コカ・コーラ社は、LGBTQIA+コミュニティの支援に向けて活動する南アフリカの慈善団体OUTの支援するために販売収益金を全額寄付すると述べました。
世界最大の飲料会社の1つであるコカ・コーラ社が非代替性トークン（NFT）の世界に参入しようとしています。先週、コカ・コーラ社は、LGBTQIA+コミュニティを歓迎するプライド・シリーズNFTコレクションの立ち上げを発表しました。
このプロジェクトでは、コカ・コーラ社はRich Mnisi氏と提携。彼は数々の賞を受賞したデザイナーであり、LGBTQIA+コミュニティの支援者でもあります。コカ・コーラ社は、このプライド・シリーズNFTを発売する背景には、愛のメッセージを広めるという目的があると述べています。NFTとは、その本来の性質上、それぞれがユニークなものとなります。コカ・コーラ社はまた、このNFTシリーズの発売により、LGBTQIA+の認知度を高めることができると述べています。
RIch Mnisi氏とのパートナーシップの背景について、Mnisi氏の「アートワークは、エネルギーは破壊できないという不朽のアイデアがインスパイアの源である。そのエネルギーは決して破壊されることはなく、形を変えて解き放たれる」とコカ・コーラ社は言いました。
コカコーラ社はポリゴンプロックチェーン上でNFTコレクションを作成
コカ・コーラ社は、プライドNFTコレクションは136個のNFTを搭載し、すべてPolygonブロックチェーンネットワーク上で作成されることも明らかにしました。これらのNFTの一部は、すでにOpenSeaマーケットプレイスに並んでいます。コカ・コーラ社は、プライドNFTコレクションを1イーサリアム（ETH）のフロアプライスで発売しました。
このコカ・コーラ社は、初回販売による全収益をLGBTQIA+コミュニティである慈善団体OUTに寄付すると述べています。Rich Mnisi氏はとりわけ、慈善団体OUTを選びました。この団体は南アフリカを拠点に、精神的・身体的なヘルスケアを提供するコミュニティです。その上、OUTは南アフリカで2番目に古いチャリティ・プラットフォームでもあります。
コカ・コーラ社のこの動きは、NFTが個人的な利益以外の幅広いユースケースでますます普及していることを示しています。しかし、顧客のためにNFTを開始した大手企業は、コカ・コーラ社が初めてではありません。ファッション業界を筆頭に、さまざまな分野の企業がNFTを活用し、市場で本物の商品を販売しているのです。
ジバンシーも参入
コカ・コーラと同様に、高級香水・化粧品メーカーのジバンシィ・パルファムは、パリに拠点を置くLGBTQIA+企業（Le Mag Jeunes）を支援するNFTコレクションを立ち上げています。この発売を成功させるために、人気コミュニティの支持者でありギャラリーのオーナーでもあるAmar Singh氏は、Givenchy PerfumesとRewind Collectiveとパートナーシップを組むことになりました。
Singh氏は、ジバンシイのルースパウダー「プリズミー・リブレ」が、このNFTの立ち上げにインスピレーションを与えてくれたと語っています。
