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日本発のNFT引換券販売プラットフォーム「TicketMe Goods」が便利!

ハウツー系記事 解説系記事

2022年10月23日、日本初のサービスである、NFT引換券の販売プラットフォーム「TicketMe Goods」での販売者事前登録の開始を発表し、11月にサービスを開始しましたので、そのメリットや使用方法などについて解説していきます。

TicketMe(チケミー)について

2022年6月にスタートしたTicketMeは、セミナーやイベントなどのチケットをNFTを利用して販売する、日本初のNFTチケット販売のプラットフォームです。

NFTやWeb3関係のイベントチケットはTicketMeを活用されることが多く、11月は12件、12月は8件のイベントがTicketMeを使用してチケット販売を行っています。

尚、「TicketMe Goods」のリリースに伴いTicketMeは「TicketMe Event」へ改称する予定となっています。

NFTチケットとは

従来のチケットと言えば紙や電子チケットが主流ですが、NFTをチケットとして活用する新しい取り組みです。

最大のメリットはイベントに参加したことを証明できる他、自らのイベントの記録を公開することが可能で、第三者がいつでも閲覧することができます。

また、二次流通についての可否を選択することも可能で、特に転売や不正利用を防ぐための措置が組み込まれており、チケット購入者はもちろん、イベント主催者も安心して利用することができます。

TicketMe Goodsの概要

TicketMe Goodsは絵画や伝統工芸品、お酒などのギフト券を、NFTの引換券として活用するもので、誰でも簡単に発行し、購入することができるプラットフォームです。

最大の特徴はブロックチェーン技術やNFTの知識が不要で、暗号資産ウォレットがなくても購入が可能なことで、NFT初心者などでも簡単に、かつ安心して売買ができます。

NFT引換券はOpeaSeaなどのマーケットプレイスでの二次流通が可能です。

ただし、現物の受取(配送)を行う場合、TicketMe Goods内の配送先住所入力フォーマットに入力が完了した時点でSBT(Soul Bound Token:譲渡不可なNFT)になり、二次流通や譲渡が不可になります。

TicketME Goodsの特徴

TicketMe Goodsの特徴を販売者側と購入者側で紹介していきます。

販売者(出品者)側

  1. 販売が簡単
    ギフト券などに関わらず、NFTでの事業はブロックチェーン技術やウォレットの操作などが必要で参入障壁が高いサービスが多いですが、それらの知識もウォレットも一切不要で、わずか10分程度で出品・販売することが可能です。
  2. 日本円での受取が可能
    NFTでの売買の場合、暗号資産での支払が想定されますが、その場合販売者側の会計処理は税金の面で大きな不便と負担が生じます。そこで、TicketMe Goodsでは購入者の支払が暗号資産でも、販売者への支払は全て日本円として行われます。
  3. お試しが容易
    NFTなどの知識が不要とは言っても、実際にNFTを扱うことへの不安を払拭するため、まずは体験していただく事を重要視しています。
    そのため、初期導入の費用は一切無料で、NFT引換券1枚当たりの販売手数料もNFT引換券の8%という低い設定にしています。万が一商品が売れ残った場合でも、費用は一切徴収されません。
  4. キャッシュフローの改善
    実際の商品の受け渡しの時期より早いタイミングで代金を受け取ることができるので、キャッシュフローが大きく改善します。

購入者(NFT引換券保有者)側

  1. ウォレット不要
    支払はクレジットカードを使用できるので、NFTの知識やウォレットも不要で購入することができます。
    その他、暗号資産での購入も可能なので、ウォレットなどの扱いに慣れている方も簡単に購入することができます。
  2. 個人情報とウォレット情報は結びつかないTicketMe Goodsでは、会員登録で使用しているログイン情報とウォレットの管理は分離されていて、それぞれ独立した形で管理しているので、プライバシーの保護が容易です。
  3. 購入したものの所有を証明できる
    NFTギフト券をTicketMe Goodsで購入、もしくはOpeaSeaなどのマーケットプレイスで購入すると、ブロックチェーンに記録され、いつでも所有していることを証明できます。
    さらにTicketMe Goodsにて配送先住所を入力し、受取が確定した時点でSBTとなり、半永久的に自身が所有していることが可能になり、もちろんブロックチェーン上で証明することも可能です。
  4. 二次流通が自由にできる
    TicketMe Goodsで購入したNFTギフト券は投資のような目的で活用することも可能で、値段があがりそうなものを購入しておいて、NFTマーケットプレイスで二次販売すると言った、今までのギフト券ではできなかった活用方法が可能になります。
  5. プレゼント・ギフトとして最適TicketMe Goodsで購入したNFTギフト券を、ウォレットを持っている知人であれば暗号資産と同じようにウォレットアドレス宛に送信するだけで譲渡が完了するので、とても便利です。

NFT引換券購入方法

TicketMe Goodsではクレジットカードか暗号資産で購入することができますので、具体的な購入方法を紹介していきます。

グッズを選択

アイテムの詳細ページが表示されるので下にスクロールして「購入する」をクリック

サインインの画面になるので好きな方法でサインインを行う

ウォレット接続画面になるので暗号資産ウォレットを持っている方は「お持ちのWalletで接続」を、持っていない方は「TicketMe Walletで接続」をクリック
尚、対応ウォレットはMetaMaskのみですので注意しましょう。

下記の画面になるのでスマートフォンの方はQRコードを、PCの方は「MetaMask」か「TicketMe Wallet」のどちらかをクリック

支払方法をクレジットカードか暗号資産(MATICのみ)で選択

この後、画面の指示に従い支払を完了させる
支払が完了すると「MY PAGE」にて所有しているNFT引換券を確認できます

現在販売中の商品の紹介

既に販売が実施されてるアイテムをいくつか紹介します。

尚、伝統工芸品のカテゴリはまだ出品アイテムがありませんので食品と雑貨カテゴリについて紹介していきます。

食品カテゴリ

食品のカテゴリでは9アイテムが販売されています。

(引用元:https://goods.ticketme.io/?tab=%E9%A3%9F%E5%93%81

スムージーやトマト、コーヒーなどが販売されていますが、鳥の絵が書かれているものが4つありますが、この中の2つを紹介します。

トマトの販売社「lazy style」

1品目

  • 商品名:ミニトマト1.5kg・あつみちゃんトマト
  • 販売価格:3,680円
  • 販売期間:2022年12月7日~2023年1月31日 00:00まで
  • 販売数量:先着10名

2品目

  • 商品名:ミニトマト900g・あつみちゃんトマト
  • 販売価格:2,690円
  • 販売期間:2022年12月7日~2023年1月31日 00:00まで
  • 販売数量:先着10名

今回TicketMe Goodsでトマトを販売したのは、既存のビジネスモデルと最新のテクノロジーの技術で日本の農家を守るために立ち上げた「lazy style」という企業です。

農作物には時期によってもっとも美味しいと言われる「旬」があり、全国には旬の異なる特産品がたくさんあります。

lazy style社はこれら旬の物を、最適なタイミングで受け取る方法としてギフトという販売形態が最も適していると判断し、更にNFTギフト券という新たな技術を使い、様々なメリットが享受できるTicketMe Goodsと提携しました。

TicketMe Goodsとは12月12日に提携を発表したばかりですが、同年12月26日にギフト券が販売され、Twitter上で喜びの報告を行っています。

(引用元:https://twitter.com/yuuuhey_lazyboy/status/1607311512657604610?s=20&t=RyRnbZFqIx2UmATqjnrxhQ

NFT日本酒

次に鳥の絵が書かれた商品を説明します。

4種類ありますがこれらは全て日本酒で、販売者は「NFT日本酒」と命名しています。

その中から緑の製品を紹介します。

  • 商品名:NFT日本酒「雷鳥」♯0034
  • 販売価格:10,000円
  • 販売期間:2022年12月6日~2023年2月21日 10:00まで
  • 販売数:1本(先着1名のみ)
  • 配送納期:購入後約1週間
  • ホルダー特典
    • ホルダー限定のミートアップへの参加
    • 飛騨高山のわーケーションゲストハウスの利用優待

この日本酒は1870年より、飛騨古川で続く伝統的な手法で醸造されたもので、更に1152通りの異なるNFTアートがボトルにデザインされている、世界でたった1つの大変貴重な商品です。

デジタルのNFTと、「味」という味覚的な情報価値の2つの異なる特徴を組み合わせた新たな価値感を生み出した日本酒が誕生しました。

雑貨カテゴリ

雑貨カテゴリでは下記の4点が販売されています。

(引用元:https://goods.ticketme.io/?tab=%E9%9B%91%E8%B2%A8

実物のアート作品です。中には出品者の顔写真とメッセージが書かれた日めくりカレンダーなどもあり、とても個性があるアイテムが出品されています。

下記のサービスは自分が持っているNFT作品を、光る実物のアートにしてくれるサービスで、額縁を希望することも可能です。

(引用元:https://goods.ticketme.io/goods/2a796d7b-eb0f-487e-9538-a822f051b648

  • 販売者情報:KIRAMEKI(公式サイト:https://nap-inc.jp/kirameki
  • サイズ:30cm×30cm(NFTのアイテムによりその他のサイズにも対応)
  • 電気代目安:30cm四方サイズの場合、30分間の点灯で約0.13円
  • 金額:68,000円
  • 販売期間:2022年12月23日~2023年1月15日 00:00まで
  • 販売数:先着10名
  • 備考:公式サイトでは、銀行振込やイーサリアムなどの支払も可能

まとめ

単なるギフト券がNFTとして購入することにより、活用の幅が広がりとても便利になります。

さらに、NFT初心者でも簡単に出品、購入することができるように配慮されており、参入障壁が下がっていることで、NFTの認知度も広がることも想定されます。

まだスタートしたばかりのサービスですが、今後の拡大に期待したいと思います。

Yukimasa

Yukimasa

ブロックチェーン歴6年のライター。ブロックチェーンは必ず新しい時代を築き上げると確信し、その一躍を担うべく本格的に執筆活動中。とどまる事なく進化し続けるNFTやCryptoに関わる情報を初心者にもわかりやすく、そして的確に伝えていく。
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