2022年の暗号資産（仮想通貨）市場では、STEPN（ステップン）をはじめとした運動してお金を稼げる「Move to Earn」のプロジェクトが大きな躍進を見せました。
そんなMove to Earnプロジェクトの中でも、Genopets（ジェノペッツ）は世界で最も早く開発されたM2Eであり、さらに遊んで稼げる「Play to Earn」の要素も組み合わせた他のゲームにはない特徴を持っているNFTゲームです。
この記事では、そんなGenopetsの特徴や遊んで稼げる仕組みなどをわかりやすく解説していきます。
また、Genopetsの始め方の手順について初心者の方でも分かるようにご紹介していくので、Genopetsが少しでも気になっている方はぜひ最後まで参考にしてみてくださいね。
この記事の構成
Genopets（ジェノペッツ）とは？ゲームの特徴を徹底解説
ここでは、GenopetsがどのようなNFTゲームなのか、その概要や特徴についてご紹介していきます。
Move to EarnとPlay to Earnを掛け合わせたNFTゲーム
Genopetsの最も大きな特徴としては、歩いて稼げる「Move to Earn」と遊んで稼ぐ「Play to Earn」を掛け合わせたNFTゲームであることです。
ゲームの内容としては、Genopet（ジェノペット）と呼ばれるNFTのペットを所有し、歩きながらペットを育成していくものとなっています。
日本人に馴染みがあるゲームで例えるなら、たまごっちのようなゲームをイメージするとよいかもしれません。
多くのNFTゲームでは、Play to EarnもしくはMove to Earnのどちらかにフォーカスされたゲームが多いですが、この2つの要素を組み合わせているゲームは現在ではGenopetsしかないでしょう。
有名なベンチャーキャピタル、投資家から資金提供されている
Genopetsの特徴として、有名なベンチャーキャピタルや投資家から資金調達していることも挙げられます。
出典元：Genopets Raises $8.3m in Seed Round Funding to Bridge the Physical and Digital World
上記のように、世界でも最大級の暗号資産ヘッジファンドである「Pantera Capital」や、The Sandboxなどの人気ゲームを開発している「Animoca Brands」などから資金提供されているは注目しておくべき点です。
Genopetsの公式発表によると、上記のベンチャーキャピタルからシード資金として830万ドルの資金調達に成功しているとのことです。
【原文】
Genopets, a Solana-based non-fungible token (NFT) “move-to-earn” game where players are rewarded for the steps they take in real life, has raised $8.3 million in a seed funding round, the company announced Monday.The round was led by Konvoy Ventures and Pantera Capital with investments from Alameda Research, Old Fashion Research, Solana Capital, Xoogler Ventures, Mechanism Capital and Animoca Brands.
【翻訳】
実際の生活の中で歩いて稼げる、SolanaベースのMove-to-EarnプロジェクトであるGenopetsは、シード資金として830万ドルを調達したと月曜日に発表しました。この投資ラウンドはAlameda ResearchやOld Fashion Research、Solana Capital、Xoogler Ventures、Mechanism Capital、Animoca Brandsからの投資を受け、Konvoy VenturesとPantera Capitalが主導しました。
もちろん有名なベンチャーキャピタルから資金調達しているからといって必ず成功するとは限りませんが、それでも今後が期待されているプロジェクトであることは間違いないでしょう。
初期費用なしで無料で遊ぶことができる
Genopetsの大きなメリットとして、初期費用なしで遊ぶことができることです。
他のMove to Earnプロジェクトでは、ゲームを始めるために初期投資が必要になることも珍しくありませんが、Genopetsは課金することなく無料で遊ぶことができます。
Move to Earnプロジェクトが気になってはいるものの、資金的に参入が難しかった方でも比較的始めやすいNFTゲームと言えるでしょう。
GENEとKIという2つのデュアルトークンシステムを採用している
Genopetsのトケノミクスとしては、GENEとKIという2つのデュアルトークンシステムを採用しています。
- GENE：ガバナンストークン
- KI：ゲーム内で使用できるユーティリティトークン
GENEはプロジェクトの運営に参加できるガバナンストークンであるのに対し、KIはゲーム内キャラクターのレベルアップなどに利用できるユーティリティトークンとなっています。
GENEに関しては、すでに大手取引所であるBybitに上場しており、ローンチした際には大きく値上がりをするなど、Genopetsに対する期待感を表すような価格変動を見せました。
Genopets（ジェノペッツ）の遊び方・稼ぎ方を紹介
次に、Genopets（ジェノペッツ）のゲームの遊び方・稼ぎ方をご紹介していきます。
現状、まだ遊び方に関して明らかになっていないこともあるので、2022年6月時点で判明している情報で解説していきます。
育てたGenopet（ジェノペット）を売却して稼ぐ
Genopetsの遊び方・稼ぎ方の一つに、育てたGenopet（ジェノペット）を売却して稼ぐ方法があります。
Genopetsではゲーム開始時に無料でGenopetを1体もらうことができ、歩いてXR（経験値）を貯めて育てていく形となります。
Genopetを育成・強化してNFTマーケットプレイスで取引、というわけですね。
また、ゲームに課金できる方であれば、CrystalやHabitatと呼ばれるNFTを購入することでGenopetの育成スピードを高めることもできるようです。
Genopet（ジェノペット）でバトルをして稼ぐ
Genopetsでは、ユーザー同士で所有しているGenopetをバトルさせて遊ぶこともできます。
まだ正式な情報はありませんが、Genopets公式サイトによるとバトルすることでユーティリティトークンであるKIトークンを獲得できる見込みのようですね。
ただし今後の動向にもよりますが、2022年6月現在ではKIトークンは海外取引所にも上場していないので、現状は獲得したKIトークンを別の通貨に交換できないことは注意してください。
Habitat（ハビタット）を所有して稼ぐ
最後に、Habitat（ハビタット）というNFTアイテムを購入して、効率的にGenopetを育てて遊ぶこともできます。
HabitatとはGenopetが生息する土地となっており、所有することでGenopetを育成できるKIトークンやCrystalと呼ばれるNFTアイテムを獲得することができるようです。
獲得したKIトークンやCrystalを使ってGenopetを強化してもよいですし、Crystal自体をNFTマーケットプレイスで売却して稼ぐことも可能でしょう。
いずれにせよGenopetsで効率的に稼ぐためには、Habitatを所有するのが非常に重要なポイントになってきますね。
Genopets（ジェノペッツ）の始め方の手順を分かりやすく解説
次に、Genopetsを始める手順について初心者にもわかりやすく解説していきます。
Genopetsは基本的に無料でプレイできるNFTゲームですが、ゲーム登録時にSOL（ソラナ）という暗号資産で少額のガス代（手数料）を支払う必要があります。
そのためここでは、国内取引所から海外取引所への送金や、購入したSOLを暗号資産ウォレットに移動させる手順までご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
国内取引所でビットコインなどの暗号資産を購入する
Genopetsを始めるためには、まずSOL（ソラナ）を取引する原資となるビットコインなどの暗号資産を購入する必要があります。
国内取引所にもいくつか種類がありますが、特にこだわりがない方であれば海外取引所への送金手数料が無料のGMOコインを利用するのがおすすめでしょう。
無事に国内取引所の口座開設が完了したら、ビットコインなどの暗号資産を購入してください。
購入した仮想通貨を海外取引所に送金する
国内取引所でビットコインなどを購入できたら、次に購入した暗号資産を海外取引所へ送金していきましょう。
また2022年6月現在、SOLを取り扱っている国内取引所はほとんどないため、SOLを購入するためには主に海外取引所を利用する必要があります。
数ある海外取引所の中でも、BybitであればSOLを購入できるだけでなく、GenopetsのガバナンストークンであるGENEも取引することができます。
SOLやGENE以外にも多数の暗号資産銘柄をラインナップしており、取引手数料も安いので、どの海外取引所を利用したらよいかわからない方はBybitを利用することをおすすめします。
また、暗号資産の送金を行う際に入力するアドレスが間違っているとほぼ100％の確率でコインが失われるので、送金する際は必ず間違いがないことを確認してから手続きするようにしてください。
海外取引所でSOLを購入する
海外取引所への送金も無事に完了したら、SOL（ソラナ）を取引していきます。
ほとんどの海外取引所ではUSDTやUSDCなどのステーブルコインとSOLのペアを組んでいることが多いので、あらかじめこれらのコインに交換しておくと取引しやすいでしょう。
また、基本的にGenopetsへの課金を考えていない方は、ゲームに登録する際に必要なガス代だけ準備しておけば問題ないので、0.1〜0.2SOL（400〜800円）程度を購入しておいてください。
Phantomウォレットを作成し、SOLの入金を行う
SOLの購入ができたら、次にGenopetsと接続するために必要なPhantomウォレットを作成していきます。
Phantomウォレットとは、SOLチェーンに対応したブラウザで利用するソフトウェアウォレットとなっており、MetaMaskと同じようなウォレットと考えれば問題ありません。
先ほどご紹介したように、Genopetsを始めるためには少額のガス代が必要になるので、作成したPhantomウォレットに購入したSOLを送金しておきましょう。
Genopets（ジェノペッツ）のβ版に登録する
Phantomウォレットの準備ができたら、最後にGenopetsのβ版への登録を進めていきましょう。
ただし、現在では誰でもGenopetsのβ版に登録できるというわけではなくGenesis Genopetsを保有している方、もしくは先着順で参加申請をした方などの限定登録となっているようです。
少しでも早くGenopetsを始めたいという方は、Genopets公式サイトから登録の申し込みができるので、早めに登録作業を済ませておくことをおすすめします。
Genopets（ジェノペッツ）の注意点
記事の最後に、Genopetsを始める前に知っておきたい注意点を解説していきます。
これからGenopetsを始めようか検討している方は、ゲームをスタートする前に詳しくチェックしてみてください。
正式なアプリはリリースしていないので、現時点では稼ぐことはできない
2022年6月現在、Genopetsはまだ正式なアプリをリリースしていないので、現時点ではゲームをプレイしても稼ぐことはできません。
Genopets公式サイトのロードマップにも明確な日付などは記載されていないため、正式なローンチの時期は未定となっています。
いずれにせよ、正式なアプリがリリースされるまでには、もう少し待つ必要があるでしょう。
無課金だと稼げる金額が少なくなる
Genopetsの特徴として無料で遊べることが挙げられますが、無課金だとどうしても稼げる金額が少なくなってしまいます。
というのも、Genopetsでは無課金と有課金で以下のようにプレイ内容に差が出るので、どうしても稼げる金額が異なってくるようです。
| 無課金 | 有課金 | |
| Genopetの育成・販売 | ◯ | ◯ |
| ユーザー間のバトル | ◯ | ◯ |
| Crystalの生成・販売 | × | ◯ |
| Habitatの生成・販売 | × | ◯ |
| KIトークンの獲得 | × | ◯ |
NFTゲームに限らずどんなゲームでも同様ですが、やはり大きく稼ぐためにはある程度の初期投資が必要なことは把握しておいてください。。
無料でプレイできるものの、スタート時に少額のSOLが必要
Genopetsは課金をしないのであれば基本的に無料で遊ぶことができますが、ゲーム開始時には0.0001SOL程度のガス代を準備する必要があります。
また、GenopetsはSolanaベースで作られているNFTゲームなので、SOLでガス代を支払わなければいけない場面も多いです。
ゲームを始める前に、少なくとも0.1SOL（約400円）程度の資金は準備しておきましょう。
Genopets（ジェノペッツ）の特徴や稼ぎ方、始め方まとめ
ということで、今回はSolanaベースで開発されているNFTゲーム「Genopets（ジェノペッツ）」の特徴や始め方などを解説してきました。
Genopetsは、Move to EarnとPlay to Earnを掛け合わせた世界で初めてのNFTゲームであり、現在リリースされている他のNFTゲームとは少し異なる特徴を持っています。
また、Pantera CapitalやAnimoca Brandsといった暗号資産市場で有名な企業から資金提供も受けているように、今後の動向が期待されているプロジェクトの一つとなっています。
まだ正式版のアプリはリリースしていませんが、Genopetsの将来性に期待している方は今のうちからβ版でのプレイも検討してみてはいかがでしょうか？
