現在のNFT市場では、様々なプロジェクトがローンチされていますが、そのほとんどが海外発のものであり、日本のNFTプロジェクトは世界から遅れをとっていると言わざるを得ません。
しかし、そんな中でも世界的に注目を集めている国産NFTプロジェクトの一つとして、BŌSŌ TOKYO(暴走東京)を挙げることができます。
この記事では、BŌSŌ TOKYOというプロジェクトの特徴や話題を集める理由、今後のロードマップなどについて詳しく解説していきます。
また、実際に「BŌSŌ TOKYOのNFTを購入してみたい」という方に向けて、購入手順もわかりやすくご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の構成
BŌSŌ TOKYO(暴走東京)とは?特徴や話題を集める理由
BŌSŌ TOKYOというプロジェクトへの理解を深めるためにも、まずは基本的な概要や特徴をご紹介していきます。
また、業界から注目や話題を集める理由についても解説していくので、詳しく確認していきましょう。
暴走族をモチーフにした東京発のジェネラティブNFTプロジェクト
BŌSŌ TOKYOとは、2022年8月に正式に販売が開始された東京発のジェネラティブNFTプロジェクトです。
プロジェクトの名前の通り、NFTのデザインは自由を求めて走り回る「日本の暴走族」をイメージしており、日本のコンテンツやカルチャーをしっかりと世界に発信できるブランドになることを目指しています。
BAYCやCryotoPunksなどと同じく顔や服装、アクセサリーなどをランダムに組み合わせたジェネラティブ・アートとなっていることも特徴の一つと言えるでしょう。
また、BŌSŌ TOKYOは単なるPFPではなく「将来的に複数のメタバースが乱立する中でも、自己を表現できるアバターを提供すること」も大きな目的としており、現在あらゆるメタバースで使用できる3Dアバターの開発も行っているとのことです。
複数の海外の暗号資産取引所ともパートナーシップを結んでいる
BŌSŌ TOKYOの特徴の一つとして、複数の海外取引所ともパートナーシップを結んでいることが挙げられます。
中には日本人にも人気が高いBybit(バイビット)も含まれており、上記画像の海外取引所とコラボしたホワイトリストの抽選なども行われていました。
🚨🚨ANNOUNCEMENT🚨🚨@BosoTokyo joined @animocabrands group through a strategic partnership with @madworldnft https://t.co/Mu4O1Jgh6r
Exciting collabs in merch, events, NFTs, & countless more🔥
The first project in the partnership is coming soon!📢#BOSOTOKYO #MADWORLD pic.twitter.com/WtI5oDJTQH
— BŌSŌ TOKYO -暴走東京- (@BosoTokyo) October 12, 2022
また、2022年10月12日には、ブロックチェーンゲーム業界において最先端を走るWeb3.0企業「Animoca Brands(アニモカ・ブランド)」との提携を発表し、Animoca Brandsグループの一員となっています。
現状、日本国内のNFTプロジェクトでこれだけ多くの有名企業とパートナーシップを提携しているのは、BŌSŌ TOKYO以外にないと言えるでしょう。
プロジェクトを運営するメンバーが非常に豪華
BŌSŌ TOKYOが大きな注目を集めている理由として、プロジェクトの運営メンバーが非常に豪華であることも考えられます。
ここでは、主要なプロジェクトメンバーである以下の4名をご紹介していきます。
- 天神英貴(HIDETAKA TENJIN):NFT・アバターデザイナー
- アフロマンス(Afromance):クリエイティブディレクター
- 大木悠(HISASHI OKI):マニフェストデザイン
- けんすう:コミュニティデザイナー
天神英貴(HIDETAKA TENJIN):NFT・アバターデザイナー
画像引用元:Twitter
天神英貴氏は、BŌSŌ TOKYOのアバターデザインを担当した日本を代表するイラストレーター、アートディレクターです。
これまでに数多くのロボットメカ作品に携わってきた経験を持っており、「ガンダム」「マクロス」「創聖のアクエリオン」をはじめとした誰もが知る有名作品を制作してきました。
このように、世界的に有名なイラストレーターが中心的なメンバーとして関わっている点も、BŌSŌ TOKYOが注目を集めている理由と言えるでしょう。
アフロマンス(Afromance):クリエイティブディレクター
画像引用元:アフロマンス公式サイト
アフロマンス氏は、主にBŌSŌ TOKYOのクリエイティブデザインを担当している人物です。
普段は自身のクリエイティブカンパニーである「Afro&Co.」の代表を努めており、実績としては日本全国に「アワパ(泡パ)」を広めたことで知られています。
また、オンライン音楽フェス「BLOCK.FES」を立ち上げたことでも有名で、様々なムーブメントを引き起こしてきたプロフェッショナルであることは間違いありません。
大木悠(HISASHI OKI):マニフェストデザイン
画像引用元:Twitter
大木悠氏は、世界で最も有名な暗号資産ウォレット「Ledger」の日本代表を務めていることで有名な人物です。
BŌSŌ TOKYOでは、プロジェクトの思想やマニフェストデザインを担当しており、プロジェクトにおける大きな役割を担っています。
過去には暗号資産取引所「Kraken」の広報やマーケティングなどの経験もあるなど、Web3.0やブロックチェーンに精通している人物となっています。
けんすう:コミュニティデザイナー
画像引用元:Twitter
後に詳しくご紹介するクリエイター応援DAO「YAO」のコミュニティデザイナーは、アル株式会社代表のけんすう氏が担当しています。
けんすう氏は、クリエイター向けのサービス開発に精通している人物であり、今回のコミュニティデザインにはうってつけの人物と言えるでしょう。
自身でも「marimo」というマリモを育てるNFTコレクションを販売し、10,000点全てを数分で完売させるなど、NFT販売に関する実績も豊富となっています。
BŌSŌ TOKYO(暴走東京)のNFTの3つのタイプ
BŌSŌ TOKYOのNFTは、以下の3つのタイプ(Zoku:族)に分類されています。
- 飛遊曼(Human)
- 魔姿隠(Machine)
- 鬼滅羅(Chimera)
それぞれ順番に確認していきましょう。
飛遊曼(Human)
飛遊曼(Human)は、人間をモチーフにしているNFTです。
BŌSŌ TOKYOのNFTの中でも、最も高額な価格帯で取引されている特徴があります。
魔姿隠(Machine)
魔姿隠(Machine)は、ロボットのデザインが採用されているNFTです。
デザインを担当している天神氏は、これまで「ガンダム」や「マクロス」などのロボットメカ作品を多く手がけてきたことから、どれもカッコいいセンスのあるデザインとなっています。
鬼滅羅(Chimera)
鬼滅羅(Chimera)は、獣のような生物をモチーフにしているタイプとなります。
かなり動物感があるデザインとなっており、魔姿隠(Machine)と同様に比較的安価な価格帯で取引が行われています。
Revvingと呼ばれるNFTステーキングを提供している
BŌSŌ TOKYOでは、Revving(レヴィング)と呼ばれるNFTステーキングサービスを提供しています。
このRevvingでは、ステーキング期間に応じてRPM(エンジンの1分間の回転数)というポイントのようなものが増加する仕組みとなっており、獲得したRPMが一定数を超えると報酬を獲得することが可能です。
また、RPMが貯まるスピードは、先ほどご紹介した3つのNFTのタイプによっても異なるとの発表が行われています。
現在このRevvingの報酬として、天神氏がデザインする「3DデザインNFT」や「アートワークNFT」の配布が予定されているので、BŌSŌ TOKYOのNFTを購入した場合は、すぐにRevvingを行った方がよいと言えるでしょう。
Revvingは、BŌSŌ TOKYO公式サイトの専用ページにて、MetaMaskを接続することで行うことができます。
YAOと呼ばれるクリエイター応援するDAOがある
BŌSŌ TOKYOの最後の特徴として、クリエイターを応援するDAO(自律分散型組織)である「YAO」の存在があります。
YAOでは、クリエイターが自ら作成した作品をGalleryに展示することが可能となっており、その中からBŌSŌ TOKYOのNFT保有者が投票を行う仕組みとなっています。
投票で選ばれたクリエイターはBŌSŌ TOKYOから支援を受けることができ、無事にプロジェクトが発足した場合には、その見返りとしてエアドロップやホワイトリストの配布が行われるとされています。
このように「YAO」は、多くのクリエイターが世界で活躍できるきっかけ作りを行っているコミュニティと言えるでしょう。
BŌSŌ TOKYO(暴走東京)の今後のロードマップ
次に、BŌSŌ TOKYOのロードマップを確認していきます。
今後、BŌSŌ TOKYOがどのような計画を予定しているのか気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
NFT保有者への商標利用権を付与
BŌSŌ TOKYOのロードマップには、NFTの保有者に対して制限なしの商標利用権を付与すると記載されています。
他のNFTプロジェクトでも商標利用権を付与しているケースは多いですが、中には年間売上の上限が決められているなどの制限があることは珍しくありません。
しかし、BŌSŌ TOKYOでは一切の制限を設けていないため、NFTを活用したグッズの作成や、広告での利用など自由にNFTを利用することが可能です。
メタバースで使用できる3Dアバターの配布
ここまででもご紹介したように、BŌSŌ TOKYOは「メタバース上でのアバターの提供」を目的の一つとしているプロジェクトです。
そのため、今後のロードマップでも自己のアイデンティティを表現できるアバターの付与が明記されています。
NFTホルダーしか参加できないイベントやコミュニティへの招待
BŌSŌ TOKYOの今後の予定として、NFTホルダーのみが参加できるイベントの開催や、コミュニティへの招待などが行われると考えられます。
2022年6月27日、渋谷にてBŌSŌ TOKYOのローンチパーティーが開催され、大きな盛り上がりを見せましたが、渋谷でのパーティーは申込みさえすれば誰でも参加することが可能でした。
今後、同じようなイベントが行われる際は、NFTを保有するインセンティブを高めるためにも、NFTホルダーのみがアクセス可能なイベントになると予想できるでしょう。
BŌSŌ TOKYO(暴走東京)のNFTを購入する方法・手順
記事の最後に、BŌSŌ TOKYOのNFTを購入する手順をご紹介していきます。
手順自体はそこまで難しくありませんが、これまでNFTを購入したことがない方は詳しく確認していきましょう。
国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
BŌSŌ TOKYOのNFTを購入するためには、まず国内の暗号資産取引所にて購入原資となるイーサリアム(ETH)を取引する必要があります。
イーサリアムはほとんど全ての国内取引所で取り扱いされていますが、後にMetaMaskなどのウォレットに送金することを考えると、送金手数料が無料となっているGMOコインなどが使いやすいでしょう。
国内取引所のアカウントの準備ができたら、日本円を入金してイーサリアムを取引してください。
購入したイーサリアム(ETH)をMetaMaskに送金する
次に、購入したイーサリアムを暗号資産ウォレットであるMetaMaskに送金していきます。
MetaMaskは、BŌSŌ TOKYOなど様々なNFTが取引されている「OpenSea」を使うために必要になってくるので、まだアカウントを持っていない方は事前に作成しておいてください。
MetaMaskの準備ができたら、国内取引所で購入したイーサリアムの送金手続きを進めていきましょう。
また、送金する際は必ず「イーサリアムメインネット」になっていることを確認した上で、送金アドレスをコピーするようにしてください。
送金手続きが不安な方は、まず少額での送金テストを行うことをおすすめします。
OpenSeaにアクセスしてMetaMaskと接続する
イーサリアムの送金が完了したら、次にOpenSeaの公式サイトにアクセスしてMetaMaskと接続していきます。
アクセスできたら、矢印で示した画面右上のアイコンをクリックしてください。
クリックすると対応している暗号資産ウォレットがいくつか表示されるので、「MetaMask」を選択しましょう。
MetaMaskが自動的に立ち上がるので、画面に沿ってOpenSeaとの接続を許可してください。
OpenSeaでBŌSŌ TOKYO(暴走東京)のNFTを購入する
OpenSeaとの接続ができたら、最後にBŌSŌ TOKYOのNFTを購入していきましょう。
まずは、検索窓にキーワード入力などを行い、BŌSŌ TOKYOの販売ページに移動してください。移動できたら、購入したいNFTをクリックします。
NFT個別のページに画面が切り替わったら、赤枠で示した「Add to cart」をクリックします。
最後に「Complete purchase」を選択し、画面に沿って手続きを行えばNFTを購入することができます。
以上で、BŌSŌ TOKYOのNFTを購入する手順は完了です。
BŌSŌ TOKYO(暴走東京)の特徴や話題を集める理由まとめ
今回の記事では、日本発のジェネラティブNFTプロジェクトであるBŌSŌ TOKYO(暴走東京)の特徴や、今後のロードマップなどを解説してきました。
ご紹介したように、BŌSŌ TOKYOは複数の海外取引所とパートナーシップを結んでいたり、Animoca Brandsグループに加わるなど、他の国産NFTプロジェクトとは異なる盛り上がりを見せています。
日本のNFTが世界でも注目を集めるきっかけになるプロジェクトだと言えるので、これからの動向を注視していく必要があるでしょう。