2021年から様々なNFTコレクションがリリースされていますが、中には販売開始直後から大きな売り上げを記録するプロジェクトも登場してきています。
今回ご紹介するMoonbirds(ムーンバード)というNFTコレクションもリリース直後から大きな注目を集め、販売開始から数日で約2億700万ドル(約260億円)もの売上高を記録しました。
この記事では、MoonbirdsとはどのようなNFTコレクションなのか?といった概要・特徴や、今後の展望などを徹底解説していきます。
また、MoonbirdsのNFTを購入する手順を初心者にもわかりやすくご紹介していくので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
この記事の構成
Moonbirds(ムーンバード)とはどんなNFTコレクション?
まずは、Moonbirdsの概要や特徴について詳しく確認していきましょう。
フクロウをモチーフにしているPFPを目的にしたNFTコレクション
Moonbirdsとは、2022年4月16日に正式リリースされたコレクティブに分類されるNFTコレクションです。
NFTのデザインとしては個性的なフクロウをモチーフにしており、Moonbirdsだけの独特な世界観を作り上げています。
現在はSNSのPFP(プロフィール画像)などで使用されることが多く、同じものが1つとしてない合計10,000点が発行されています。
また、プロジェクトの運営元は複数の高級NFTを保有するクローズドコミュニティ「PROOF Collective」となっており、その点もMoonbirdsが大きな注目を集めた一つの要因として考えられるでしょう。
リリース直後から大きな人気を博し、OpenSeaの取引高ランキングでも常に上位
冒頭でも少しご紹介しましたが、Moonbirdsはリリース直後から大きな人気を博し、数日で約2億700万ドル(約260億円)という記録的な売上を記録しています。
また、販売開始からしばらくすると人気が低迷するNFTコレクションはめずらしくありませんが、Moonbirdsは現在でもOpenSeaの取引高ランキングで常に上位に位置しています。
2022年8月現在、Moonbirdsは過去全てのOpenSea売上高ランキングでも10位に位置しており、その人気の高さがよくわかるのではないでしょうか。
Nesting(ネスティング)という独自のステーキングサービスを提供している
Moonbirdsでは、Nesting(ネスティング)と呼ばれる独自のNFTステーキングサービスを提供しています。
このNestingはMoonbirdsの専用ページにウォレットを接続して行うことができ、NFTをステーキングした期間によって受け取れる報酬も変化します。
報酬としては、エアドロップやグッズの配布、オフラインイベントへの参加券などが報酬になると予定されているようです。
こういったステーキングサービスはNFTの売り圧を減少させ、フロアプライスを維持する一つの要因になると言えるでしょう。
Moonbirds(ムーンバード)の今後の動向や展開を徹底解説
次に、Moonbirdsのプロジェクトの今後の動向・展開についてご紹介していきます。
Moonbirdsの長期的な動向が気になる方は、ぜひチェックにしてみてください。
独自のメタバースプロジェクト「Highrise」のリリース
Moonbirdsの今後の動向としては、まず独自のメタバースプロジェクトである「Highrise」のリリースが挙げられます。
「Highrise」はMoonbirdsを運営するPROOF Collectiveによって構想されたプロジェクトであり、コミュニティの繋がりを意識したメタバースとなる予定です。
現状、詳細はほとんどわかりませんが、NestingされたMoonbirdsの保有者は優先的にアクセスできると公式サイトに記載されています。
Moonbirds(ムーンバード)の販売で得た資金を新たな取り組みに活用する
Moonbirdsの今後の展開として、NFTの販売で得た資金で新たな取り組みを行っていくとしています。
上記はMoonbirdsがリリースした翌日の2022年4月17日に投稿された動画ですが、Moonbirdsの創設者であるKevin Rose氏は動画の中で以下のように語っています。
「we know that you’ve entrusted us with a great deal of capital here, a lot of money and so we don’t take that lightly. So we our promise to you is that we will spend it responsibly and always on talent and initiatives that are going to be beneficial to you all.」
「私たちは、皆様から多額の資金をお預かりしており、決してそれを軽く考えていません。私たちはその資金を責任を持って、常に購入していただいた方のためになるように人材の採用や取り組みに使うということをお約束します。」
上記の言葉では具体的な取り組み内容まではわかりませんが、いずれにせよMoonbirdsで得た資金を新たな活動に活用していくことは間違いないと思われます。
Moonbirds(ムーンバード)を購入する手順をわかりやすく解説
記事の最後に、Moonbirds(ムーンバード)のNFTを購入する方法をわかりやすく解説していきます。
Moonbirdsは複数のNFTマーケットプレイスで購入できますが、ここでは最も利用する機会が多いOpenSeaを使った手順を例にしてご紹介していきます。
暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
Moonbirdsはイーサリアムブロックチェーンで発行されているNFTなので、まずは購入原資となるイーサリアムを準備する必要があります。
基本的にイーサリアムはどの暗号資産取引所でも購入できるので、すでに口座開設している取引所などで取引するようにしてください。
もし、まだ国内取引所のアカウントを作成していないという方は、取引時のスプレッド(売買時の価格差)がない「取引所」形式でイーサリアムを購入できるFTX Japanの利用を検討してみてもよいでしょう。
FTX Japanなどの取引所が準備できたら、日本円を入金してイーサリアムの取引を行います。
購入したイーサリアム(ETH)をMetaMaskなどの暗号資産ウォレットに送金する
イーサリアムの購入ができたら、次にMetaMaskなどの暗号資産ウォレットへ送金手続きを行っていきます。
まだMetaMaskを作成していないという方は、この機会にMetaMask公式サイトにアクセスしてダウンロードしておきましょう。
Google Chromeなどのブラウザの拡張機能に追加後、画面に沿ってログインパスワードの設定などを行えば、MetaMaskのアカウントを作成することができます。
MetaMaskの作成が完了したら、画面上部が「イーサリアムメインネット」になっていることを確認し、赤枠で示した箇所をクリックしてください。
クリックするとMetaMaskへの送金アドレスをコピーできるので、イーサリアムを購入した取引所から送金を完了させましょう。
OpenSeaとMetaMaskを接続し、Moonbirds(ムーンバード)を購入する
MetaMaskへの送金も無事完了したら、最後にOpenSeaと接続していきます。
まずはOpenSea公式サイトにアクセスし、画面右上のアイコンをクリックしてください。
いくつかウォレットの種類が表示されるので、ここでは「MetaMask」を選択しましょう。
クリックすると自動的にMetaMaskが立ち上がるので、画面に沿ってOpenSeaとの接続を許可します。
MetaMaskが接続できたら、最後にMoonbirdsのNFTを購入していきましょう。
購入したいNFTの個別のページに移動し、「Buy now」をクリックして購入手続きを進めていきます。
また、販売しているNFTによっては即時購入以外にもオークション形式になっているものもあるので、販売方法は事前に確認しておくことをおすすめします。
Moonbirds(ムーンバード)の概要・特徴や注目される理由まとめ
今回の記事では、フクロウをモチーフにしたPFPのNFTプロジェクト、Moonbirds(ムーンバード)の概要や特徴を詳しく解説してきました。
ご紹介したように、Moonbirdsはリリース直後から莫大な売上を記録し、現在でもOpenSeaの取引高ランキングで上位に位置するほどの人気のプロジェクトです。
また、Nestingという独自のステーキングサービスを利用でき、NFTをロックした期間に応じて報酬を獲得できる仕組みも提供しています。
まだ詳細は不明ですが、現在「Highrise」というメタバースプロジェクトも計画しているなど、今後の動向に期待できるNFTコレクションと言えるでしょう。