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【簡単】暗号資産(仮想通貨)は誰でも持てる!買い方・売り方・選び方

ハウツー系記事 解説系記事

「暗号資産(仮想通貨)を買ってみたいけど、選び方や買い方がよく分からない。」

こういったお悩みを解決する記事です。

資産のひとつとして「暗号資産(仮想通貨)」を検討している方に向けて、買い方や売り方、選び方のポイントを解説します。

暗号資産は誰でも保有することができる資産です。

ただし、取引する際の注意点がいくつかあるので、この記事を参考に失敗しない方法を覚えておきましょう。

※仮想通貨は2019年の法改正により「暗号資産」へ呼称が変更されました。記事内の「暗号資産」は、「仮想通貨」と同義です。

【準備】暗号資産取引所の口座を作っておく

暗号資産を売買するには、暗号資産取引所の口座が必要です。銀行口座や証券口座と同じように、暗号資産用の口座を作っておきましょう。

暗号資産取引所を選ぶときは、「暗号資産交換業者」に登録されている事業者から選んでください。暗号資産の管理方法や補償制度など、法令にそっている事業者のみが登録されています。
参照:暗号資産交換業者登録一覧

開設方法や注意点を知りたい方は「日本国内の暗号資産取引所に口座を開設しよう!」もご活用ください。

暗号資産を売買するなら覚えておくべき2つのこと

暗号資産を売買するなら、次の2つを覚えておきましょう。

  1. 販売所と取引所の違い
  2. 手数料の種類

知らないと損する可能性もあるので、重点的に解説します。

販売所と取引所の違い

暗号資産取引所には「販売所」と「取引所」という、2つの買う場所があります。ややこしいですね。

おもな違いを表にまとめました。

販売所 取引所
取引相手 事業者 ユーザー
取引手数料 無料 0.0%
取引手数料相当額(スプレッド) 0.1〜5.0% 注文価格による
取引難易度 簡単 慣れが必要
注文方法 成行 指値
暗号資産の種類 多い 少ない

※Coincheckの場合(2022年4月時点)

販売所は暗号資産取引所の事業者が、ユーザー向けに暗号資産を販売している場所です。取引所はユーザー同士が取引をするための場所で、暗号資産取引所が場所を提供しています。

できるだけ損しないためには「取引所」がおすすめ

販売所は、事業者の提示価格で購入する「成行注文」で注文を出します。売買したい金額を決めるだけなので簡単です。

取引所は買い注文と売り注文をマッチングさせる場所で、売買したい数量にくわえて、価格(レート)も指定する「指値注文」を行います。成行注文より手順がひとつ増えますが、慣れると簡単です。

取引所はユーザー同士が取引するので、自分の注文に対してマッチする注文がなければ成立しません。一方で、販売所は事業者が相手なので、ほとんどの注文が即成立します。

ただし、事業者が提示価格を決めているので、相場よりも割高で買い、割安で売ることになる点は注意が必要です。

取引に慣れてきたら、取引所を使うようにしましょう。

暗号資産の種類は「販売所」が多い

取引所を使うのがおすすめですが、事業者(暗号資産取引所)によっては取引所で扱っていない暗号資産もあります。

Coincheck bitFlyer GMOコイン
販売所 17種類 15種類 20種類
取引所 5種類 1種類※1 11種類

※現物取引の種類数(2022年4月時点)
※1:bitFlyer Lightningでは5種類取り扱い

取引したい暗号資産が決まっている方は、取引所で扱っている事業者(暗号資産取引所)を選ぶようにしましょう。

手数料の種類と比較表

手数料は少額でも、取引を繰り返していると大きな金額になります。手数料で損しないように、取引にかかる手数料の種類を覚えておきましょう。

Coincheck bitFlyer GMOコイン
取引手数料(販売所) 無料 無料 無料
取引手数料相当額(スプレッド) 0.1〜5.0% 非公開 非公開
取引手数料(取引所) 0.0% 0.01〜0.15% 0.05〜0.09%
入金手数料(銀行振込) 無料 無料 無料
出金手数料 一律407円 ■三井住友銀行の場合:220円〜440円

■上記以外の場合:550円〜770円

無料

(大口は400円)

暗号資産の受取手数料 無料 無料 無料
暗号資産の送金手数料 BTC:0.0005BTC ETH:0.005ETH BTC:0.0004BTC ETH:0.005ETH 無料

スプレッドとは、取引価格の差分です。暗号資産取引の場合、販売所での提示価格と価格レートの差分を指します。

暗号資産取引所を選ぶときは、取引頻度や普段使っている銀行なども考慮しましょう。

暗号資産の買い方4ステップ

販売所での暗号資産の買い方を、4ステップで解説します。

  1. 日本円を入金する
  2. 買いたい暗号資産を選ぶ
  3. 暗号資産の購入金額を決める
  4. 購入手続きに進む

例として、Coincheckのスマホアプリの画像を使います。ブラウザ版でも、ほかの暗号資産取引所でも、基本的に手順は同じです。

ステップ1:日本円を入金する

まずは暗号資産取引所の口座に、日本円を入金しましょう。

アプリホーム画面下部の「ウォレット」→「入金」の順に選択する。

振込先の銀行を選択する。

表示される口座宛てに日本円を振り込めば入金完了。

ステップ2:買いたい暗号資産を選ぶ

次に買いたい暗号資産を選んでいきましょう。

「販売所」の銘柄一覧から選択する。

「購入」を選択する。

ステップ3:暗号資産の購入金額を決める

金額を入力する。

ステップ4:購入手続きに進む

最後に「日本円でビットコインを購入」を選択して確定すると購入完了。

暗号資産の売り方3ステップ

販売所で暗号資産を売るときの、3ステップを解説します。

  1. 売りたい暗号資産を選ぶ
  2. 売りたい数量を決める
  3. 売却手続きに進む

ステップ1:売りたい暗号資産を選ぶ

「販売所」または「ウォレット」で売りたい暗号資産を選択する。

「売却」を選択する。

ステップ2:売りたい数量を決める

売りたい数量を入力する。

ステップ3:売却手続きに進む

「ビットコインを日本円で売却」を選択して確定すると売却完了。

暗号資産を選ぶときのポイント5つ

これから暗号資産取引を始める方に向けて、選ぶときのポイントを5つ解説します。

  1. 時価総額
  2. チャート
  3. 流動性
  4. 開発目的
  5. ホワイトリスト

1:時価総額から選ぶ

時価総額は「発行数×時価」で算出され、暗号資産の規模感をあらわすバロメーターです。

時価総額が小さいと、値動きが変動しやすく、注文が成立しづらくなります。

時価総額を確認したい場合は、CoinMarketCapなどの一覧で見られるサイトがおすすめです。

画像:CoinMarketCap

いくつかの暗号資産を比較しながら選んでみてください。

2:チャートを見て選ぶ

前述のCoinMarketCapや暗号資産取引所のアプリなどで、チャートも確認しておきましょう。

暗号資産は、株式や債券に比べて値動きが激しいため、投資元本がどのくらい変動するのか知っておく必要があります。

1日で数十%変動する銘柄もあり、投資経験がない方はメンタルも激しく変動するかもしれません。

投資目的にもよりますが、1日・1ヶ月・1年・3年など期間を変えて、それぞれのチャートを見ておきましょう。

3:流動性から選ぶ

流動性の高い銘柄は、注文が成立しやすく、取引したいタイミングを逃しにくいというメリットがあります。

流動性の確認は、取引高や売買高といわれる項目を見ましょう。「1万円の売り」と「1万円の買い」が成立した場合の取引高は1万円です。

取引高が大きいほど、活発に取引が行われている目安になります。

流動性が低いと狙ったタイミングで取引できないため、チャートや取引高を確認しておきましょう。

4:開発目的から選ぶ

数字だけでなく、暗号資産の開発目的も確認しておくと、値動きに左右されず安心して保有できますよ。

ビットコインであれば第三者機関に頼らず送金できるデジタル通貨、イーサリアムであればブロックチェーン上でアプリケーションを構築するためのプラットフォームといった開発目的があります。

自らの資金を投じる暗号資産が、どのような目的で開発されているのかも確認しておきましょう。

5:ホワイトリストから選ぶ

国内の暗号資産取引所は、2017年の法改正により金融庁への届出と登録が義務付けられました。登録されている暗号資産取引所で扱われている銘柄一覧を、通称「ホワイトリスト」と呼びます。
参照:暗号資産概要説明書

ホワイトリストの銘柄は、金融庁による審査を受けているため、比較的安全といえます。もちろん価格変動リスクはあり、値上がりが保証されているわけではありません。

暗号資産は2022年時点で1万種類以上あるため、絞り込みにホワイトリストを活用しましょう。

ほかの選定ポイントと合わせて参考にしてみてください。

暗号資産を売買するときのQ&A

5つの疑問に答えていきます。

  1. 暗号資産はいくらから買える?
  2. クレジットカードは使える?
  3. 海外取引所は日本人でも使える?
  4. 暗号資産の保管方法は?
  5. おすすめの暗号資産はどれ?

暗号資産はいくらから買える?

暗号資産は1円から購入できます。ただし暗号資産取引所によって異なるので、最低取引金額を確認しておきましょう。

暗号資産取引所 最低取引金額(ビットコインの場合)
Coincheck 500円
bitFlyer 1円
GMOコイン 0.00001BTC(1BTC500万円の場合、50円相当)
DMM Bitcoin 0.0001BTC(1BTC500万円の場合、500円相当)
BITPOINT 500円

※2022年4月時点

最低取引金額は銘柄によって違ったり、取引所には適用されなかったりする点は注意が必要です。

クレジットカードは使える?

国内の取引所では、クレジットカードでの購入はできません。

価格変動リスクや投機リスクを懸念し、2018年にクレジットカード会社が禁止したからです。

海外取引所のなかには、クレジットカードで購入できるところもあります。ただし手数料が割高なのは否めません。

海外取引所は日本人でも使える?

結論からいうと「使えるけどグレーゾーン」です。

実際に、海外取引所は日本人でも使えます。ただし金融庁としては認めておらず、海外取引所に対しての警告を行っています。
参照:無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について

とはいえ海外取引所を使った日本人に対して、罰則や罰金を課す法律はないため、あくまでグレーゾーンです。(2022年4月時点)

取り扱い銘柄が多く、クレジットカードが使えるなど魅力的ですが、利用に関しては自己責任になります。

暗号資産の保管方法は?

暗号資産はウォレットという、デジタル財布のようなものに保管します。

暗号資産取引所の口座にある自分の暗号資産も、取引所のウォレット内に保管されています。自分のウォレットで管理したい方は、自前のウォレットに取引所から送金することが可能です。

ウォレットはスマホやPCのアプリ、USBメモリタイプなど、いくつか種類があります。

くわしく知りたい方は「【ホット?コールド?】ウォレットの種類と特徴を徹底解説!便利な使い方も紹介」をご覧ください。

おすすめの暗号資産はどれ?

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)は、選ぶときのポイント5つにも当てはまるためおすすめです。

5つのポイント以外にも、NFTやDeFiといったブロックチェーンを活用したサービスの、関連銘柄を選ぶのも選択肢のひとつです。

これらのサービスは、まだまだ発展途上なので、世の中に普及すれば関連銘柄の値上がりも期待できます。

NFT関連銘柄は「【2022年の高騰に期待】NFT関連の仮想通貨ってどんなものがある?今後がアツい通貨9選」にて紹介しています。

暗号資産の買い方・売り方・選び方:まとめ

最後にもう一度、内容を確認しておきましょう。

  • 暗号資産取引所の口座を作れば簡単に取引できる
  • 販売所と取引所では、取引通貨の種類や手数料が異なる
  • 選び方のポイント5つ
    • 時価総額
    • チャート
    • 流動性
    • 開発目的
    • ホワイトリスト
  • 海外取引所も使えるが自己責任の度合いが強い

これから暗号資産への投資を考えている方は、大きな失敗をしないためにも、この記事の内容を参考にしてください。

海外取引所も含めると、銘柄数は1万種類を超えています。選び方に迷った時は5つのポイントを思い出して、かしこく選定していきましょう。

まだ口座を持っていない方は「日本国内の暗号資産取引所に口座を開設しよう!」をご活用ください。

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Web3.0ジャンル専門のフリーランスWebライターとして活動中。ビットコインをはじめとする暗号資産、および国内・国外のさまざまなNFTを保有。暗号資産やブロックチェーン、NFTなどを「とことん分かりやすく」解説するのがモットー。多くの人がWeb3.0に興味を持つきっかけとなるような記事を書いている。
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