「Move to Earn」をテーマとしたSTEPNはリリース後に一躍ブームとなり、日本やアメリカ、フランス、英国など、世界中でシェアを獲得しました。“歩いて健康になる” という社会的に意義のある行為で報酬を獲得できる仕組みは、多くの人の共感を呼んでいます。
しかし、すでに流行してしまったSTEPNを始めるのは、ハードルが高くなっています。専用暗号資産であるGSTとGMTは大きく値上がりし、最初に購入するNFTスニーカーや靴のメンテナンスの費用は高額です。今から始めても、初期費用の回収がやっととも言われています。
そんな中、STEPNのデメリットを解消した「Aglet」という新たなMove to Earnが話題になっています。Agletは大手ブランドと提携している信頼性の高いプロジェクトであり、無料で始めることが可能です。まだユーザー数が少ないので、先行者利益を狙える状況にあります。
この記事では、Agletの特徴や始め方と稼ぎ方、STEPNとの違いなどをまとめました。STEPNに乗り遅れたと感じている方、次なる「Move to Earn」の目玉となる可能性があるAgletにぜひ注目してみてください。
この記事の構成
Agletの基礎知識
Agletは、街を歩いて通貨を稼ぐことができるスマホアプリです。
アプリ内では「Regular Aglet」「Gold Aglet」という2種類の通貨を稼ぐことができます。現時点では、STEPNのように稼いだ通貨を現金化することはできませんが、将来的には暗号資産への変換機能を実装することを予定しています。
アプリは無料でダウンロード可能で、初期のスニーカー費用はかかりません。スニーカーを購入してより稼ぎやすくすることもできますが、無料でもある程度までは進められます。
Agletはまだ参入者が少なく知名度は低いですが、NIKEやadidasなどの大手ブランドとも提携済みです。現実世界でスニーカーを買うことでAgletで限定NFTスニーカーが手に入るなど、新たな仕掛けも多く計画されているようです。
Agletは新たなる「Move to Earn」として、大きく期待感が高まっています。
AgletとSTEPNの違い
AgletとSTEPNの違いは下記の通りです。
※2022年5月25日時点
Aglet | STEPN | |
初期費用 | 無料 | 約6万5,000円〜 |
大手ブランドとの提携 | NIKE,adidas,New Balance,Converse,VANSなど | アシックス |
マップ | AR | なし |
暗号資産 | 換金できない | GST,GMTが換金可能 |
それぞれの違いについて、詳しく解説していきます。
無料で始められる
Agletは無料で始めることができますが、STEPNでは最初のスニーカーを買うのに13SOL〜(約65,000円)かかります。Agletは手軽に始めることができるのが特徴です。
Agletには、NFTでないスニーカーとNFTスニーカーの2つが用意されています。NFTでないスニーカーは稼ぐ効率が悪いものが多くスペックは低め、NFTスニーカーは有料ですがゲーム内通貨のAgletを稼ぎやすくスペックが高いのが特徴です。
最初の段階では、NFTでないスニーカーでも十分に楽しむことができます。無料で入手できるスニーカーを使って操作に慣れ、本格的に始めたい人は課金してNFTスニーカーを購入してみてください。
すでに大手ブランドと提携している
Agletのスニーカーを見るとNIKE,adidas,New Balance,VANSなどの名前がついていることに気付くはずです。Agletは大手ブランドと提携しており信頼性は高く評価されています。
何足も揃えるスニーカーコレクターがいるように、今後はNFTスニーカーのコレクターも出てくるかもしれません。NFTは即金性が高くデジタルで管理しやすいので、わりと現実的な線で出てきそうな感じがします。
Agletを始めた際には、ぜひブランドにもこだわって集めてみてください。
マップはAR(拡張現実)を採用
Agletでは、現実世界のマップをAR(拡張現実)で再現しています。歩いた距離数だけが表示されるSTEPNとは違い、より臨場感のある中で「Move to Earn」を楽しむことができます。
イメージとしては、PokemonGoを思い浮かべていただくとわかりやすいかもしれません。後で詳しく解説しますが、Agletにもステーションと呼ばれる、PokemonGoのポケストップのようなチェックポイントが存在します。このステーションでは新たなスニーカーやアイテムが手に入るなど、ユーザーにとってさまざまなメリットがあります。
暗号資産は換金できない
Agletのゲーム内通貨として「Regular Aglet」「Gold Aglet」の2種類があります。Regular Agletは歩くことで増えていきますが、Gold Agletは課金して獲得するしかありません。また、この2種類の通貨は現時点では暗号資産ではないので、現金化することができません。
STEPNで稼ぐことのできる通貨「GST」「GMT」はすでにいくつかの取引所に上場しており、他の暗号資産や現金に両替することができます。この点では、AgletはSTEPNに遅れをとっていると言えるでしょう。
Agletの将来性
Agletはまだ開発途中のプロジェクトですが、将来性の高いプロジェクトです。ここからは、どのような点に期待できるかを具体的に説明していきます。
運営に大手企業の出身者を迎えている
AgletのCEOは、adidasで幹部を勤めた経験があるRyan David Mullins氏が務めています。A有名企業に在籍した経験のある人がいることで、Agletの運営も信頼できると言えるのではないでしょうか。
NFTのプロジェクトには、途中で開発が行われなくなり頓挫するものも多く存在します。Agletは、現時点ではそのようなことが起こる可能性はかなり低いと考えられます。
今後NFTが追加されていく
2022年5月14日に、Agletは第一弾となるNFTスニーカーを500足限定で発売しました。発売されたスニーカーは争奪戦となり、開始してすぐに売り切れてしまったようです。
次回は5月26日朝9時〜に予定されており、10,000足限定で「1足=189Gold Aglet(約1,990円)」で販売するようです。早い段階でNFTスニーカーを入手するほど良い特典を得られるため、今回も争奪戦が予想されます。
今後も定期的に発売されるので、興味のある方はAgletの公式Twitterアカウントをフォローして情報を待ってくださいね。
ゲーム内資産はいずれ換金できるようになる見込み
Agletで稼げるゲーム内通貨はまだ換金できない仕様です。Gold Agletはクレジットカードなどから購入することができますが、現金や暗号資産に替えることはできません。
現時点ではいくら稼いでも換金できないものの、Agletもいずれは暗号資産を取り入れる意向を示しています。「Move to Earn」のアプリとして暗号資産は欠かせない要素の一つであり、運営側は資金として活用できるメリットもあります。今は発表を期待して待ちましょう。
ステーションでは集客効果が見込める
ステーションとは、ゲーム内通貨やアイテムの入手、靴の耐久値を回復できるポイントです。ARのマップ上に点在しており、ユーザーはそこを目指して集まることが予想されます。
このポイントの集客効果を狙って広告を出す、お店がAgletに広告費を払って場所を指定させるなど、さまざまな活用方法が考えられます。運営側は暗号資産だけでなく、広告費からもキャッシュを獲得できるようになるかもしれませんね。
Agletの始め方
ここでは、Agletの始め方を画像付きで解説していきます。Agletは英語にしか対応していませんが、イラストが多く使われているので、直感的に操作できるはずです。
Agletは始める段階でお金がかかることはないので、安心して始めることができます。一度初期設定だけ行えば、あとは自動で歩数がカウントされてRegular Agletを稼ぐことが可能です。興味を持った方は、ぜひ参考にして初めてみてください。
公式サイトからアプリをダウンロード
まずはAgletの公式サイトから、スマホアプリをダウンロードします、Google PlayやApp Storeからも同様にダウンロードができます。
初期スニーカーを1つ選ぶ
ダウンロードが完了すると、初期のスニーカーを一つ選ぶ画面に移ります。どのスニーカーも機能的に大差なくすぐに履き替えることになるので、適当に選んでしまっても大丈夫です。
アバターとアカウント設定を行う
続いて、ログイン情報やニックネーム、アバターなどの設定を行います。設定がAgletでの稼ぎに影響してくることはないので、早く始めたい人はデフォルトのまま進めても問題ありません。
ちなみに、名前やアバターの服は後からでも変更が可能です。
1,000歩歩いてから稼ぎやすい靴に変更する
初期設定が完了後にスニーカーを装備し、1,000歩歩くと新しい靴が手に入ります。この靴は初期のスニーカーよりも効率的に稼ぐことができるようになります。1,000歩の後は、2,500歩、5,000歩、10,000歩・・・と達成するうちに良いスニーカーがもらえるので、目標の数字を意識しながら楽しく達成していきましょう。
AgletとSTEPNのやりとりについて
すごい面白いことになってきたね #Aglet AMA情報
STEPENのパクリと見せかけてむしろSTEPNこそが我々のプロジェクトのパクリであると宣戦布告する熱い展開。実際プロジェクトは2年以上前から進んでいてSTEPNよりずっと早い
いやそんなことよりもっとヤバいのはeコマースの展開を主眼に置いている点 pic.twitter.com/0fPJWk9DFE— あさぎ (@lmvle) May 8, 2022
(引用元:https://twitter.com/lmvle/status/1523123965115629568)
一般的には、STEPNが「Move to Earn」の先駆けとして市場にリリースし、その後を追ってAgletがリリースしたと考えている人が多いと思いますが、実際は逆であるとされています。
AgletとSTEPNは度々Twitterなどで意見を主張しています。
“Aglet側の主張は、2年以上前から構想を練っていて、STEPNはそれを真似した。
STEPN側の主張は、取締役2人がバーにいた2時間で思いついたコンテンツで、2ヶ月間の突貫開発でリリースした。真似したわけではない。”
確かにTwitterの登録日を見るとAgletは2020年3月、STEPNは2021年9月とあるので、Agletが先行しているようにも見えますが・・・。
今となっては、真相は当事者しかわからないかもしれませんね。Agletの今後に期待しましょう。
Aglet まとめ
Agletは無料で始められる「Move to Earn」であり、すでに大手企業と提携していてARを活用しているなど、将来性が高いです。
STEPNはすでに初期費用を回収した先行者が利益を得ている状況であり、今からの参入は初期費用の回収がやっと、と言われています。
Agletの全貌は明らかになっておらず、今後続々と新しい発表がされていく見込みです。そして、まだ先行者利益が狙える段階にあります。興味を持った方は、ぜひ今からAgletの公式サイトからアプリをダウンロードして始めていきましょう!