「NFTの販売に興味があるけど、ウォレットとかよく分からない」
「秘密鍵をなくさないように自分で管理できるか不安」
NFTを販売・管理する上で、上記のような疑問や不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、NFTコンテンツの出品や販売に伴うウォレットの作成や管理、秘密鍵の管理など、さまざまな事務が煩わしいと感じる人のために、作品のNFT化や出品、およびその他の事務を代行するサービスを紹介します。
本記事は、下記のような人に特におすすめです。
- NFTの作り方、出品方法がわからない人
- NFT出品代行サービスのメリットとデメリットを知りたい人
- 仮想通貨取引が不安な方・出品にかかるガス代を抑えたい人
- 会計が煩わしい・申告漏れリスクを避けたい人
代行サービスを利用すれば、NFTや暗号資産の初心者の人でも手軽にNFTの世界に足を踏み入れることができます。具体的なサービス事例として、CryptolessNFTを紹介します。
最後には、NFTに慣れてきたら代行サービスを卒業し、NFTマーケットプレイスを利用した方が良い理由やおすすめのNFTマーケットプレイスを紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の構成
NFTコンテンツの出品代行とは?
「NFTを出品したいけど、やり方がよく分からない」「ウォレットや秘密鍵などよく分からないから、最初は代行したい!」という人も多いのではないでしょうか。LINEなど日本人に身近なアプリからNFTコンテンツを出品できるようになってきていますが、まだまだNFTは一般の人にとって敷居が高いもの。また、NFT業界で世界最大規模のOpenSeaを利用してみたいと思いつつも、暗号資産が絡むので利用方法がよく分からない人もいると思います。一般的なNFTマーケットプレイスのNFTコンテンツ出品の流れは以下の7ステップになります。
- 当該NFTマーケットプレイスが取引に使用する暗号資産取引所へのサインアップ
- 暗号資産取引所での本人確認手続き
- ウォレット作成
- 暗号資産購入
- OpenSeaにサインアップ
- OpenSeaの本人確認手続き
- 出品
上記のステップだけでもかなり大変ですが、それに加えてNFT販売に伴う売上として獲得した暗号資産を円に戻すなど複雑なステップがあります。
そこで、NFTコンテンツの出品や販売、売り上げた後の換金や税務処理など、さまざまな煩わしい事務を、出品者に代わって実施してくれる仕組み・サービスが、NFT代行サービスなのです。
NFT代行サービスの種類
NFT代行サービスには大きく以下の3つの種類があります。
- NFT購入代行サービス
- NFT出品代行サービス
- NFT作成代行サービス
順番に解説します。
NFT購入代行サービスとは?
NFTを購入する際には、OpenSeaなどの専用のプラットフォームで取引を行う必要があります。しかし、多くのプラットフォームが海外製であり、日本人にとっては使いにくいものが多いです。また、暗号資産を利用して支払いを行う必要があるため、知識がない人にとっては難しい場合もあります。そこで、NFT購入代行サービスを利用することで、日本円で支払いを行えるだけでなく、プラットフォーム上でのやりとりも代行してもらえます。これにより、日本人にとってNFT購入のハードルが下がります。
NFT出品代行サービスとは?
NFTのプラットフォームへの出品にも、多くの場合海外製のプラットフォームを利用する必要があります。こちらも同様に、一般のユーザーにとっては言葉の壁などがあります。そこで、NFT出品代行サービスを利用することで、手軽にプラットフォームへ出品することができます。また、出品後に万一トラブルが発生した場合も、代行業者を通じてトラブル対応を行うことができます。海外とのやり取りが必要な場合もあるため、代行サービスの利用は非常に有効です。
NFT作成代行サービスとは?
クリエーターであれば、自分の動画やデジタルアートをNFTにすることに興味を持つでしょう。しかし、NFT化するには技術的なハードルが高く、マーケティング戦略も重要です。制作段階からマーケティング戦略を考慮することが必要ですが、クリエーターが単独でこれを行うことはなかなか難しいでしょう。そこで、NFT作成代行サービスを利用することで、販売までを見据えた制作プロセスをスムーズに進めることができます。
NFT代行サービス:CryptolessNFTを紹介!
NFTコンテンツ出品・販売代行サービスの1つに”CryptolessNFT”があります。CryptolessNFTは、2021年夏のリリース以来ウェブサイト「CryptolessNFT.com」を通じてNFTアート関連サービスを提供。CryptolessNFTは従来NFTの作成・販売時に発生する暗号資産建てネットワーク手数料である「ガス代」を利用ユーザーに代わって負担をすることで、ユーザーがガス代を支払う必要のない、暗号資産不要のNFT出品サービスを実現してきました。
主に、NFTを作成したい、販売したいけど方法がわからない・何となく難しい、と感じているユーザーを対象に、静止画像だけでなく、動画・音声・文書・3Dアートなど、さまざまなコンテンツのNFT出品手続きをすべて代行。さらに、販売や暗号資産から円への換金などの売上管理のみならず、海外顧客へのNFT説明文書の翻訳や、広告・プロモーションなども代行してくれます。事務は苦手で、制作に集中したいNFTクリエーターでも安心かつ容易に出品できることが魅力と言えるでしょう。
【NFT代行サービスのデメリットを解説】NFT出品方法を学ぶおすすめの記事も紹介♪
ここまではCryptolessNFTを通じて、NFT代行サービスのメリットを紹介してきました。ここからはNFT代行サービスを利用する上でのデメリットを紹介します。デメリットは主に下記の2点です。
- NFT代行サービスには手数料が必要であること
- NFTや暗号資産に関する知識が身につかないこと
順番に解説します。
NFT代行サービスには手数料が必要であること
NFT代行サービスを利用するには、もちろん手数料がかかります。ガス代が不要となっても手数料がそれを大きく上回ってしまえば、NFTで儲けることはできないでしょう。CryptolessNFTの料金は業界最安値の3,000円から(但し、初回は別途基本料金が発生)となっており、コスト面のハードルはそれ程高くないですが、毎回発生する手数料が積み重なると、かなりの金額となりますので注意してください。
NFTや暗号資産に関する知識が身につかないこと
NFT代行サービスでは、出品から販売、利益確定まで暗号資産を取り扱う一連の流れを全て代行サービスに任せるため、マーケティングスキルや、NFT・暗号資産に関する知識を身に付けることができません。NFTに慣れるまでの最初の取っ掛かりとして、このようなサービスを利用するのはよいですが、慣れてきたら、自らウォレットを作成し、OpenSeaに登録しNFTコンテンツを販売してみることをおすすめします。そうすることで、最初はブラックボックスでよく分からなかった暗号資産やNFTに関する仕組みを、少しずつでも理解でき、NFT制作・売買がもっと面白くなることでしょう。
以上から、最初はNFTに慣れるために、NFT代行サービスを利用するのは悪くありませんが、長期的なスパンで考えると、自分自身でNFTに関して勉強し、ウォレットや秘密鍵の仕組み、およびOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスについて理解した上で、NFT制作・販売に取り組むことをおすすめします。
NFT HACK内にもOpenSeaの使い方や各種NFTマーケットプレイスの記事があります。ウォレットの作成やNFTマーケットプレイスの利用方法が分かりやすく説明されていますので、本記事を読み終わった後、ぜひ参考にされてはいかがでしょうか。
- OpenSeaの使い方は?出品や購入方法、注意点まで徹底解説!
- 国産NFTマーケットプレイスHEXA(ヘキサ)の特徴や使い方をわかりやすく解説
- 【手軽にNFT】LINE NFTとは? 概要や楽しみ方・購入方法までを分かりやすく解説!
【注意!】NFT代行でも秘密鍵やリカバリーフレーズは絶対に教えないこと
最後にNFT代行サービスを利用する上でとても重要な話をします。CryptolessNFT以外にも多くの代行サービスがあります。さらに最近では、クラウドソーシングサービスで個人にNFTの代行を依頼することもできます。個人への依頼となるので手軽で、しかも手数料も割安です。NFT初心者が初めて取引する際の入門としてもおすすめできるでしょう。
しかし、そのようなサービスでも絶対に秘密鍵やシークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)を教えてはいけません。このような情報を求める代行業者は100%詐欺だと断定できますので注意してください。
代行サービスはあくまでも、クリエーター(出品者)からNFTの題材となる画像や動画などのコンテンツを代行者に提供し、代行者側でコンテンツをNFT化して販売。NFTが売れたら売上金を暗号資産から円に換金した上で、出品者に送金するといった内容です。ウォレットや秘密鍵などを他人に預けて行う代行サービスは、詐欺に間違いないので、騙されないように注意してください。
まとめ【代行サービスに慣れたら、ウォレットを作成しNFTに挑戦しよう!】
本記事では、NFTコンテンツの出品や販売に伴うウォレットの作成や管理、秘密鍵の管理など、さまざまな事務が煩わしいと感じる人のために、作品のNFT化や出品、およびその他の事務を代行するサービスを解説しました。具体的なサービス事例としてCryptolessNFTを紹介したので、まずは手軽に試してみてはいかがでしょうか。
また、CryptolessNFTを利用したNFT販売に慣れたら、メタマスクなどのウォレットや秘密鍵の仕組み、OpenSeaの利用方法など、NFTに関連する事柄を学んで、自分自身でNFTの制作・販売をすることをおすすめします。そうすることで、代行サービスに支払う手数料も不要になりますし、何よりもその過程で暗号資産やNFTに関する知識やスキルも拡充するので、NFT制作・売買がもっと面白くなることでしょう。