なく進化し続けるNFTやCryptoに関わる情報を初心者にもわかりやすく、そして的確に伝えていく。
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