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DIVER Knockとは?完全匿名で利用可能な次世代の分散型メッセンジャーについて解説

解説系記事

DIVER Knockは、最高レベルの安全性を備えた分散型メッセンジャー(メッセージアプリ)です。

SNSを含む一般的なメッセンジャーの多くは、企業の中央集権的な管理のもとでサービス運営がなされているケースがほとんどです。

したがって、運営企業側に不備やミスなどがあれば、ユーザーの個人情報や利用履歴はいとも簡単に流出してしまう可能性があります。

一方、DIVER Knockは高度な暗号化技術や分散型システムにより安全性を確保することで、ユーザーが安心して利用できるメッセンジャー機能を提供しています。

この記事では、DIVER Knockの機能や特徴について解説した上で、実際にDIVER Knockを利用する具体的な手順についてわかりやすく説明します。

DIVER Knockとは

DIVER Knockは、分散型・完全匿名・暗号化に関する各種技術を用いることで最高水準の安全性を実現しているメッセンジャーです。

分散型メッセンジャーである

DIVER Knockでやりとりをする全てのメッセージ、ビデオ、写真、データなどは、何千ものノードによって分散的に管理されています。

そのため、他のメッセンジャーサービスのように、運営企業によって投稿内容を制限、ブロック、無効化、検閲されることがありません。

また、分散的な管理のおかげで、他のメッセンジャーサービスでたびたび見られる「運営会社のサーバーがハッキングされて個人情報が流出する」といった事象が起こり得ません。

これは、中央管理者が不在であるがゆえの分散型メッセンジャーの強みの1つだと言えます。

完全な匿名性が保たれている

DIVER Knockの利用を開始する際は、氏名やメールアドレス、電話番号などの個人情報の登録が一切不要です。つまり、完全な匿名性が保たれていると言えます。

利用開始後も一切の個人情報が収集されないことから、広告表示やトラッキングも発生せず、快適なサービス体験を提供しています。

すべてのメッセージが暗号化される

DIVER Knockのチャットルームで交わされるメッセージは、すべて暗号化した上で送受信されます。

メッセージの外部流出や盗聴などの心配もなく、安心して利用できます。

DIVER Walletの準備

ここからは、DIVER Knockの利用時に必要となる「DIVER Wallet」を作成します。

DIVER Walletは、web3プロジェクト「DIVER」の公式ウォレットです。DIVER Walletを接続することで、初めてDIVER Knockは利用可能になります。

なお、すでにDIVER Walletを保有している方は、新規にウォレットを作成する必要はありません。その場合、既存のウォレットをDIVER Knockに接続することで利用可能になります。

ここでは「新規ウォレットを作成する場合」と「既存ウォレットをインポートする場合」の2つに分けて、ウォレットの準備方法を解説します。

新規ウォレットを作成する場合

まずは、新しくDIVER Walletを作成する手順を解説します。

ここでは、iOS版のDIVER Walletを作成する手順を解説しますが、Android版の場合も大まかな流れは変わりません。

<手順1−1>AppStoreの検索欄に「DIVER Knock」と入力して検索します。

「入手」ボタンをタップし、DIVER Knockをインストールします。

インストールが完了したら「開く」をタップしてDIVER Knockを開きます。

<手順1−2>使用言語を選択します。

<手順1−3>「新しいウォレットを作成する」をタップします。

<手順1−4>リカバリーフレーズに関する注意事項が表示されます。

リカバリーフレーズとは、自身のDIVER Walletを他のデバイスで復元するために必要な12個の英単語です。

リカバリーフレーズを第三者に知られた場合、自身のDIVER Walletが勝手に復元され、ウォレット内のすべての資産を盗み取られる危険性があります。

第三者がリカバリーフレーズの入力を促そうとする指示は、100%詐欺だと考えて差し支えありません。

ご自身の資産を守るために、リカバリーフレーズは絶対に他人に教えないようにしましょう。

リカバリーフレーズに関する注意事項を確認したら、3つのチェックボックスすべてにチェックを入れ、「次へ」をタップします。

<手順1−5>12個の英単語で構成されるリカバリーフレーズが表示されます。以下の画面では、最初の3つの単語以外は隠しています。

表示されている12個の単語を、表示されている順番通りに紙に書き留めるなどして保管しましょう。

なお、スマートフォンやパソコンでスクリーンショットを撮って保管するのは避けるようにしてください。

スクリーンショットの画像はクラウドシステムなどによってインターネット上に保管されるため、データが流出する可能性が無いとは言い切れないためです。

リカバリーフレーズをすべて書き留め、チェックボックスにチェックを入れたら「次へ」をタップします。

以下の画面が表示されたら、新規DIVER Walletの作成およびDIVER Knockの使用準備は完了です。

既存ウォレットをインポートする場合

次に、既存のDIVER Walletをインポートする手順を解説します。

<手順2−1>AppStoreの検索欄に「DIVER Knock」と入力して検索します。

「入手」ボタンをタップし、DIVER Knockをインストールします。

インストールが完了したら「開く」をタップしてDIVER Knockを開きます。

<手順2−2>使用言語を選択します。

<手順2−3>「ウォレットをインポートする」をタップします。

<手順2−4>DIVER Knockに接続したいDIVER Walletのリカバリーフレーズを入力します。

英単語を1文字ずつ入力する必要があるため、入力ミスをしないように注意しましょう。なお、英単語同士の間には半角スペースを入力します。

12個の英単語をすべて入力できたら「ウォレットをインポートする」をタップします。

以下の画面が表示されたら、既存のDIVER WalletのインポートおよびDIVER Knockの使用準備は完了です。

DIVER Knockの使い方

ここからは、DIVER Knockで利用できる様々な機能について、その使い方の手順を解説します。

プロフィールを変更する

DIVER Knockでは、ユーザー名とプロフィール画像を自由に変更できます。

<手順3−1>まずはユーザー名を変更します。以下の画面で「設定」をタップします。

<手順3−2>ユーザー名の右にあるアイコン(赤枠の部分)をタップします。

なお、以下の画面では事前に「テスト0」というユーザー名に変更してあります。実際にDIVER Knockを初めて利用する際は、アルファベットの大文字・小文字がランダムに並んだユーザー名がつけられています。

<手順3−3>新しいユーザー名を入力し、「確認」をタップすればユーザー名の変更は完了です。

<手順3−4>次にプロフィール画像を変更します。以下の画面で、プロフィール画像の右下にあるアイコン(赤枠の部分)をタップします。

<手順3−5>以下の画面が表示されるので、プロフィール画像を新たに撮影したい場合は「カメラを起動」を、スマホに保存済みの画像からプロフィール画像を選択したい場合は「プロフィールアイコンを選択」をタップして、新しいプロフィール画像を設定します。

友だちを招待する

DIVER Knockでは、メッセージをやりとりする友だちを招待する方法として主に以下の3つがあります。

  • 連絡先アドレス(ウォレットアドレス)で招待する
  • URLリンクで招待する
  • QRコードで招待する

連絡先アドレスで招待する

連絡先アドレス(DIVER Walletのウォレットアドレス)で招待する手順は以下の通りです。

<手順4−1>以下の画面で「ホーム」をタップします。

<手順4−2>「友だちを招待」をタップします。

<手順4−3>以下の画面が表示されるので「連絡先アドレス」をタップします。

<手順4−4>以下の赤枠内に友だちのウォレットアドレスを入力し、「確認」をタップすれば招待が完了します。

URLリンクで招待する

URLで招待する手順は以下の通りです。

<手順5−1>手順4−3で開いた画面で「URLリンク」をタップします。

<手順5−2>以下の画面(iPhoneの場合)が表示されるので、送信手段を選択して友だちにURLリンクを送ります。

<手順5−3>以下は招待を受けた友だち側の画面です。友だちが「追加」をタップすれば、招待が完了します。

QRコードで招待する

QRコードで招待する手順は以下の通りです。

<手順6−1>手順4−3で開いた画面で「マイQRコード」をタップします。また、招待したい友だちには「QRコード」をタップしてもらいます。

<手順6−2>「マイQRコード」をタップすると以下の画面が開くので、「QRコード」をタップした友だちに読み取ってもらうことで招待が完了します。

なお、自分が「QRコード」をタップし、友だちの「マイQRコード」を読み取って招待してもらうことも可能です。

友だちにメッセージを送信する

友だちにメッセージを送る手順は以下の通りです。

<手順7−1>メッセージを送信したい友だちの名前をタップします。

<手順7−2>以下の画面で「トーク」をタップします。

<手順7−3>友だちと1対1のトーク画面が表示されます。以下の画面下部にメッセージを入力し、赤枠内のアイコンをタップすることでメッセージが送信されます。

<手順7−4>相手がメッセージの内容を確認すると、以下のように送信したメッセージの左に2つのチェックマークが表示されます。これで、メッセージが相手に届いたことが確認できます。

<手順7−5>送信済みメッセージを長押しすると以下の画面が表示されます。この画面からメッセージの内容のコピー、または送信済みメッセージの取り消しを行うことができます。

音声メッセージを送信する

友だちに音声メッセージを送る手順は以下の通りです。

<手順8−1>トーク画面下部のマイクのアイコンをタップします。

<手順8−2>メッセージの入力欄が以下のように変わります。マイクのアイコンをタップして、音声メッセージの録音を開始します。なお、手順8−1でマイクのアイコンをタップすると自動的に録音が始まる場合があります。その場合は一度音声を消去して、改めて手順8−2に従って録音をすることをおすすめします。

<手順8−3>一時停止のアイコンをタップして録音を終了し、さらに画面右下のアイコンをタップして音声メッセージを送信します。送信された音声メッセージは、以下の画面上部の赤枠内のように表示されます。

各種データを送信する

DIVER Knockでは、テキストや音声以外にも様々なデータを以下の手順で送信することができます。

<手順9−1>トーク画面下部の「+」のアイコンをタップします。

<手順9−2>画像、動画、音楽、File(PDFなど)の中から送りたいデータの種類のアイコンをタップすると、スマホに保存されている各データが表示されます。その後、相手に送りたいデータをタップすると送信されます。

なお、なんらかのデータをタップした瞬間に送信処理が始まるため、送りたいデータ以外をタップしないように、操作ミスには十分注意してください。

グループを作成する

DIVER Knockでは複数名のユーザーでグループを作り、グループ内でメッセージのやりとりをすることができます。

なお、グループは自分も含めて「3名以上」のメンバーがいないと作れない点に注意してください。

ここでは、グループの作り方について解説します。

<手順10−1>画面下部中央の「トーク」のアイコンをタップして以下の画面を表示します。次に、画面右上の赤枠で囲んだアイコンをタップします。

<手順10−2>グループに追加するメンバーのチェックマークをタップし、画面右上の「次へ」をタップします。

なお、2024年2月時点では、一度作成したグループに後からメンバーを追加することはできない仕様になっています。グループを作成する際は、参加メンバーの選定に漏れがないように十分注意してください。

<手順10−3>「グループ名」と書かれている箇所をタップします。

<手順10−4>グループ名を入力して「確認」をタップします。

<手順10−5>グループ名が正しく入力されていることを確認したら、画面右上の「作成する」をタップします。

<手順10−6>以下の画面が表示されたら、グループの作成は完了です。グループ名の右側に参加メンバー数が表示されているので、確認しておきましょう。

グループにメッセージを送信する

グループに対してメッセージを送る手順は以下の通りです。

<手順11−1>グループのトーク画面下部にメッセージを入力し、赤枠内のアイコンをタップすることでメッセージが送信されます。

<手順11−2>グループ内の誰か1人がメッセージの内容を確認すると、以下のように送信したメッセージの左に2つのチェックマークが表示されます。また、メッセージを確認したメンバーの数も表示されます。

<手順11−3>送信済みメッセージを長押しすると以下の画面が表示されます。この画面からメッセージの内容のコピー、または送信済みメッセージの取り消しを行うことができます。

なお、友だちとの1対1のやりとりと同様に、グループ内でも音声メッセージ(手順8−1)や各種データ(手順9−1)の送信ができます。

グループから退出する

グループから退出する手順は以下の通りです。なお、以下の手順で退出したあとも、グループ自体は残り続けます。

<手順12−1>グループのトーク画面の右上にあるアイコンをタップします。

<手順12−2>以下の画面で「退出」をタップすると退出処理が完了します。なお、確認画面などを挟むことなく退出処理が完了してしまう点には注意してください。

<手順12−3>退出が完了すると以下の画面に戻ります。退出したグループの名前が表示されていないことが確認できます。

グループを削除する

グループを削除する手順は以下の通りです。

なお、グループを削除した場合、自分以外のグループ参加メンバーも強制的にグループから退出することになります。グループを削除する際は慎重に処理を行ってください。

<手順13−1>グループのトーク画面の右上にあるアイコンをタップします。

<手順13−2>「グループを削除」をタップします。この時点では、まだグループの削除は行われません。

<手順13−3>以下の確認画面で「削除」をタップすると、グループの削除が完了します。削除したグループは復元できないため、削除をする際は慎重に行ってください。

<手順13−4>削除が完了すると以下の画面に戻ります。削除したグループの名前が表示されていないことが確認できます。

完全匿名による安心・安全なメッセンジャー

本記事では、完全匿名の分散型メッセンジャーであるDIVER Knockについて、その特徴や使い方を解説しました。

SNSやメッセンジャーアプリは、今や現代人の生活と切り離せない存在になっています。しかしその裏側には、運営企業の中央集権的な管理システムゆえに、個人情報の漏洩や悪用のリスクが常につきまとっています。

一方、DIVER Knockは個人情報の登録を一切必要とせず、完全に匿名の状態で利用できます。

興味が湧いた方は、ぜひスマートフォンでDIVER Knockのアプリをダウンロードし、家族や友人、職場の仲間とご一緒に利用してみてください。

Sparrow

Sparrow

フリーランスのWebライター。ブロックチェーンの非中央集権的な世界観に惚れ込み、暗号資産・NFT・メタバースなどのWeb3領域に絞って記事を執筆。自らの暗号資産投資やNFT売買の経験をもとに、難しいと思われがちなブロックチェーンについて、初心者にもわかりやすい記事を書くことを心がけています。好きなNFTクリエイターは「おにぎりまん」氏。
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