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今話題となっている◯◯ to Earnのプロジェクト11選総まとめ!

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現在の暗号資産(仮想通貨)市場では、ゲームで遊んで稼ぐ「Play to Earn」をはじめとした様々な◯◯ to Earnのプロジェクトが一種のブーム・トレンドとなっています。

この記事では、今話題となっている◯◯ to Earnのプロジェクトを11選に厳選し、その特徴について徹底解説していきます。

Play to Earn以外にも、Move to EarnやSleep to Earnなど、様々な◯◯ to Earnのプロジェクトをご紹介していくので、気になる方はぜひ最後まで参考にしてみてください。

ブロックチェーン業界では様々な◯◯ to Earn系プロジェクトが開発されている!

冒頭でもご紹介したように、現在の暗号資産・ブロックチェーン業界では様々な種類の◯◯ to Earnプロジェクトが開発されています。

ここではまず、◯◯ to Earn系プロジェクトが普及してきたこれまでの歴史や経緯について詳しく確認していきましょう。

◯◯ to Earnの火付け役はAxie Infinity(アクシーインフィニティ)

現在、◯◯ to Earn系のプロジェクトが大きな広がりを見せている理由として、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)が大きな役割を担ったことは見逃すことができません。

Axie Infinityは、2018年にリリースされたNFTゲームとして知られており、現在でも世界で最も有名なPlay to Earnのプロジェクトとなっています。

もともとはベトナムでローンチされたプロジェクトではありますが、フィリピンの若者を中心に大きな熱狂を見せ、中にはAxie Infinityで稼いだお金で家族を養っていた方もいるほどです。

そこまで暗号資産やブロックチェーンが普及していない日本でもAxie Infinityの知名度は高く、現在の◯◯ to Earnの礎を作ったプロジェクトと言っても過言ではないでしょう。

STEPNの成功により◯◯ to Earn系のプロジェクトがさらに普及

Axie Infinityが火付け役となり広がってきた◯◯ to Earnですが、さらなる話題・ブームを巻き起こした存在としてSTEPN(ステップン)についても言及しておく必要があります。

STEPNは遊んで稼ぐ「Play to Earn」とは異なり、歩いたり走ったり運動して稼ぐ「Move to Earn」のプロジェクトであり、現在世界で最も成功を収めているNFTゲームの一つです。

STEPNはプロジェクトが開始した初期段階に日本でマーケティングを行ったことから日本人を中心としたユーザーに普及しており、最近では日本のテレビ番組でも取り上げられるほどの話題を呼んでいます。

また、STEPNは人間が日常的に行う「歩く・走る」といった当たり前の行動からお金を稼げるということから、大きな成功を収めたとも考えられますね。

いずれにせよ、STEPNが今後の◯◯ to Earnプロジェクトの可能性を大きく広げたことは間違いないと言えるでしょう。

Play to Earn(遊んで稼ぐ)

まずは、◯◯ to Earn系の中でも知名度が高い、遊んで稼げるPlay to Earnのプロジェクトを3つご紹介していきます。

普段からゲームをプレイする方や、ゲームが好きな方はぜひチェックしてみてくださいね。

Axie Infinity(アクシーインフィニティ)

先ほどもご紹介したように、Axie Infinity(アクシーインフィニティ)は数あるPlay to Earnプロジェクトの中でも最も有名で知名度の高いNFTゲームです。

現在の◯◯ to Earnプロジェクトの走りと言われる存在であり、アクシーと呼ばれるモンスターを使ってユーザー同士で対戦を行うなどして遊ぶことができます。

また、自分が持っているアクシー2体を交配させて新しいアクシーを生み出す「ブリード」といった機能もあり、増やしたアクシーをNFTマーケットで販売して稼ぐといったことも可能です。

現在はゲーム内通貨のSLPの暴落などにより少しブームに陰りを見せているAxie Infinityですが、依然として今後の動向が注目されているプロジェクトであることは間違いありません。

The Sandbox(ザ・サンドボックス)

The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、上記のAxie Infinityに次ぐ知名度を誇るPlay to Earnプロジェクトです。

ゲームの名前からもわかるように、自分で建物・ゲームなどを作って遊ぶマインクラフトのような内容となっており、2022年3月には登録ユーザー数が200万人を超えるなど大きな支持を獲得しています。

また、Sandboxのメタバース空間内の土地であるLANDを購入することも可能となっており、LANDの所有者は別のユーザーに貸し出すことで収入を得ることができます。

個人ではなく企業がSandboxのLANDを購入する流れも起きているなど、これからもPlay to Earnの中心的な存在となっていくゲームと言えるでしょう。

元素騎士Online メタワールド

元素騎士Online メタワールドは、エレメンタルナイツという日本発のRPGゲームにブロックチェーンや暗号資産、NFTを取り入れたPlay to Earnプロジェクトです。

原作ゲームとなるエレメンタルナイツがすでに800万人のダウンロードユーザーを記録していることからも、非常に大きな期待が寄せられています。

また、現在のNFTゲームの中にはスーパーファミコンを思わせるようなクオリティの低いものもありますが、元素騎士Onlineは操作性の高さ・グラフィックの美しさなど、ゲームの完成度が高いことも特徴として挙げることができるでしょう。

ゲームの正式リリースは2022年8月ですが、ユーザーがゲームコンテンツを作ることができるUGC機能や、ゲーム内のキャラクターをレンタルできるスカラーシップ制度が導入される予定など、今後の動向が気になるPlay to Earnプロジェクトとなっています。

Move to Earn(運動して稼ぐ)

次に、歩く・走るといった運動をすることで暗号資産を稼げるMove to Earnのプロジェクトをご紹介していきます。

お金を稼ぎつつ、健康や運動習慣を身に付けられるおすすめのプロジェクトをご紹介していくので、気になる方はぜひ詳しく確認してみてください。

STEPN(ステップン)

STEPN(ステップン)は、歩く・走るといった運動をすることで暗号資産を獲得することができるMove to Earnのプロジェクトです。

現在大きな話題となっているMove to Earnのブームを巻き起こしたプロジェクトとして有名であり、2022年5月にはDAUが50万人を突破するなど、現在最も成功を収めているブロックチェーンゲームの一つと言えるでしょう。

また、お金を稼ぐだけでなく、運動により人々の健康を促進することもゴールとしており、途中で「Move to Earn」から「Move and Earn」へとプロジェクトの目的を変更したことでも知られています。

STEPNを始めるためには、まずSOL(ソラナ)をアプリ内のウォレットに送金し、NFTスニーカーを購入する必要があります。

初期投資としてまとまった金額が必要になるのがネックですが、今後はNFTスニーカーのレンタル機能も実装される予定なので、興味のある方は動向をチェックしておいてくださいね。

Step.app(ステップアップ)

Step.app(ステップアップ)は、ネクストSTEPNとの呼び声も高いMove to Earnプロジェクトです。

ゲームの遊び方としてはSTEPNと同じく、歩いたり走ったりすることでトークンを獲得する内容となっていますが、今後はプレイヤー同士の対戦・トーナメント形式の機能も実装される計画があるなど、他のMove to Earnプロジェクトとは一味違う特徴があると言えるでしょう。

また、プロジェクトのアドバイザーにはIDOのプラットフォームとして有名な「DAO Maker」の共同創業者であるHatu Sheikh氏も参加しているなど、これからの動向を期待することができます。

2022年4月、大手暗号資産取引所のBybitにガバナンストークンの「FITFI」が上場した際には大きな値上がりを見せたことからも、今後の期待値が高いプロジェクトと言えるのではないでしょうか?

Genopets(ジェノペッツ)

Genopets(ジェノペッツ)は、歩きながらNFTのデジタルペットを育てたり、ユーザー同士でのバトルを行って遊ぶブロックチェーンゲームです。

ゲームの開発はSolana上で行われており、内容としてはポケモンGOをイメージすると良いかもしれません。

また、Genopets公式サイトでは「THE WORLD’S FIRST MOVE-TO-EARN NFT GAME」と掲げており、STEPNなどを差し置いて世界で最初のMove to Earnプロジェクトであると公言しています。

純粋なMove to Earnというよりは、Play to Earnの要素も組み合わさったゲーム感覚でプレイできるNFTゲームと言えるでしょう。

Learn to Earn(学んで稼ぐ)

ここでは、勉強して稼げるLearn to Earnのプロジェクトを2つご紹介していきます。

アプリで手軽に勉強して稼げるプロジェクトもあるので、スキマ時間を活用したい方は参考にしてみてください。

Let me Speak(レットミースピーク)

Let me Speak(レットミースピーク)は、英語を勉強しながらお金を稼ぐことができるLearn to Earnのプロジェクトです。

ゲームの内容としては、英語の文法や単語に関する問題を解くことでLSTARという暗号資産を獲得することができます。

また、英語のレベルに沿って問題の難しさ・内容も変わるので、自分のレベルにあわせて英語学習ができるのも嬉しいポイントですね。

現在英語の勉強をしている英語学習者にとっては夢のようなプロジェクトなので、気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか?

Binance Academy(バイナンス・アカデミー)

Binance Academy(バイナンス・アカデミー)は、世界最大の暗号資産取引所であるBinanceが提供するクリプト学習のプラットフォームです。

ブロックチェーンのテクノロジーや各銘柄の基礎知識などを学ぶことができ、クイズ形式の問題なども提供されています。

また、各学習コースをクリアするとBNBやBUSDをはじめとした暗号資産も獲得できるチャンスがあるなど、まさに学びながらお金を稼ぐことができるでしょう。

2022年5月現在、その人気の高さから全ての学習コースで報酬の支払いが終了していますが、今後復活する可能性も考えられるので、気になる方は一度確認してみることをおすすめします。

Sleep to Earn(寝て稼ぐ)

誰もが日常生活で必ず「寝る」という行為を行いますが、なんと寝ることで暗号資産を得ることができるSleep to Earnというプロジェクトもあります。

まだ開発段階のプロジェクトではありますが、興味がある方は詳しく確認していきましょう。

Sleep Future(スリープフューチャー)

Sleep Future(スリープフューチャー)は、寝るという行為から暗号資産を獲得できるという驚きのSleep to Earnプロジェクトです。

専用のアプリを使って睡眠の質に応じたスコアが表示され、SLEEPEEというトークンを獲得できる仕組みを導入していくようですね。

2022年5月現在、まだアプリ自体はリリースされていませんが、ホワイトペーパーのロードマップによると2022年12月にアプリがローンチされる予定となっています。

すでにSLEEPEEトークンはPancakeSwapをはじめとした取引所で売買できるので、気になる方は取引することを検討してみてはいかがでしょうか?

Drive to Earn(運転して稼ぐ)

普段から車を運転する方も多いと思いますが、今後はそんな運転の時間すらもお金を稼げる時間に変貌する可能性があります。

ここでは、現在徐々に知名度を上げつつあるDrive to Earnのプロジェクトをご紹介していきます。

Hivemapper(ハイブマッパー)

Hivemapper(ハイブマッパー)とは、自動車を運転することで暗号資産を稼ぐことができるDrive to Earnプロジェクトです。

自動車に専用のカメラを設置して街の風景を撮影し、参加者全員でリアルタイムの正確なマップを作っていくプロジェクトとなります。

現在多くの人々が利用しているGoogleマップは更新頻度が数年ごとであることから、実際の街とマップが異なり、不便な思いをした方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、Hivemapperであれば常にリアルタイムの地図を利用できるため、利便性が各段に向上する可能性を秘めています。

2022年5月現在、まだプロジェクト自体は始まっていませんが、今後の動向には目を光らせておく必要があるでしょう。

Work to Earn(働いて稼ぐ)

◯◯ to Earnプロジェクトの最後に、働いて稼ぐWork to Earnのブロックチェーンゲームをご紹介していきます。

働いて稼ぐことは当たり前のようにも思われますが、どんなプロジェクトなのか気になる方はぜひ確認してみてください。

Speed Star(スピードスター)

Speed Star(スピードスター)は、2022年4月にリリースされた馬のNFTを使用して遊ぶ競馬シミュレーションゲームです。

Speed Starの注目すべき点としては、馬のNFTを保有して遊ぶだけでなく、以下の4つの職業をユーザーが選択して遊べることでしょう。

  • ジョッキー:馬の騎手として、レースに参加する
  • ブリーダー:馬の繁殖を担当する
  • トレーナー:馬のトレーニングを行う
  • セラピスト:馬の疲労・疲れの回復を担当する

上記のように、選択する職業によって大きく役割が異なっており、それぞれのユーザーが自分の仕事をこなしながらゲームを進めていきます。

Speed Star公式サイトのホワイトペーパーでも、ゲームを「Work and Play to Earn(仕事や遊んで稼ぐ)」と定義しており、他の◯◯ to Earnプロジェクトにはない特徴があると言えるでしょう。

「働いて稼ぐ」ことは至極当たり前のことではありますが、それをブロックチェーンゲームに適用するのはある意味画期的と言えるかもしれませんね。

斬新な◯◯ to Earnは多いものの、今後破綻する可能性もあるので注意

ここまで、いろいろな種類の斬新な◯◯ to Earnのプロジェクトをご紹介してきました。

驚くような方法でお金を稼げるプロジェクトもあったかと思いますが、ご紹介した全てのプロジェクトが成功する可能性は低く、中には今後破綻していくものもあると考えられます。

現在はアイデアの斬新さだけで注目されることが多い◯◯ to Earnですが、これからはしっかりとしたトークンエコノミーや経済圏を設計しないと資金やユーザーが集まらないフェーズに移行していくことは間違いないでしょう。

◯◯ to Earnはまだまだ始まったばかりのジャンルであり、壮大な社会実験を行っている段階でもあるので、プロジェクトに参加する際は事前にリスクについても把握しておいてくださいね。

今話題となっている◯◯ to Earnプロジェクトまとめ

ということで、今回は現在の暗号資産市場のトレンド・ブームとなっている◯◯ to Earn系のプロジェクトをまとめてご紹介してきました。

Axie Infinityが火付け役となり、STEPNが大きく可能性を広げた◯◯ to Earnは、現在様々な形で広がりを見せています。

「ゲームで遊んで稼げる」「毎日歩くだけで稼げる」と聞くと嘘のようにも思えますが、Axie Infinityがコロナ禍で貧困に喘ぐフィリピンの若者を救っていたことは紛れもない事実です。

まだまだ発展途上の業界であるため、今後破綻してしまうプロジェクトも多く現れると思われますが、人々の生活を大きく変える可能性がある◯◯ to Earnについては、今後も注目しておく必要があるでしょう!

GM

gm

2017年から仮想通貨投資を開始し、2020年から本格的にweb3.0の世界に参入。現在はフリーランスとして暗号資産やブロックチェーン、NFT、DAOなどweb3.0に関する記事を執筆。NFT HACKでは「初心者にもわかりやすく」をモットーに、読者の方々に有益となる記事の作成を行なっている。
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