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お酒専門のNFTマーケットプレイス「Blockbar」の特徴や仕組み、使い方などを徹底解説

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2021年からNFTの大きなブームが発生して以降、様々なNFTマーケットプレイスがリリースされてきました。

そんな中、非常に特徴的な運営を行っているのが、お酒のNFTを専門に取り扱うBlockbar(ブロックバー)というマーケットプレイスです。

この記事では、Blockbarの特徴・仕組みといった基本情報や、実際にNFTを購入するまでの手順などを徹底解説していきます。

また、事前に知っておきたいBlockbarの注意点・リスクについてもご紹介していくので、気になる方はぜひ最後までチェックしてみてください。

この記事の構成

Blockbar(ブロックバー)とは?4つの特徴を徹底解説

まずは、BlockbarとはどのようなNFTマーケットプレイスなのか?という基本情報をご紹介していきます。

以下の4つの特徴に沿って、詳しく解説していきます。

  • ウイスキーなどお酒のNFTを専門に取り扱うマーケットプレイス
  • 世界的に有名な酒ブランドと直接提携して運営を行っている
  • 2022年のLVMHイノベーションアワードにノミネートされている
  • 暗号資産だけでなくクレジットカードでもNFTを購入できる

ウイスキーなどお酒のNFTを専門に取り扱うマーケットプレイス

Blockbarは、ウイスキーやワイン、テキーラといったお酒のNFTを専門に取り扱うマーケットプレイスです。

販売しているNFTは実物のボトルと同じデザインとなっており、NFTと本物のお酒が紐づいた形で管理されています。

つまり、NFTを所有することで、実質的には本物のボトルを所有していることになるため、ユーザーが希望すればNFTとボトルを1:1で交換することもできます。

また、Blockbarはイーサリアムブロックチェーン上で開発されているNFTマーケットプレイスであるため、自分のNFTの所有権をイーサリアム上で証明することが可能です。

世界的に有名な酒ブランドと直接提携して運営を行っている

Blockbarの特徴として、世界的に有名なお酒のブランドと直接提携し、運営を行っていることも挙げられます。

実際、Blockbarではスコッチウイスキーのブランドとして有名なJohnnie Walkerや、高級ブランデーとして名高いHennessyなどのNFTを取り扱っています。

中にはウイスキー樽単位のNFTも販売されているなど、ブランドと直接提携しているからこその商品ラインナップと言えるでしょう。

また、Blockbarはウイスキーやブランデーなどの洋酒を取り扱いしているマーケットプレイスですが、日本国内でも日本酒とNFTを組み合わせたプロジェクトが登場してきています。

日本国内の事例についても把握しておきたい方は、NFTアートと紐付いた日本酒「雷鳥」とは?特徴から購入方法までを解説の記事もあわせてチェックしてみてください。

2022年のLVMHイノベーションアワードにノミネートされている

Blockbarは、2022年に開催されたLVMHイノベーションアワードの最終選考にノミネートされました。

LVMHとは、LOUIS VUITTONやDior、BVLGARI、Hennessyなどの世界的な企業が集まった、フランスのパリを本拠地としているコングロマリット(複合企業体)です。

このLVMHが開催するイノベーションアワードは、起業から5年以内のスタートアップ企業を対象に支援を行う一大イベントとなっており、最終選考に残るためには革新的なアイデアや、創造性が求められます。

こういった巨大イベントの最終選考にノミネートされることからわかるように、Blockbarは世界的にも大きな注目を集めているマーケットプレイスだと言えるでしょう。

暗号資産だけでなくクレジットカードでもNFTを購入できる

Blockbarの最後の特徴として、暗号資産だけでなくクレジットカードでNFTを購入できることが挙げられます。

最近でこそ暗号資産やNFTを取引するユーザーも増加していますが、まだまだ世界的にブロックチェーンが広く受け入れられているとは決して言えません。

特に、暗号資産に触れたことがない人にとって、「イーサリアム(ETH)を購入してMetaMaskに送金する」といった手続きは、NFTを取引するためのハードルを上げていると言えるでしょう。

しかし、BlockbarではネットショッピングのようにクレジットカードでNFTの取引ができるため、多くのユーザーにリーチできる可能性があります。

Blockbar(ブロックバー)が取り扱うNFTの仕組み

次に、Blockbarが取り扱いしているNFTの仕組みについてご紹介していきます。

BlockbarでNFTを購入する際には必須の知識となるので、詳しく確認していきましょう。

  • NFTと実物のお酒が紐づいて管理されている
  • NFTの保有者は実物のお酒と1:1で交換することができる
  • 本物のお酒と交換せずにマーケットプレイスで転売することができる
  • 他のユーザーにNFTをプレゼントすることができる

NFTと実物のお酒が紐づいて管理されている

先ほどもご紹介しましたが、Blockbarで販売されているNFTは実物のお酒と紐づいた管理が行われています。

つまり、ユーザーとしてはBlockbarで購入したNFTと、全く同じブランドのお酒を所有しているという形になります。

しかし、後にも詳しく解説していますが、厳密には「NFTの所有=ボトルの所有」というわけではなく、ボトルの所有権に相当するものという扱いになっている点は理解しておいてください。

NFTの保有者は実物のお酒と1:1で交換することができる

BlockbarのNFTを所有している方は、NFTと実物のお酒を1:1で交換することができます。

通常のNFTはあくまでデジタル上のデータでしかないことが多いのですが、本物のボトルと交換できる点はBlockbarの特徴的なサービスと言えるでしょう。

お酒のボトルはシンガポールにある倉庫で管理されており、そこから自分が住む住所に発送してくれます。

また、ボトルを交換したタイミングで保有していたNFTが焼却(Burn)され、ウォレットから消失する仕組みとなっています。

非常に便利な仕組みではありますが、ボトルを発送してもらう際に送料と関税が別途発生するので、その点は事前に把握しておいてください。

本物のお酒と交換せずにマーケットプレイスで転売することができる

Blockbarでは、NFTとボトルを交換できるだけでなく、マーケットプレイスで他のユーザーに転売することも可能です。

つまり、NFTを取引するだけでウイスキー投資などを手軽に行うことができるでしょう。

前述の通り、ボトルはBlockbarが適切に管理してくれるため、お酒への投資をする上でネックポイントだった品質管理の手間を省くことができます。

また、デメリットの一つとして考えられる「買い手が見つからない」という流動性の低さという問題点も、Blockbarというマーケットプレイスがあることである程度解消できるでしょう。

このように、Blockbarはウイスキー投資などを行っている方にも、非常に有用なプラットフォームと言えるのではないでしょうか?

他のユーザーにNFTをプレゼントすることができる

BlockbarのNFTは、自分で消費する以外だけでなく、他のユーザーにプレゼントすることもできます。

例えば、海外に住んでいる友人にお酒をプレゼントする際、実物ではなくBlockbarのNFTを送ることで、輸送コストの削減や配送中のトラブルを防ぐことが可能です。

また、プレゼントを送る方法もサイト内で専用のリンクを生成し、受け取る側のユーザーがクリックするだけで完結するため、手軽に利用することができるでしょう。

Blockbar(ブロックバー)の登録方法〜NFT購入までの手順

ここでは、Blockbarの登録方法〜NFTを購入するまでの手順を詳しくご紹介していきます。

サイトの使い方に少しでも不安がある方は、以下の6つの手順に沿って確認していきましょう。

  • 暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入し、MetaMaskに送金する
  • Blockbar公式サイトにアクセスし、各種情報を入力する
  • Blockbar公式サイトとMetaMaskを接続する
  • プロフィールの設定・メールアドレスの認証を行う
  • マーケットプレイスに移動し、購入したいNFTを検索する
  • 画面に沿ってNFTの購入手続きを進める

暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入し、MetaMaskに送金する

BlockbarでNFTを購入するためには、事前に購入原資となるイーサリアム(ETH)を準備しなければなりません。

そのためにも、まずは暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)の購入手続きを進めてください。

イーサリアム(ETH)を取引できたら、次に暗号資産ウォレットのMetaMaskに送金していきます。

MetaMaskを起動させ、画面上部が「イーサリアムメインネット」になっていることを確認したら、赤枠の箇所をクリックしてアドレスをコピーします。

再度取引所の管理画面を表示させ、コピーしたアドレスにイーサリアム(ETH)を送金していきましょう。

なお、MetaMaskの使い方をもう少し詳しく知りたい方は、初心者でもMetaMaskが使えるようになる。設定から送金方法までわかりやすく解説。の記事を参考にしてみてください。

Blockbar公式サイトにアクセスし、各種情報を入力する

イーサリアム(ETH)をMetaMaskに送金できたら、次にBlockbar公式サイトにアクセスします。

アクセスすると年齢に関する注意事項が表示されるので、問題なければ「YES, I AM」と書かれたボタンをクリックしてください。

次に、赤枠で示した画面右上にある「Sign up」を選択します。

「暗号資産ウォレット」「Googleアカウント」「Appleアカウント」のいずれかで登録ができるので、自分が希望する方法で登録しましょう。

また、個別に「メールアドレス」「パスワード」を設定して登録することも可能です。

今回は例として、MetaMaskで登録する方法をご紹介していきます。

Blockbar公式サイトとMetaMaskを接続する

画面が切り替わり、接続できるウォレットが一覧で表示されます。ここでは「MetaMask」をクリックします。

クリックすると自動的にMetaMaskが起動するので、「次へ」をクリックしてください。

次に「接続」を選択します。

最後に「署名」をクリックすれば、BlockbarとMetaMaskの接続は完了です。

プロフィールの設定・メールアドレスの認証を行う

MetaMaskとの接続ができたら、「氏名」「誕生日」「国籍」などのプロフィールを設定していきます。

各種項目を入力できたら、矢印で示した「SUBMIT」を選択してください。

次に、アカウントにメールアドレスを追加していきます。メールアドレスを追加しないとNFTを購入することができないので、この機会に必ず設定しておきましょう。

まずは、トップページに表示されている「Add an email」をクリックしてください。

画面が切り替わるので、赤枠の欄に登録したいメールアドレスを入力して「Save」を選択します。

入力したメールアドレスに6桁の認証コードが届くので、赤枠の箇所に正確に入力しましょう。

ここまでの手続きが完了したら、BlockbarでNFTを購入できるようになります。

マーケットプレイスに移動し、購入したいNFTを検索する

NFTを購入するためには、サイト内のマーケットプレイスに移動する必要があります。まずは、画面上部にある「MARKETPLACE」をクリックしてください。

マーケットプレイスに移動すると、上記のように販売されているNFTが一覧で表示されます。

画面の左側にある「Filters」の箇所では、「ブランド」「価格」「お酒の種類」などでNFTをソートできるので、いろいろな条件でNFTを検索してみてください。

画面に沿ってNFTの購入手続きを進める

購入したいNFTが決まったら、該当するNFTの「Buy Now」を選択します。

最後に、利用する決済手段を選択し、購入手続きを完了させます。

ウォレットにあるイーサリアム(ETH)での決済だけでなく、クレジットカードで購入することもできるので、自分の希望する決済手段を選択してください。

「PROVIDE ACCESS」をクリックし、画面に沿って手続きを進めればNFTを購入することができます。

事前に知っておきたいBlockbar(ブロックバー)の注意点・リスク

記事の最後に、Blockbarを利用する際の注意点・リスクをご紹介していきます。

事前に知っておくべき注意点のみピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。

  • NFTの販売には10%の手数料が設定されている
  • ボトルの発送に対応していない国・地域が存在する
  • 厳密には「NFTの所有=実物のお酒の所有」というわけではない
  • 保有しているNFTが削除されてしまうケースがある

NFTの販売には10%の手数料が設定されている

Blockbarを利用する際の注意点として、NFTを販売する際に10%の手数料が発生することが挙げられます。

業界最大手のOpenSeaでは、販売価格に対して2.5%の手数料しか発生しないことを考えると、Blockbarの手数料は比較的高額な部類だと言えるでしょう。

保有しているNFTを転売する際には、あらかじめ手数料分を考慮した販売価格を設定することをおすすめします。

ボトルの発送に対応していない国・地域が存在する

Blockbarでは、一部の国・地域へのボトルの発送に対応していません。

2023年1月25日現在、Blockbarは世界93の国・地域に対応していないため、居住している国によってはボトルを発送してもらえない可能性があるでしょう。

ただし、日本は発送対応国に含まれているため、その点は安心して利用することができます。

詳しくは、Blockbar公式サイトの発送情報ページをチェックするようにしてください。

厳密には「NFTの所有=実物のお酒の所有」というわけではない

本物のお酒と1:1で交換できるBlockbarのNFTですが、厳密には本物のお酒の所有権を保証しているものではありません。

NFTはあくまで「実物のお酒と交換できるもの」という扱いになっているため、実際にNFTとボトルを交換しない限り、ユーザーに所有権は移転しないと考えておいた方がよいでしょう。

しかし、実質的には「NFTの所有権=お酒の所有権に相当するもの」であるため、過度な心配をする必要はありません。

ただし、もしBlockbarの運営企業が倒産してしまった場合などには、ユーザー側でお酒の所有権を主張できない可能性は考えておくべきです。

保有しているNFTが削除されてしまうケースがある

Blockbarの最後の注意点として、場合によっては保有しているNFTが削除されてしまうというリスクがあります。

NFTが削除されるケースはいくつかありますが、ユーザー側で最も注意したいのはウォレットを5年間動かさないことが挙げられるでしょう。

先ほどもご紹介した通り、BlockbarではNFTに紐づいた実物のお酒をシンガポールの倉庫で保管しているため、年間を通して多くの管理費用が発生していると考えられます。

そのため、運営側としても管理費用を永久に払い続けることを防ぐため、5年間ウォレットを動かしていないユーザーに対しては、ユーザーがNFTを保有していたとしても、当該NFTをオークションにかけて売却できるという規約を設けています。

「自分のNFTが他人に操作されてしまう」という点は、NFTやブロックチェーンの根本に反するようにも思えますが、運営の立場を考えるとある意味仕方ないようにも思えます。

2023年1月25日時点では、NFTが削除されたケースはありませんが、こういった規約があることは念のため把握しておきましょう。

詳しくは、BlockbarのQ&Aページで解説されているので、気になる方は事前にチェックしておくようにしてください。

Blockbar(ブロックバー)の特徴や仕組み・使い方まとめ

今回は、ウイスキーなどお酒専門のNFTマーケットプレイスであるBlockbar(ブロックバー)について解説してきました。

ご紹介したように、Blockbarで取り扱うNFTは実物のお酒と紐づいて管理されているため、NFTとお酒を交換することが可能です。

また、実物はシンガポールの倉庫で適切に管理してくれているため、手軽にウイスキー投資などに取り組むこともできるでしょう。

しかし、厳密には「NFTの所有=お酒の所有」ではないといった注意点も存在しているため、ネガティブな面も把握した上で利用することをおすすめします。

GM

gm

2017年から仮想通貨投資を開始し、2020年から本格的にweb3.0の世界に参入。現在はフリーランスとして暗号資産やブロックチェーン、NFT、DAOなどweb3.0に関する記事を執筆。NFT HACKでは「初心者にもわかりやすく」をモットーに、読者の方々に有益となる記事の作成を行なっている。
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