STEPNが衝撃的なデビューをかざると瞬く間にブレイクし、現在もユーザー数が増え続け、まさにBig Projectの誕生となりました。
同時にMove to Earn(運動して稼ぐ)というワードが生まれ、新しいブロックチェーンカテゴリーとしてライフスタイルが変わろうとしています。
今回はその中でNext Stepn(次のSTEPN)と呼ばれるものから、Free to Earn(無料で稼げる)ものまで、いくつかのMove to Earnプロジェクトを紹介していきます。
この記事の構成
無料で始めるMove to Earn「Sweatcoin」
Sweatcoinはスウィートコインと表記されることがありますが、正しくは「スウェットコイン」と読みます。
文字通り「汗をかいてコインを得る」アプリです。
Sweatcoinの特徴
歴史は意外と古く、2016年にイギリスで発祥したフィットネスアプリが原型となっています。
公式サイトによると、現在の登録ユーザーは7,500万人を超え、予測される新規ユーザーは7,200万人以上になるだろうと表記しています。
その特徴はとにかくシンプルで、スマホにアプリをダウンロード後、ただ歩くだけで「SWEAT」とよばれるコインが報酬(1,000歩あたり1SWEAT)としてもらえます。
しかも、初期費用を一切かけずに始めることができるのです。
更に、サブスクリプション登録をしプレミアムユーザーになると獲得コインが2倍になります。
報酬としてもらえる「SWEAT」は2022年夏ごろに上場予定です。
(引用元:https://sweateconomy.com/)
アプリの使い方
Android(Google Playストア)、iPhone(App Store)どちらでも対応していますので、「Sweatcoin」で検索してダウンロードしてください。
アプリは日本語に対応していますので、表示される手順に従って下記の登録を完了させます。
- アカウント登録
- SWEATウォレット登録(MetaMaskなどの接続は不要)
準備が出来たら早速歩いてみましょう。
画面の紹介
画面の紹介をしながら使い方の説明をします。
TOP画面です。
歩数と獲得した報酬が表示されています。
2倍ブースト機能をONにすると20分間、報酬が2倍になります。
友達を招待すると5SWCをもらえます。
更にデイリーリワードとして、動画をみると報酬が追加されます(一日に一度だけ)
報酬で得た暗号資産(SWC)の使い道
先述したように、2022年5月時点では未上場のため、他の通貨との交換などはできません。
現在その使い道は下記のカテゴリーで使用可能ですので紹介していきます。
なお、ここから先のカテゴリーでは日本語表示には対応していません。
Shopで買い物ができる
様々なショップがあり、スマートウォッチや化粧品、Amazonギフト券の他、エクササイズに関するチケットなどを購入することができます。
寄付に参加できる
貧困地域の子供達への支援の他、動物保護や環境保護などの支援先があります。
最近ではウクライナの子供達への寄付などもあり、その支援先はとても充実しています。
オークションに参加できる
オークションも開催されており、自由に参加できます。
Next STEPNと呼ばれる「DEFY」
次のSTEPNとの呼び声が高い「DEFY」を紹介します。
DEFYの特徴
現在はα版のみです。
STEPNとの大きな違いは、ゲームの要素が備わったMove to Earnということです。
実際に街を歩きながらゲームをし、ミッションをクリアしたら報酬がもらえるアプリです。
プレイヤーは革命軍のオペレーターとなり、悪のテクノロジーを操る「Future System」と戦いメタバース解放のためにミッションをクリアします。
エリア内に出現するタワーをハッキングし、散らばっている資金を回収(盗む)していくゲームですが、実際に街を歩きながらアプリ上に出現するパズルゲームのようなものを行い、ミッションをクリアしていきます。
ゲームはスピードが求められるものもあり難易度も高く、さらにβ版になるとゲームの途中で邪魔が入ったりするなど、難易度はより高まるようです。
ゲームの始め方
DEFYの使用方法は英語版の公式サイトのみです。
要約して説明していきますので、実際に始める際は公式サイトでご確認ください。
マスク入手
最初にジェネシスマスクのNFTが必要になります。
Openeseaで入手できますが、既に2回のセールが行われたので二次販売が多いようで、価格的にはPolygonETHで0.34ETH辺りで販売されています。
アプリの入手
マスクを入手したらAndroid、iPhoneそれぞれのストアで「DEFY」と検索し、アプリをダウンロードします。
アプリ起動前にDiscord(公式サイトの招待URLはhttps://discord.com/invite/WzPZESaUBX)で認証を受ける必要があります。
認証されたら、アプリを起動しマスクを所有しているウォレットと接続させます。
ダウンロード後は
- アカウント設定(Google、Facebook、appleなどのアカウントで設定が可能)
- ユーザーネーム
- ウォレット(MetaMaskなど)を接続
- マスクNFTを選択
以上で設定が完了です。
稼ぎ方(遊び方)の紹介
α版では「FCOIN」を獲得して「DEFY」トークンに交換することが最終目的です。
その方法を説明します。
周りをスキャンしてタワーを発見する(Scan)
ハッキングするタワーを見つけます。
アプリのマップを開いただけでは表示されず、アプリの「CONNECT TO FNET」に接続してスキャンを開始します。
下記の画面のように六角形のエリアが現れたらスキャン成功です。
ハッキングする(Hack)
六角形の中央にあるタワーをハッキングします。
ハッキングの方法はミニゲームです。
ゲームの内容や操作方法は公式サイトの動画を参照してください。
なお、タワーには色別に難易度(セキュリティの高さ)が設定されています。
- グリーン:低セキュリティ
- イエロー:中セキュリティ
- オレンジ:高セキュリティ
- レッド:最高セキュリティ
難易度に応じて獲得できるFCOINの量も変わってきますが、最高セキュリティはとても難しいので自分のレベルにあったタワーでゲームをすることをお勧めします。
回収する(Steal)
タワーをハッキングした後、散らばったウォレットを回収(ゲーム内では盗むと表現)します。
財産を確保(Bank)
回収したウォレットは安全でない状態で保管されます。
安全であるためにはエリア(六角形)外に出ることなので、回収後は速やかにエリアから出ます。
ミニゲームをして確保した財産をゲーム内コインであるFCOIN化する(Decrypt)
財産の安全を確保したら、暗号を解いてFCOIN化します。
FCOINをDEFYに変換する(Pledge)
FCOINをDEFYに変換します。
メイン画面に戻って「Contributions」をタップし、画面の指示通りに進めDEFY組織に寄付をしたらミッション成功です。
「Sleep to Earn」も発表したExercise(エクササイズ) to Earn「WIRTUAL」
「WIRTUAL」はMove to earnのなかでも多くの運動要素を取り入れた「Exercise(エクササイズ) to Earn」です。
先日、眠って稼げる「Sleep to Earn」も発表し注目度が高いアプリです。
WIRTUALの特徴
運動することによりWIRTUAL(2022年5月8日時点で77.15円)という通貨の報酬がもらえるアプリです。
運動メニューは以下の通りです。
- ランニング
- ウォーキング
- サイクリング
- スイミング
- ダンス
- ワークアウト(筋トレ)
また、スマートウォッチやフィットネスアプリとの連携が必要になります。
現在は
- Strava
- Gramin
- Fitbit
時期は未定ですがGoogle fitとApple Watchが連携されることが決まっています。
また5月4日、Teregramにて「ヘルス機能を5月発売予定」との発表がありました。
一日の歩数を全てWIRTUALに変換する機能が追加され、睡眠時間に応じてWIRTUALが報酬としてもらえる「Sleep to Earn」も始まります。
公式サイトに以下のようなアナウンスが出されましたが、詳細の案内はもう少し先になりそうです。
レベル
WIRTUALでは、Holders Lebelと言って所持しているWIRTUALトークンの数量によってレベル分けがされています。
レベルに合わせて追加機能のロック解除がされ、もらえる報酬も増えていきます。
レベルは以下の通りです。
- Default(デフォルト):初期の段階で無料でチェレンジできます。報酬は一日あたり最大0.1WIRTUALコイン。
- Starter(スターター):100WIRTUALコイン以上の保有者。報酬は一日あたり最大0.5WIRTUALコイン。
- Silver(シルバー):200WIRTUALコイン以上の保有者。報酬は一日あたり最大1WIRTUALコイン。
- Gold(ゴールド):500WIRTUALコイン以上の保有者。報酬は一日あたり最大1.5WIRTUALコイン。
- Business(ビジネス):1500WIRTUALコイン以上の保有者。報酬は一日あたり最大2WIRTUALコイン。
- イベントを作成できるようになります。
- Platinum(プラチナ):5,000WIRTUALコイン以上の保有者。報酬は一日あたり最大2.5WIRTUALコイン。
- コミュニティ内で投票する事が可能になります。
- Emerald(エメラルド):10,000WIRTUALコイン以上の保有者。報酬は一日あたり最大3WIRTUALコイン。
なお、Masterとよばれるレベルも追加で検討されています。
アプリの使い方
実際にアプリの使い方を説明していきますが、2022年5月8日時点では英語、中国語、タイ語の三か国語のみで、日本語対応はされていません。
以前に比べるとわかりやすい画面になりましたが、それでも日本語表記はありませんので始めは無料でできるチャレンジを実施することをお勧めします。
アプリの登録
アプリはAndroid、iPhoneどちらも対応しています。
アプリをダウンロードしたら、国コードと電話番号を入力。
入力した電話番号にOTPコードと呼ばれる確認番号が来るので、その番号を入力。
利用規約をチェックして登録完了。
スマートウォッチ・フィットネスアプリと連携する
スマートウォッチやフィットネスアプリと連携する方法は二通りあります。
TOP画面のMenuから行う方法
- Menuをクリック
- MyAPPをクリック
- 該当のアプリをConnect
TOP画面のConnect Appから行う方法
- Connect Appをクリック
- 該当のアプリをConnect
無料チャレンジにJoinする
TOP画面のJoin Challangeをクリック
Free Challengeが出来るメニューが表示されるので好きなチャレンジをクリック。
Runningをクリックした場合は以下の画面になるので「Join」をクリックしてRunning開始。
有料チャレンジにJoinする
有料チャレンジはたくさんのメニューがあり紹介しきれませんので、公式サイトに掲載している方法を紹介します。
- Challengeをクリック
- Eventをクリック
- Challengeを選択
- Joinをクリック
- カートにアイテムが保存されるのでカートクリックする
- Checkoutをクリック
- 決済方法と配送の手続きをする
- 支払完了
これでチャレンジ開始になります。
活動結果の送信方法
- 運動が終わったら活動結果を送信します。
- Submit results(結果送信)をクリック
- Choose a type of exercise(運動した種類を選択)
- Choose your challenge(チャレンジを選択)
- Choose your activity result(活動結果を選択)
- submit(送信)をクリック
以上の情報はスマートウォッチなどと連携されていると自動的に必要な項目が入力されていますので、間違いがないか確認して送信するだけで完了します。
送信後に承認結果の通知がきますので、報酬が受取可能になります。
NFTを購入
報酬を受け取ったらウェアラブルNFTが購入できます。
NFTを購入するとアプリ内の様々な機能のロックが解除でき、さらに報酬がもらえるチャンスが拡がります。
- TOP画面でCreat Avatarをクリック。
- Custamizeをクリック。
- カテゴリーなどが表示されるので欲しいアイテムを購入する。
- saveを押して保存。
- アバターが反映される。
公式サイトのNFTショップでも購入できます。
WIRTUAL取扱い取引所について
日本国内の取引所では取扱いがありません。
海外の取引所でも扱いはなく、唯一、PacakeswapというDEXにて、他の暗号資産とSwap(交換)することで入手できます。
WIRTUALを日本円への交換方法
- PancakeSwapでBNB(バイナンス取引所の独自通貨)、もしくはUSDTなどへスワップする。
- この時点ではBSC(バイナンス・スマートチェーン)なので、anySwapなどを使用し、登録している日本の取引所に対応しているチェーンにブリッジし、更に対応している通貨にスワップする。
- スワップした通貨をウォレットから日本の取引所へ送金。
- 日本の取引所で日本円に交換。
まとめ
STEPNをきっかけにさまざまな「Move to Earn」や「Play to Earn」といったNFTゲームが次々に誕生しています。
今回はその一部を紹介しましたが、「動いて稼ぐ」「遊んで稼ぐ」という新しいライフスタイルを応援できるよう、今後も新しいプロジェクトを紹介していきたいと思います。