Web3マルチメディアの新興企業であるLiving Operaは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトと1791年9月30日に初演された彼の画期的な作品「魔笛」の音楽とイメージに基づく1,791個の非代替性トークン (NFT) のコレクション「マジック・モーツァルト」の発売を開始したことを明らかにしました。NFTの各レイヤーには、モーツァルトの「魔笛」のアート要素と、ジェネレーティブ・ミュージックの最初の大規模デモンストレーションである「Muskalisches Würfelspiel」というモーツァルトが作ったとされるダイスゲームのユニークでパーソナルなオンチェーン音楽が配置されています。
NFTホルダーがアクセスできるのは、限定的なデジタルアートや音楽だけではありません。2023年にギリシャのアテネまたはスペインのバレンシアで行われる創設者2人の公演を鑑賞するための無料旅行が当たるチャンスもあります。また、創設者の一人は、ギリシャで撮影されるドキュメンタリーに出演する予定です。
この資金は、Living Arts DAOを軌道に乗せ、運営を維持するための資金にもなります。これは、クラシック音楽の専門家やファンを集めて構築し旅をする、舞台芸術における分散型助成のためのエコシステムです。分散型自律組織、略してDAOは、スマートコントラクトと分散型ガバナンスを用いて、通常、世界のさまざまな場所で同じ目標に向かって活動する人々のグループによって、大規模なタスクを成し遂げるために使用されます。
ギリシャ系カナダ人のソプラノ歌手であり、Living OperaのCEOを務めるスーラ・パラシディスは、芸術、特にオペラの資金調達の方法は過去数十年間あまり変わっていないと述べた。しかし、私たちの調査によると、個々のアーティストの賃金は変わらないか、下がっているのです。「NFTは、人々が愛するアーティストを直接支援し、報酬を受け取り、特別なコンテンツにアクセスし、ブロックチェーンを通じてグローバルな芸術コミュニティに参加する方法を提供します。」と彼女は言いました。
2021年には慈善家により240億ドル近くが芸術・文化に寄付されましたが、これらの寄付が個々のアーティストに届くことはほとんどありません。「私たちのDAOはこの方向へ進む一歩です 」と、Living Operaの最高執行責任者であるChristos Makridisは言います。「我々は、ブロックチェーンが芸術の慈善活動に、透明性と説明責任をもたらすのに役立つと信じており、我々のDAOはその方向への一歩です。Living Operaコミュニティの間での我々のLiving Arts DAOパイロット版は、アーティストに報酬を与え、彼らを慈善家とつなげ、双方が成長し学ぶための可能性のフロンティアを開くものです。」
Magic Living Operaは、モーツァルトtを皮切りに、多くのNFTコレクションを発売する予定です。ワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集をベースに、愛の儚さ、時の流れ、人間の人生の高低をたった20分の胸躍る音楽で表現した音楽NFTコレクション「ドリームガール」と、オペラのスーパースター、マリア・カラスに敬意を表したファッション＆音楽NFTコレクション「ディビーナ」は、いずれも今週発売される予定です。
リビング・オペラについて
Living Operaは、クラシック音楽とブロックチェーンの世界を融合させ、人々の生活を変えるコンテンツを作る、多分野にまたがるアートとテクノロジーの会社です。2人のオペラ歌手と1人の経済学者が立ち上げました。”living “は「生命やエネルギーに満ちた」、”opera “はラテン語で「労働、注意、仕事」を意味するそうです。Magic MozartのようなLiving Opera NFTのコレクションは、クラシック音楽やファインアートをより多くの人が利用できるようにすることで、アートとテクノロジーの世界を結びつけることを目的としています。
