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Cool Cats NFT(クールキャッツ)とは?特徴や誕生した経緯までわかりやすく解説

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2021年以降、様々なNFTコレクションがリリースされていますが、その中でも注目を集めているのが約1万体前後のNFTを発行するジェネラティブNFTコレクションです。

特に、BAYC(Bored Ape Yacht Club)やCryptoPunksはその代表格であり、多くの海外セレブやプロスポーツ選手も保有しています。

この記事では、そんなジェネラティブNFTコレクションの中でもCool Cats NFT(クールキャッツ)という、かわいい猫のイラストのプロジェクトをご紹介していきます。

Cool Cats NFTの特徴や誕生までの経緯、購入する手順などをわかりやすく解説していくので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

Cool Cats NFT(クールキャッツ)とは?4つの特徴を徹底解説

まずは、Cool Cats NFTの以下の4つの特徴から解説していきます。

  • 猫をモチーフにした合計9,999体のジェネラティブNFTコレクション
  • 二次流通の販売価格が10ETHを超えた3番目の10Kプロジェクト
  • Cooltopia(クールトピア)という独自のエコシステムの構築を目指している
  • 多くのプロスポーツ選手やアーティストが保有している

猫をモチーフにした合計9,999体のジェネラティブNFTコレクション

Cool Cats NFTは、イーサリアムブロックチェーン上で発行された、かわいい青色の猫のイラストで描かれたNFTコレクションです。

30万ものパーツをアルゴリズムによって組み合わせたジェネラティブNFTコレクションとなっており、合計9,999体ものNFTが発行されています。

各NFTが持つ顔・服装・アクセサリーなどによって下記のようなポイントが振られており、それぞれレアリティーが異なるという特徴を持っています。

画像引用元:Cool Cats NFT公式サイト

また、このポイントはただ単に希少性を表すものではなく、後にご紹介するCooltopia(クールトピア)という独自のエコシステム内で影響する指標にもなっています。

二次流通の販売価格が10ETHを超えた3番目の10Kプロジェクト

Cool Cats NFTは、二次流通の販売価格が10ETHを超えた史上3番目の10Kプロジェクト(約1万体のNFTが発行されているコレクション)としても知られています。

今でこそ、暗号資産業界の冬の時代によって価格も低迷していますが、過去には平均価格が25ETHを超えるなど、大きな価格上昇を見せていました。

2022年11月23日現在でも、OpenSeaの過去全ての取引高ランキングで12位に位置しており、総取引量は約11万5,000ETHを記録する大人気のNFTコレクションとなっています。

Cooltopia(クールトピア)という独自のエコシステムの構築を目指している

Cool Cats NFTでは、Cooltopia(クールトピア)と呼ばれる独自のエコシステムの構築を目指しています。

Cool Cats NFT公式サイトによると、CooltopiaはCool CatsやCool Petsを活用したトークンエコノミーとなっており、今後は規模拡大のために独自のゲームを開発する計画をしています。

また、エコシステム内で使用する$MILKというトークンが発行されており、Cool Cats NFTホルダーであれば、公式サイトにウォレットを接続するだけでトークンの請求を行うことが可能です。

まだCooltopiaは開発段階であるため全容はわかりませんが、2022年10月にはブロックチェーンゲーム開発企業として有名なAnimoca Brands(アニモカ・ブランズ)と提携しているなど、今後本格的にゲーム開発を進める姿勢を見せていると言えるでしょう。

多くのプロスポーツ選手やアーティストが保有している

Cool Cats NFTの最後の特徴として、多くのプロスポーツ選手や著名アーティストが保有していることが挙げられます。

中でも、元プロボクシング・ヘビー級統一王者として有名なMike Tyson(マイク・タイソン)氏もCool Cats NFTのホルダーとして知られており、一時期TwitterのPFPにしたことで大きな話題となりました。

当時はまだNFTをTwitterのアイコンにすることは珍しく、Cool Cats NFTの知名度を高める大きな要因になったと言えるでしょう。

他にも、アメリカ・ニューヨークで創刊された「TIMES誌」の社長Keith A. Grossman氏や、NBA選手のJ.E. SkeetsなどもCool Cats NFTを保有しているなど、多くの著名人に好まれるNFTコレクションとなっています。

Cool Cats NFT(クールキャッツ)が誕生した経緯

次に、Cool Cats NFTが誕生するこれまでの経緯についてご紹介していきます。

どのようにして大人気NFTコレクションが誕生したのか気になる方は、詳しく確認していきましょう。

もともとはColin Egan氏が10年前に描いたスケッチからスタート

画像引用元:Cool Cats NFT discord

今でこそ、世界でも有数のNFTコレクションに成長したCool Cats NFTですが、もともとはプロジェクトのファウンダーであるColin Egan氏が10年前に描いたスケッチからスタートしています。

上記の画像のように、当時は青色の猫のイラストではなく、現在のデザインとは大きくかけ離れていることがよくわかるでしょう。

現在のイラストが完成するまでには、線の太さやヒゲの長さに至るまで様々な試行錯誤が行われており、長い年月をかけた結果、現在のデザインが完成したことがMediumでも記載されています。

画像引用元:An Introduction to Cool Cats

このように、Cool Cats NFTのイラストはかなり長い構想期間を経て作られており、他のNFTコレクションとは大きく異なる特徴と言えるのではないでしょうか。

コアメンバーとのチームが発足し、NFTを正式にリリース

そんなCool Cats NFTですが、ファウンダーのColin Egan氏は決して有名なデザイナーではなく、当時は大きな影響力を持つ人物ではありませんでした。

しかしその後、ブロックチェーンやWeb開発の知見を持つxtremetom氏やLynqoid氏と出会い、Cool Cats NFTのプロジェクトチームが発足します。

NFTを正式リリースする前からdiscordのコミュニティが作られており、様々なユーザーの意見を取り入れつつ、プロジェクトが進められました。

このコミュニティを重視した運営はCool Cats NFTの大きな特徴であり、現在でもこの姿勢は継続しています。

2021年7月、NFTの販売が開始されると結果的に8時間で全て完売し、世界有数のNFTコレクションにまで成長しました。

一般的に、Cool Cats NFTは短期間で成長を遂げたプロジェクトとして認識されていますが、その背景には長い構想期間を経ていることがわかるでしょう。

Cool Cats NFT(クールキャッツ)を購入する方法・手順

最後に、Cool Cats NFTを購入する、下記の4つの手順をご紹介していきます。

  • 国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
  • 購入したイーサリアム(ETH)をMetaMaskに送金する
  • OpenSeaにアクセスしてMetaMaskと接続する
  • OpenSeaでCool Cats NFT(クールキャッツ)を取引する

それぞれ順番に確認していきましょう。

国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入する

Cool Cats NFTを取引するためには、まずNFTの購入原資となるイーサリアム(ETH)を準備する必要があります。

イーサリアムはほとんどの国内取引所で購入できるので、すでに取引所のアカウントを持っている方は購入手続きを進めておいてください。

まだ国内取引所のアカウントを開設していないという場合は、暗号資産取引量で国内No.1のbitbank(ビットバンク)が比較的使いやすいでしょう。

アプリも非常に使いやすく、かつMaker注文(オーダーブックにない新しい金額で注文を出すこと)にはマイナス手数料が適用されるので、有利な条件でイーサリアムを購入することができます。

bitbank公式サイトでアカウントを作成したら、日本円を入金してイーサリアムを取引していきましょう。

購入したイーサリアム(ETH)をMetaMaskに送金する

国内取引所でイーサリアムを購入できたら、次にMetaMaskへと送金していきます。

MetaMaskとは、暗号資産やNFTを保管できるお財布のようなものであり、世界で最も人気が高い暗号資産ウォレットの一つです。

Cool Cats NFTなどのNFTを売買できるOpenSeaや、Uniswapをはじめとした分散型取引所などのサービスを利用する際には必ず使うものなので、まだアカウントを持っていない方はこの機会に作成しておきましょう。

MetaMaskは、Google Chromeなどのブラウザで使用するソフトウェアウォレットなので、まずはMetaMask公式サイトでブラウザの拡張機能に追加します。

あとは画面に沿ってリカバリーフレーズなどをメモしていけば、数分程度でアカウントを作成できるでしょう。

無事にMetaMaskの準備ができたら、国内取引所から購入したイーサリアムを送金していきます。

表示しているアドレスが「イーサリアムメインネット」のものであることを確認し、赤枠で示した箇所をクリックしてコピーしてください。国内取引所の管理画面にコピーしたアドレスを貼り付け、送金手続きを完了させましょう。

なお、暗号資産の送金手続きに不安がある方は、まず少額でのテスト送金を行ってから、大きな金額を送金することをおすすめします。

OpenSeaにアクセスしてMetaMaskと接続する

無事にイーサリアムを送金できたら、OpenSeaとMetaMaskを接続していきます。

OpenSea公式サイトにアクセスし、画面右上にある「お財布のアイコン」をクリックしてください。

接続できるウォレットがいくつか表示されるので、ここで「MetaMask」を選択します。自動的にMetaMaskが立ち上がるので、画面に沿って接続を許可しましょう。

OpenSeaでCool Cats NFT(クールキャッツ)を取引する

ここまでの手順が完了したら、最後にCool Cats NFTを購入していきます。まずは、Cool Cats NFTの個別ページに移動してください。

画面を下にスクロールすれば、現在販売されているNFTを一覧で確認することができます。

購入したいNFTが決まったら、矢印で示している「Add to cart」をクリックしてカートに追加しましょう。

画面右上の「カート」のアイコンをクリックし、「Complete purchase」を選択すればNFTを購入することができます。

以上で、Cool Cats NFTを購入する手順は完了です。

Cool Cats NFT(クールキャッツ)の特徴や誕生した経緯まとめ

今回の記事では、2021年7月に正式リリースされたジェネラティブNFTコレクション、Cool Cats NFT(クールキャッツ)の特徴や誕生した経緯などを解説してきました。

ご紹介したように、Cool Cats NFTは二次流通の価格が10ETHを超えた史上3番目の10Kプロジェクトとして知られており、大きな人気を獲得しているNFTコレクションです。

元プロボクサーとして有名なマイク・タイソン氏も、一時期自身のTwitterのPFPにしていたことがあるなど、多くの著名人にも保有されているNFTプロジェクトとなっています。

今後はCooltopia(クールトピア)と呼ばれる独自のエコシステムを拡大するために、様々なゲームを開発する計画をしているので、これからの動向にもしっかりと注目していく必要があるでしょう。

GM

gm

2017年から仮想通貨投資を開始し、2020年から本格的にweb3.0の世界に参入。現在はフリーランスとして暗号資産やブロックチェーン、NFT、DAOなどweb3.0に関する記事を執筆。NFT HACKでは「初心者にもわかりやすく」をモットーに、読者の方々に有益となる記事の作成を行なっている。
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