2020年以降の新型コロナウイルスの世界的な流行に伴い、自宅で過ごす時間が増えてきたという方は多いでしょう。
外出自粛に伴う在宅時間の増加によって、テレビゲームやスマホゲームの需要が高まってきました。
そんな中、従来のゲームシステムに留まらない、「NFTゲーム」というジャンルも年々頭角を現しています。
これはブロックチェーン技術を活用したものであり、最も大きな特徴はやはり、「ゲームをすることでお金を稼ぐことができる」ということでしょう。
これまでゲーム中で獲得したアイテムなどに対して、現実世界における価値を付随させることは不可能でした。
しかし、ブロックチェーン技術によるNFTが現れたことにより、ゲーム内のデジタルデータにも価値が付くようになったのです。
これは特にトレーディングカードゲームの分野にて活用され、「遊んで稼ぐ」と言われる「Play to Earn」という仕組みが注目を浴びました。
そして2022年現在においては、「Play to Earn」だけに留まらず、「運動して稼ぐ=Move to Earn」というコンセプトが大きな話題となっています。
本記事ではそんな「運動して稼ぐ」NFTのゲームの中から、2022年4月に提供が開始された「Sewatcoin」について解説していきます。
ぜひ最後までご覧ください。
この記事の構成
Sweatcoinとは一体何?
「Sewatcoin(スェットコイン)」は、「運動して稼ぐ=Move to Earn」と呼ばれるNFTゲームの一つであり、その内容は「歩いた歩数に応じて仮想通貨を稼げるゲーム」です。
同様のNFTゲームには、「STEPN」や「Fitmint」など様々なサービスが存在しています。
それぞれ、歩いた歩数に対して独自の暗号資産(仮想通貨)が配布される仕組みとなっており、健康習慣を身に着けながら楽しむことができます。
プレイ方法も基本的には「歩くだけ」とシンプルであることから、NFT技術に対して難解なイメージを持っている方でも身近に感じることができるでしょう。
このようにスマホを持って歩くだけという、従来のゲームプレイとは異なった楽しみ方ができるスマホゲームがSweatcoinなのです。
Sweatcoinの特徴
それでは「Sewatcoin」ゲームの特徴について、以下の4点に分けてそれぞれ解説していきます。
- 歩数に応じて暗号資産の「Sweatcoin」が発行される
- 初期費用が一切発生しない
- 獲得した暗号資産で賞品獲得や寄付ができる
- 多くの団体・企業が出資
歩数に応じて暗号資産の「Sweatcoin」が発行される
最も大きな特徴はやはり、歩数に応じた暗号資産が発行されるという点でしょう。
プレイヤーは1,000歩ごとに、Sweatcoin独自の暗号資産である「SWEAT」を1SWC獲得することができます。
日々の通勤や通学中のウォーキングがそのまま暗号資産の獲得に繋がりますので、ゲームに気を取られることもないでしょう。
初期費用が一切発生しない
Move to Earnを一躍有名にしたゲームの一つに、「STEPN」があります。
こちらもSweatcoinと同じく歩いて稼ぐものですが、ゲームを開始するにあたってはアイテムとなるスニーカーを購入する必要があります。
しかし、このスニーカーは最盛期には日本円で10万円以上するなど、新規参入のハードルが高く、誰でも気軽に始めることが難しいアプリゲームとなっていました。
その点、Sweatcoinではこのような初期費用が一切発生しません。
さらにアプリ自体の料金も無料であり、その他維持費や登録料も掛かりません。
通常の歩数カウントアプリと同じような感覚で、誰でも気軽に始めることができるでしょう。
獲得した暗号資産で商品獲得や寄付ができる
獲得した「SWEAT」については、以下の3通りの用途があります。
- アプリ内のショップから商品と交換
- 慈善団体へ寄付
- 法定通貨へ換金
交換できる商品については、Amazonや動画配信サービスのギフトカードや、電化製品など様々なジャンルから好みのものを選択できます。
そして寄付に関しては、環境保全や人道的支援、さらには動物の保護団体といった世界中で活動する機関、団体への援助が可能となっています。
商品、寄付も選択しない場合には、ビットコインやイーサリアムといった暗号資産同様、法定通貨への換金が可能です。
最後の換金に関しては、2022年10月時点においては日本国内の取引所では取り扱いがないため、海外取引所にて行なう必要があるので注意しましょう。
多くの団体・企業が出資
歩くだけで前述したようなメリットがプレイヤーにあるので、若干不安になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このSweatcoinへは多くの有名団体、企業がパートナーとして出資しています。
代表的な出資先一例は以下の通りです。
- OKEx Blockdream Ventures:世界大手取引所OKXの投資部門
- NEAR Foundation:NEARブロックチェーン財団
- DO KWON氏:Terra(LUNA)創業者
- SPARTAN:大手金融機関やVC出身のメンバーが集まるVC
- GSR:仮想通貨マーケットメイカー
さらに交換可能な商品を提携している企業もAppleやNetflix、adidasなど世界的なブランドが含まれており、いわゆる詐欺プロジェクトである可能性は非常に低いと考えられるでしょう。
Sweatcoinの始め方
それでは、実際にSweatcoinを始めて暗号資産を稼ぐ方法を解説していきます。
基本的にはスマホを持っていれば誰でも参加可能ですので、以下の流れを参考に早速始めてみましょう。
アプリをダウンロード
まずは通常のスマホアプリ同様、アプリストアからダウンロードしましょう。
iPhone、Androidの両OSに対応しておりますので、以下のリンクから確認してみてください。
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=in.sweatco.app&hl=ja&gl=US
歩数計アプリと連動させる
スマホ内の歩数計アプリと連動させる必要があります。
基本的にはアプリの操作に従うことで容易に可能です。
一例として、iPhoneの場合は以下の流れで設定することになります。
- モーションとフィットネスを許可
- ヘルスキットを有効にする
- ヘルスケアの歩数を有効にする
基本的にはここまでの作業を完了させるだけで、歩数に応じた暗号資産が発行されるようになります。
Sweatcoinの稼ぎ方
引用:https://play.google.com/store/apps/details?id=in.sweatco.app&hl=ja&gl=US
Sweatcoinにおいて暗号資産を稼ぐ方法を解説していきます。
「Move to Earn」ということで歩いて稼ぐことが基本となりますが、実際はそれだけではありません。
効率よく稼ぐ方法もありますので、まずは以下の3つの方法を把握しておきましょう。
- 歩いて稼ぐ
- 招待制度で稼ぐ
- デイリーリワードで稼ぐ
歩いて稼ぐ
最も一般的で手軽な方法はやはり「歩く」ことです。
前述した通り、こちらでは1,000歩ごとに1SWCが発行されます。
特にアプリを立ち上げる必要もなく、スマホを持って歩いているだけでカウントされますので、日頃の移動がそのまま稼ぎに繋がることになるでしょう。
さらに1日1回、自分で選んだタイミングで20分間獲得報酬が2倍になる「デイリー2倍ブースト」もあり、これを通勤時などに設定することでより効率的に稼ぐことができます。
またSweatcoinには月額550円の有料会員制度もあり、こちらに参加した場合は常時獲得報酬が2倍になります。
招待制度で稼ぐ
Sweatcoinでは招待制度を導入しており、友人や家族をアプリへ招待することで1人あたり5SWCを獲得することができます。
単純に5,000歩分の暗号資産を獲得できる上に、人数制限はありません。
デイリーリワードで稼ぐ
デイリーリワードとは広告を視聴することです。
約30秒程の動画広告を視聴するだけで、終了時に0〜1,000SWCが発行されます。
この広告は0歩、500歩、1,000歩ごとに視聴することが可能であり、1日最大3回まで利用することができます。
このように、実際には歩く以外にも様々な方法で暗号資産を稼ぐことが可能なのです。
Sweatcoinの将来性は?
歩くことで暗号資産のSWEATが稼げるSweatcoinですが、気になる点はその将来性でしょう。
ビットコインを始めとした暗号資産の認知度は高まっている一方、まだまだ実際に取り扱ったことが無いという方が多いのが現状です。
そんな中でもまだ歴史の浅いNFTゲーム市場ですので、その安全性、将来性について不安を抱いても仕方ないでしょう。
ここでは、現在の状況や今後の動向から、Sweatcoinの将来性を考察していきます。
2022年9月に取引所へ上場
Sweatcoinは、2022年9月13日に仮想通貨取引所へ上場し、正式なコイン名称は「SweatEconomy」となっております。
この上場により、ビットコインやイーサリアム同様に既存の法定通貨への換金、取引が可能となりました。
2022年10月時点において、上場した取引所は以下の通りとなっています。
- OKX
- KuCoin
- FTX
- BITFINEX
日本の取引所では購入できない状況ではありますが、世界最大の取引所であるBybitにおいて、日本語でSweatcoinの取引が可能です。
現在の価格動向
記事作成時である2022年10月26日時点での価格は、1SWEAT辺り「2.67円」となっております。
上場時点での価格は、1SWEAT辺り「11円」であったため、約1カ月経過したことである程度価格は落ち着いてきていると考えられます。
上場前の価格予想では、1〜3円と考える人が多かったことから、現時点の価格はそこまで落ち込んでいると捉えなくても良いかもしれません。
アップデート情報
引用:https://ja.sweateconomy.com/
Sweatcoinは上記の画像のように、今後長期間でのアップデート計画を掲げています。
現時点ではフェーズ01の段階が終了しており、2022年中にフェーズ02を終了、さらに2年間かけてフェーズ04までを実行していく見込みです。
将来的にはNFTマーケットプレイスへの展開や、歩くだけではなくサイクリング、水泳にも対応することも記載されておりさらなる拡大が期待できるでしょう。
暗号資産は多くのケースに置いて、アップデート時に価格が上昇する傾向にあります。
公式のロードマップを参考に、これからの動向に注目すべきと言えるでしょう。
まとめ
Move to Earnである「Sweatcoin」について、基本的な内容からその将来性について解説しました。
無料で始められる上に、歩くだけで暗号資産を獲得できるこのアプリは、多くの人がブロックチェーン技術に初めて触れるきっかけとなるかもしれません。
さらに長期間でのアップデート計画も掲げられており、新規暗号資産のSWEATはこれから値上がりする可能性は十分に考えられます。
まだまだ参入者が少ない状況ではありますが、今後の普及につれて1SWEATを獲得するための歩数は1,500歩、2,000歩と増えていくでしょう。
先行者優位がはたらく今の内に、まずはSweatcoinアプリをインストールして試してみてはいかがでしょうか。