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【NFT関連銘柄が買える】海外取引所バイナンスの特徴や口座開設方法を画像つきで解説

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バイナンスは、世界でもっとも規模が大きい暗号資産取引所です。NFT関連銘柄を購入できるだけでなく、ステーキングやセービングでの運用、プラットフォームからNFTを購入できるなど、さまざまな特徴があります。

今回の記事では、バイナンスの特徴や購入できるNFT銘柄、取引手数料や口座開設方法などをまとめました。ぜひこの記事を参考にバイナンスでの口座開設を検討してみてください。

バイナンスとは

※2022年5月10日現在

正式名称 Binance Holdings. Ltd.
本拠地 ケイマン諸島
取り扱い銘柄数 364種類
基本取引手数料 0.1%
デリバティブ(先物)取引 取り扱いあり
最大レバレッジ 125倍
運用サービス ステーキング、セービング、ローンチパッドなど
その他 バイナンスNFTでNFT作品が購入できる

バイナンスは、ケイマン諸島に本拠地を構える海外取引所です。合計364種類の銘柄を取り扱っており、最大でも20種類前後の国内取引所と比較すると、圧倒的な数字であることがわかります。

バイナンスでは最大125倍までのデリバティブ取引ができ、ステーキングやセービングで高い配当を獲得できるなど、ユーザーにとってのメリットが多いです。暗号資産保有者であれば利用しないと損、と言えるくらい充実したサービスを扱っています。

バイナンスでできること

ここからは、バイナンスで取り扱う主なサービスを紹介していきます。

現物取引

バイナンスは、現在364種類の銘柄を取り扱っています。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)はもちろん、ソラナ(SOL)やポルカドット(DOT)、ステップン(GMT)やエイプコイン(APE)など幅広く取り扱っており、人気の銘柄は一通り購入することが可能です。

バイナンスでは定期的に新規銘柄の採用が行われ、今後も取り扱い銘柄は増えていく見込みですが、一方で取り扱いの廃止も行っています。主な廃止理由は「ユーザー保護のため」とされており、開発の進捗が思わしくない通貨の取り扱いをやめている、と考えられます。

また、バイナンスは取引量が多いので、注文も通りやすく適正価格で取引できることが多いです。取引量が少ないと相場とかけ離れた価格で取引されることがありますが、バイナンスでそのようなことが起こる確率は低いと言えるでしょう。

デリバティブ(先物)取引

バイナンスでは、最大レバレッジ125倍までのデリバティブ(先物)取引のサービスも提供しています。

デリバティブ取引では価格が上がることで利益が出る買いと、価格が下がることで利益が出る売りの2種類のポジションを持つことが可能です。暴落時のリスクヘッジとして売りポジションを持つことができます。

また、バイナンスのデリバティブ取引では、ビットコイン以外のアルトコインも取り扱っています。時にアルトコインはビットコイン以上の値幅で推移することがあり、大きな利益を狙えます。ぜひ暗号資産取引の選択肢の一つとして活用してみてください。

バイナンスアーン(Binance earn)

バイナンスアーン(Binance earn)とは、持っている暗号資産を運用して配当を獲得できるサービスです。取引所に暗号資産を置いたままにしている人や運用して枚数を増やしていきたい方におすすめできます。

バイナンスでは、さまざまな運用サービスを展開しています。実際どのようなものがあるか詳しくみていきましょう。

ステーキング

ステーキングは、持っている通貨を預けて各暗号資産のネットワークに貢献することで配当を獲得できるサービスです。

バイナンスでは「定期ステーキング」「フレキシブルステーキング」の2種類で運用することができます。定期ステーキングは配当が高いが一定期間資産が拘束される、フレキシブルステーキングは配当はやや低いもののいつでも申し込み・解約ができる運用方法です。
ステーキングの配当は、高いもので年率100%近いものもあります。低リスクで高い配当を獲得できる運用方法なので、バイナンスで口座を解説した際にはぜひ利用してみてください。

セービング

セービングとは、バイナンスに暗号資産を預けて運用してもらうサービスです。ステーキングとも似ていますが、ステーキングは各暗号資産のネットワークに資産を預けるのに対して、セービングはバイナンス自体に預けることに違いがあります。バイナンスが管理しているという点で、セービングの方がリスクが若干低いとされています。

バイナンスでは、一定期間資産が拘束される「定期セービング」と、いつでも申し込み・解約が可能な「フレキシブルセービング」があり、好きな方法を選択することが可能です。定期セービングの期間は7日間、15日間、30日間と比較的短い期間ばかりなので、使いやすいことも特徴です。

BNB Vault

BNB Vaultとは、バイナンスの取引所トークンであるBNBを預けることで、配当としてBNBや他のアルトコインを受け取れるサービスのことです。受け取れるアルトコインは状況によって変わり、時に複数の銘柄が対象になることもあります。

最高の配当率は20%とされていますが、通常は5%前後であることが多いです。配当は毎日バイナンスのウォレットに振り込まれるので、すぐに売却してビットコインなどに両替することもできます。

BNB Vaultは、BNBとアルトコイン、両方の値上がり益を期待できる運用方法です。草コインのドカンとした高騰を体験したい人にはおすすめです。

ローンチパッド

ローンチパッドとは、これから上場予定の暗号資産を割安で買えるセールのことです。参加条件を満たしている人は自動でローンチパッドに参加する権利を得ますが、購入するかどうかは自身で選択することができます。

相場より安い金額で買えることから、ローンチパッドは勝率の高い取引方法として知られています。しかし、上場までに暗号資産に致命的なトラブルがあった場合や、相場全体が大きく下落した場合には、損失が出ることもあるので注意しましょう。

デュアル投資

デュアル投資は、バイナンス独自のリスクをとった運用方法です。

デュアル投資にはストライク価格という目標価格が設定されており、購入・売却の2つのエントリー方法があります。一定期間経過後にストライク価格を上回っているか・下回っているかで精算される通貨が変わりますが、どちらの場合でも配当は受け取ることが可能です。

配当は数%から高いもので100%以上に設定されていることもあります。やや、ギャンブル要素も含む運用方法ですが、予想した方向に動いた際には大きな利益を獲得できます。

配当を獲得しながら、時に大きく稼げることが魅力の運用方法です。

バイナンスNFT

バイナンスNFTとは、バイナンスのプラットフォーム内でNFTの売買ができるサービスです。2021年にリリースされた比較的新しいサービスで、ゲームやイラスト、3Dキャラクターなど、さまざまなNFT作品が展示されています。

作品数は1万を超えていますが、中には数ドルで買えるような比較的安い作品もあります。

バイナンスNFTは、通常のNFT売買の他に「IGO」と「ミステリーボックス」という、独自の機能も持っています。IGOではこれから公開される一流ゲームのNFTを安い価格で購入でき、ミステリーボックスでは開けるまでNFT作品の中身がわからない、福袋のような買い方ができます。

バイナンスNFTはリリースされて間もないサービスであり、今後取り扱い作品が増え取引高が上がっていくことでしょう。OpenSeaやCoincheck NFTを利用していてなかなか結果が出ない人は、バイナンスNFTでも展示してみてはいかがでしょうか。

バイナンスで買えるNFT銘柄

ここでは、バイナンスで買えるNFT銘柄をいくつかピックアップしました。今までのNFT銘柄はNFTゲーム関連が多かったですが、最近は有名NFT作品から派生したコインなど、新しいものも登場してきています。

どれも今後に期待できる銘柄なので、購入を考えている人はぜひ参考にしてみてください。

Decentraland/MANA

Decentraland(MANA)は、メタバースの「Decentraland」で利用される予定の通貨です。
Decentraland内では、NFTやLANDと呼ばれる土地の売買をすることで、Decentraland(MANA)を稼ぐことができます。

メタバースであるDecentralandでは、他のユーザーとコミュニケーションや、買い物や会議に参加するなど、日常生活さながらの行動もできます。メタバースは仮想世界とも言われるように、バーチャル上に存在するもう一つの世界であり、今後さらに発展していくことが期待されています。

Apecoin/APE

Apecoin(APE)は、世界的に有名なNFT作品である「Bored Ape Yacht Club」から生まれた通貨です。2022年3月にバイナンスへ上場が行われ、暗号資産相場が全体的に下落する中で大きく高騰したことで話題になりました。

ApecoinはNFTゲーム「Benji Bananas」で基軸通貨として用いられ、米国の大手ニュースメディア「TIME」のデジタル版の月額料金への支払いにも採用されるなど、着々と規模を拡大しています。

今Bored Ape Yacht Clubの作品は高騰しており中には数千万ほどかかるものもありますが、Apecoinは自分が買いたい額から自由に購入できます。バイナンスで口座を開設した際には、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。

Green Metaverse Token/GMT

Green Metaverse Token(GMT)は、「Move to Earn」で話題となったSTEPNで稼ぐことができる通貨です。

STEPNではGSTとGMTの2種類を稼ぐことができますが、GMTを稼げるのは、保有するスニーカーのレベルが28以上の人のみです。つまり、GMTはSTEPNのヘビーユーザーのみが稼ぐことができます。

Green Metaverse Token(GMT)を使うことで、STEPNで使うスニーカーを強化したり、運営の方針を決める選挙に投票することが可能です。健康と稼ぐことを両立し、「●● to Earn」の先駆けとなったSTEPNは、今後の将来性にも大いに期待できることでしょう。

SOLANA/SOL

Solana(SOL)はイーサリアムキラーとも呼ばれ、イーサリアムに対抗するブロックチェーンを備えていることで有名な通貨です。

Solanaはイーサリアムを圧倒する取引処理速度を誇り、STEPNを始めとした数多くのプロジェクトがSolanaブロックチェーン上で開発を行っています。特にNFT関連のプロジェクトが多く、今後の規模拡大に期待できることから、多くの投資家の注目を集めています。

Illuvium/ILV

Illuvium(ILV)は、illuvialsと呼ばれるモンスターを育てて戦わせるNFTゲーム「Illuvium」で使える通貨です。

ゲーム自体はまだリリースされていないものの、予告編や4月末に公開されたプレイ動画からはクオリティが非常に高いことを感じさせます。今後正式にリリースされ、多くのユーザーを獲得できた場合には、Illuvium(ILV)は大きく高騰することでしょう。

Illuviumの公式動画やプレイの様子はYoutubeで確認できます。Illuviumを購入する際は、併せて確認してみてください。

バイナンスの手数料

続いて、バイナンスの手数料を紹介していきます。バイナンスの手数料は、他の国内・海外取引所と比較しても低い水準です。取引に慣れていない初心者でも安心して使うことのできる取引所と言えます。

実際にどんな手数料があり、いくらかかるのか詳しく見ていきましょう。

取引手数料

バイナンスの取引手数料は、VIPレベルによって変動します。VIPレベルは1〜9まであり、下記の条件で決まります。

VIPレベル 取引ボリューム(30日間) BNB保有量 基本取引手数料

Maker / Taker

1 1,000,000BUSD未満 25BNB未満 0.1% / 0.1%
2 1,000,000BUSD以上〜5,000,000BUSD未満 100BNB未満 0.09% / 0.1%
3 5,000,000BUSD以上〜20,000,000BUSD未満 250BNB未満 0.08% / 0.1%
(中略) (中略) (中略) (中略)
9 5,000,000,000BUSD以上 5,500 BNB以上 0.02% / 0.04%

※レベルアップには「取引ボリューム(30日間)」「BNB保有量」両方の条件を満たす必要あり

基本となる取引手数料は「Maker 0.1% / Taker 0.1%」であり、他の取引所と比較しても安い水準です。バイナンスではレベルを上げなくても、お得に取引することができます。

デリバティブ(先物)取引手数料

バイナンスのデリバティブ手数料は「USDⓈ-M」「COIN-M」の2種類があります。USDⓈ-Mでは証拠金の担保がテザー(USDT)とバイナンスUSD(BUSD)に限られ、COIN-Mでは証拠金は暗号資産全般で担保することができます。

それぞれの証拠金は以下の通りです。

デリバティブ手数料の種類 基本取引手数料

Maker / Taker 

USDⓈ-M 0.02% / 0.04%
COIN-M 0.01% / 0.05%

VIPレベルによって若干安くなりますが、もともとが安く設定されているので、あまり気にする必要はありません。

入出金手数料

バイナンスの暗号資産の入金手数料は無料ですが、出金手数料はかかります。主要な暗号資産の出金手数料は以下の通りです。

暗号資産の名称 出金手数料 
ビットコイン(BTC) Bitcoin:0.0002BTC

BNB Smart Chain (BEP20):0.000005BTC

BNB Beacon Chain (BEP2):0.000005BTC

イーサリアム(ETH) Ethereum (ERC20):0.0016ETH

BNB Smart Chain (BEP20):0.000072ETH

BNB Beacon Chain (BEP2):0.000072ETH

テザー(USDT) Ethereum (ERC20):10USDT

BNB Smart Chain (BEP20):0.6USDT

BNB Beacon Chain (BEP2):1USDT

リップル(XRP) Ripple:0.25XRP

BNB Smart Chain (BEP20):0.34XRP

BNB Beacon Chain (BEP2):0.34XRP

ライトコイン(LTC) Litecoin:0.001LTC

BNB Smart Chain (BEP20):0.0021LTC

BNB Beacon Chain (BEP2):0.0021LTC

バイナンスは「BNB Smart Chain (BEP20)」や「BNB Beacon Chain (BEP2)」という自前の送金ブロックチェーンを保有しています。これらを送金時に選択することで、大幅に手数料を抑えることが可能です。

その他手数料

紹介してきた以外には、セービング・ステーキング手数料、バイナンス流動性スワップなどの手数料がありますが、これらは0%もしくは0%に近いです。全体的に安く設定されているので、バイナンスでは手数料を気にせずに利用することができます。

バイナンスの口座開設方法

ここからは、バイナンスの口座開設方法を画像付きで紹介していきます。

バイナンスでは、メールアドレスと電話番号、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類があれば取引を始められます。口座をお持ちでない人は、ぜひ参考に開設してみてください。

口座開設画面から、居住国、個人アカウント、企業アカウントの選択

まずは、バイナンスの口座開設画面に進み、居住国を選択します。外国からのアクセスの場合に日本語以外の言語に設定されていることがあるので、その場合は右上の言語選択の欄から日本語を選んでください。

次に、個人アカウントか法人アカウントを選ぶ画面が出てくるので、自分に適した方を選択します。(この記事では個人アカウントで説明していきます)

メールアドレス、パスワードの設定

次に、メールアドレスとパスワードの設定を求められます。暗号資産取引所のアカウントはハッカーに狙われやすいので、推測しづらい複雑なパスワードを設定するようにしてください。

メールアドレス認証

メールアドレスとパスワードの登録が完了すると、登録したアドレスに6桁の番号が届いているので、それをメール認証画面の欄に入力します。

電話番号の入力

続いて電話番号を入力し、SMSでバイナンスから6桁の番号を受け取ります。受け取った番号は30分以内に入力するようにしてください。

本人確認書類(KYC)の提出

最後に、個人情報の入力と本人確認書類のアップロードを行います。メールアドレスだけで取引を始められる取引所もありますが、バイナンスで取引を開始するには運転免許証やパスポートの提出が必要です。

本人確認書類の確認には早くて1時間ほど、長くて2日ほどかかることもあるようです。数日返事がない場合は、一度カスタマーサポート窓口に連絡してみましょう。

バイナンス まとめ

バイナンスは暗号資産保有者だけでなく、NFT保有者も口座を開設しておくべき取引所です。安い手数料でNFT銘柄を購入でき、高配当を獲得できる運用サービスも取り扱っているなど、ユーザーにとってのメリットが大きいです。

バイナンスでは、メールアドレスと電話番号、本人確認書類があれば口座を開いて取引を始めることができます。ぜひこの機会に口座を開設してみてはいかがでしょうか。

S.G

SG

月間100万PV超えの投資情報サイトや、ニュースサイトなど、暗号資産に関する記事を数多く執筆するフリーランスのライター。自身も2016年から暗号資産投資を行なっており、日進月歩の進化を遂げる暗号資産業界を常に追ってきた。ライター歴は3年で「文章で読者をワクワクさせ、行動に移させる」をモットーに執筆を行う。東南アジア在住、海外留学の経験があり、英語の翻訳記事も得意にしている。
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