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リリース目前「元素騎士Online META WARLD」から目を離さないで!

ハウツー系記事 解説系記事

以前より注目度が高い「元素騎士Online META WARLD(以下元素騎士)」ですが、2022年8月のリリースが目前に迫り、更に注目度が上がってきました。

今回は元素騎士の特徴と人気の秘密を紹介していきます。

元素騎士の前身「エレメンタルナイツオンライン」とは

元素騎士の元になっているゲームは「エレメンタルナイツオンライン」と言い、日本の会社が開発したゲームです。

その歴史は古く、2008年にi-modeでリリースし、2022年で14年目に突入します。

歴史

  • 2008年5月
    「エレメンタルナイツ エピソード0」i-mode(NTTドコモのネットサービス)でリリース。
  • 2011年3月
    「エレメンタルナイツ THE WORLD」スマートフォン版リリース
  • 2018年9月
    Nintendo Switchダウンロード版リリース

特徴

日本のゲーム開発会社が開発した日本初の3DMMORPG(多人数オンライン参加型RPG)ゲームです。

利用者の分布は日本人が最も多く、続いて欧米圏となっており、世界中で総ダウンロードユーザーが約800万人、アクティブユーザー数はおよそ2万5,000人に上ります。

ユーザー層の詳細は下記の図に詳しく紹介されていますが、14年の歴史があることから幅広い年齢層で利用されているのがわかります。

(引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_lite_JP.pdf

「元素騎士Online META WORLD」を発表

2012年に「エレメンタルナイツ」の中国語版として発売されたのが「元素騎士Online」です。

発表された同年には「台湾Game Star Award」の金賞を受賞し、2012年に台湾で最も売れたモバイルゲームとして話題を呼びました。

2021年12月1日、「エレメンタルナイツ」と「元素騎士Online」を統合し、メタバース上にNFTとGameFiの要素を取り込んだ「元素騎士Online META WORLD」を発表すると同時に公式サイトをオープンしました。

「元素騎士Online META WORLD」の特徴

1. free to Play

最初にNFTなどを購入する必要もなく、無料でゲームをはじめることができます。

2. Play to Earn

無料ではじめてもゲーム内で稼ぐことが可能です。

ダンジョン(地下牢を意味しますが、ゲームでは迷路に似た構造を持つ空間のことを言います)を冒険してモンスターを討伐していると、特殊アイテムなど希少価値の高いアイテムを獲得することができます。

それらをNFT化してゲーム内マーケットプレイスで販売し、稼ぐことが可能になります。

(引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_lite_JP.pdf

3. UCG to Earn

UGCとは「User Generated contents」の略で、NFTやコンテンツを自由に作成して稼ぐことができる仕組みです。

後述しますが、MVトークンというゲーム内トークンを保有したユーザーは、おしゃれ装備というキャラクターの創作権利を獲得でき、装備や衣装を創作し販売することが可能になります。

また、メタバース内の土地を購入すると、建物を造ったりキャラクターやモンスターに自分のNFTアイテムを装備させたり、自由にアレンジすることができます。

更に、他プレイヤーに公開している土地への入場料や、NFTの販売などで収益を得ることが可能になります。

(引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_lite_JP.pdf

4. SNSログイン

面倒な登録は不要で以下のSNS認証でアカウント登録が可能です。

  • Facebook
  • Twitter
  • Wechat
  • LINE

ただし、稼いだ資金を引き出したりNFTを使用する場合はウォレット(MetaMaskのみ)が必要になります。

5.対応デバイス

iOS、Android、PC版でのリリース予定となっています。

6. ネットワークとガス代

Polygonを採用しているので、NFT発行などのガス代は低く抑えられます。

将来的にはマルチチェーンへの対応も検討しています。

7. スカラーシップの導入

スカラーシップとはNFT所有者がプレイヤー(スカラー)にNFTを貸出し、該当NFTで得た利益を所有者とプレイヤーでシェアする仕組みですが、導入に向けて準備を進めています。

8. パートナーシップに水嶋ヒロ氏を迎える

元素騎士のチームは130名を超えるスタッフで構成されています。

アドバイザーには数名の日本人も起用されており、2022年1月26日に公式サイトで俳優の水島ヒロ氏がサポーターとして参加することが発表されました。

(引用元:https://genso.game/ja/

また、コミュニティには現在25万人以上が参加しており、その中からスタッフとして関わるメンバーが誕生することもあり活発なコミュニティが形成されています。

(引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_lite_JP.pdf

ロードマップの紹介

2021年12月1日のリリース発表後、予定通りに進んでいます。

注目すべきトークンとクローズドαについては後述します。

尚、下記のロードマップには書かれてありませんが、2023年にはDAO(分散自立型組織)を実現しDapps(分散型アプリ)へ移行する予定となっています。

(引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_lite_JP.pdf

ゲーム内トークンについて

元素騎士では「MVトークン」と「ROUNDトークン」がありますのでそれぞれの特徴と使い方を紹介します。

MVトークン

  • トークン名:Metaverse
  • シンボル名:MV

特徴

元素騎士において最も重要なトークンです。

主にゲーム外で使用され、所有していると様々な権利を有することができるトークンです。

いくつか例をあげると

  • ゲームの方針決定に関して投票できる権利
  • おしゃれ装備を割安で購入できる他、パワーアップするなど、おしゃれ装備に関わる権利
  • 土地・モンスターを制作するUCGの権利を割安で購入できる権利

などです。

暗号資産の新記録を樹立

上場後、全世界で2022年の暗号資産上昇率No1を記録しており、その注目度の高さがわかります。


(引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_lite_JP.pdf

2021年12月に連携を発表した「TrustPad(マルチチェーン資金調達プラットフォーム)」でIDO(Initial DEX Offeringの略、暗号資産の資金調達を行う方法の一つ)を実施し、わずか20秒で完売するという新記録を樹立しました。

また、Bibitで2022年1月19日から実施されたLaunchPool(bybitのオリジナルトークンであるBITを預けてMVトークンを報酬としてもらえるイベント)では、開始より5日目でステーキング参加人数が過去最大の6万5,000人を超え、金額にして約2,200億円分がステーキングされる新記録を達成しました。

購入方法

購入出来る取引所は下記の通りです。
・KUCOIN
・Bybit
・MEXC
・gate.io
・QuickSwap
・Uniswap

なお、いずれの取引所もMV/USDTのペアでの上場になっているので、USDTを入手してから取引を行う必要があります。

価格は5月25日時点で約91円/1MVで、暗号資産ランキングでは323位です。

(引用元:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/gensokishis-metaverse/

ROUNDトークン

  • トークン名:ROUND Coin
  • シンボル:ROUND

特徴

ゲーム内の経済活動は全てROUNDトークンで構成されます。

いくつか例をあげると

  • 武器・防具などのアイテムの購入
  • 美術館などの展示会場の入場料
  • コンサートやイベントの参加料

などです。

現在は未上場ですが、MVトークンをステーキングすることによりROUNDトークンを入手することができます。

ステーキング開始

(引用元:https://genso.game/staking/ja/

2022年2月7日の公式サイトで、ステーキングサービスを開始したことを発表しました。

元素騎士オリジナルのステーキングDapps「GensoKishi Online Staiking Dapp」にてステーキングが可能になりました。

ステーキングに参加するメリットとして以下の3点をあげています。

  • ROUNDトークンが手に入る
  • 1万MV以上をステーキングしたユーザーにはゲーム内で使用できるサプライズNFTが配当される権利を得ることができる
  • 2万2,000MV以上をステーキングするとクローズドα(後述します)の参加権利が得られる

公開した当初は250万MVのステーキング量を想定していましたが、2月15日の時点で3,000万MVという、想定を大きく上回るステーキングが発生しています。

(引用元:https://genso.game/ja/news/detail/?seq=77

また、ステーキングサービスの開始直後には世界のステーキングランキングで全世界で2位を記録しました。

(引用元:https://genso.game/pdf/WhitePaper_genso_lite_JP.pdf

想定外の反響の大きさにより、Polygonネットワークより日本からのアクセスを一時的にロックされてしまう事態も発生し、その注目度の高さがわかります。

尚、具体的なステーキング方法は公式サイトに掲載されていますので実際にステーキングする際はご参照ください。

コラボレーション

元素騎士は様々なチームやクリエイターとコラボレーションをしています。

SoulZ

2022年2月25日に「SoulZ」とのコラボレーションを発表しました。

SoulZは日本のアニメをモチーフにしたNFTプロジェクトです。

(引用元:https://opensea.io/collection/soulz-monogatari7777)

これにより、SoulZは元素騎士のメタバース上にアバターなどのNFTを展開することが可能になり、TwitterにSoulZワールドの中核を担う「ラーメン店」を制作している様子をアップしました。

(引用元:https://twitter.com/SoulZ_NFT/status/1496769473285480457?s=20&t=pkCYXMPTq55o_rZvVvu4nw

天野喜孝氏

(引用元:https://genso.game/ja/news/detail/?seq=135

2022年3月23日に、天野喜孝氏とコラボレーションすると発表しました。

天野喜孝氏と言えばファイナルファンタジーのキャラクターデザインを担当し、様々なアニメーションの世界でキャラクターを生み出した有名なアーティストであり、クリエイターです。

元素騎士でもキャラクターデザインやロゴデザインなどの制作を担当されます。

YGG Japan

(引用元:https://genso.game/ja/news/detail/?seq=145

2022年4月15日、YGGジャパンとのコラボレーションを発表しました。

YGGジャパンは日本のゲームユーザーに「Plat to Earn」を提供することを目指しており「スカラーシップ体制の強化、ギルド(プレイヤーにNFTの資金などを提供する団体)運営ツール、ゲームに関する各種インセンティブプログラム」を通じ、日本のIP(知的財産)を活用したブロックチェーンゲームを世界に届けるための環境作りを行っています。

今回のコラボレーションで、元素騎士ゲーム内での安全なスカラーシップ体制などの実現を目指します。

Samurai Guild Games

(引用元:https://genso.game/ja/news/detail/?seq=147

2022年4月18日、「Samurai Guild Games」とのコラボレーションを発表しました。

「Samurai Guild Games」は誰もがGameFiに参加できるよう「遊ぶ、学ぶ、作る、稼ぐ」をテーマに掲げ「教育」と「GameFi」の二つのプラットフォームで構成された日本のゲーム団体です。

日本人にとっては言語やブロックチェーンの知識という高い参入障壁があることを問題視しており、一人でも多くのユーザーが元素騎士をはじめとしたGameFiに参加できる環境作りを目指しています。

Sakura Guild Games

(引用元:https://genso.game/ja/news/detail/?seq=144

2022年4月23日、「Sakura Guild Games」が公式ギルドに参入することを発表しました。

「Sakura Guild Games」はシンガポールを拠点にギルド事業を運営しており、2021年12月より提携GameFiの公式認定ギルドとしてアジアを中心にスカラーシップ制度の運用を開始しています。

現在、およそ7,000人のギルド参加希望者と1,500人のスカラーに「Plat to Earn」を体験してもらいながら貧困と雇用問題の解決に取り組んでいます。

具体的なプロジェクト内容は今後の発表待ちですが、元素騎士CEOであるMaxi氏は「Sakura Guild Gamesとの事業提携でメタバース上で「国境なき騎士団」が出来上がることを楽しみにしております」と発言しています。

クローズドαの発表

クローズドαの開催時期が発表されました。

クローズドαとは開発前テストの第1段階のことです。正式リリース前に一定数のユーザーに実際にプレイをしてもらい、不具合などを洗い出しながらブラッシュアップを行い、その結果は7月末に予定されているクローズドβの第2段階へ引き継がれます。

第1回:2022年5月31日~2022年6月7日
第2回:1回目のテストでの動作及び負荷検証や、ゲームバランスを見て6月中に開催予定

クローズドαの後は7月末にβ版の開催をし、8月に正式リリースとなります。

リリース前に様々な記録を打ち立てている「元素騎士Online META WORLD」。
これだけ注目されているにも関わらず、無料で始めることができるのも大きな魅力の一つではないでしょうか。

リリースまで目を離さずに、そしてリリース後の進化にも期待していきたいと思います。

Yukimasa

Yukimasa

ブロックチェーン歴6年のライター。ブロックチェーンは必ず新しい時代を築き上げると確信し、その一躍を担うべく本格的に執筆活動中。とどまる事なく進化し続けるNFTやCryptoに関わる情報を初心者にもわかりやすく、そして的確に伝えていく。
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